ナマズ目イクタルルス科イクタルルス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
チャネルキャットフィッシュ 指定種以外の全種類 アメリカオオナマズ

ナマズ目イクタルルス科アメイウルス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません 全種類 販売されてるか不明

ナマズの仲間では、アメリカ原産の「アメリカオオナマズ」のみが指定されました。
イクタルルス属には9種類居ますが、他は輸入歴が確認できなかった為、「アメリカオオナマズ」以外は未指定種となったようです。
「アメリカオオナマズ」は、アニメの「トムソーヤの冒険」でトムがナマズ釣りに行くシーンに登場するナマズです。
昔から、ミシシッピ川流域では、よく食べられてた淡水魚のようですね。
アメイウルス属には7種類居ます。
現地ではブルーブルヘッド等と言う名前で、殆どが○○ブルヘッドと言う感じです。
しかし、日本での輸入歴が確認出来なかったようなので、北米産のナマズであるので、属すべてが未判定種になりました。

もし業者が未判定種を輸入するには、環境大臣の許可が必要で、種類名判定書が必要になります。
この魚は、間違いなくこの魚ですと言う名札ですね。

しかし、この法律って、国内で繁殖例や帰化例が無かったり、輸入例が確認出来ないのに判定種になってる。
変な選定が多い法律です。




パイク目パイク科エソックス(パイク)属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
ノーザンパイク 判定2種以外の、エソックス属全種 ノーザンパイク
キタカワカマス
マスキーパイク マスキーパイク
マスケランジ
オオカワカマス

アクアショップで見掛けるのは、主にノーザンパイクです。
しかし、エソックス属の魚は冷水魚。
棲息水温は、平均10度程度らしいので、逆に日本の水温は高いので適さないそうです。
日本で間違ってノーザンパイクとして売られてる種類で、ピッケレルと言う種類が居ます。
ノーザンパイクが1メートル以上に成長するのに対して、ピッケレルは40センチ程度。

マスキーパイクは、最大種で2メートルを超えるとも言われてます。
日本にも放流しようとする動きがありましたが、水温の問題や生態系の破壊を懸念されて実現はしなかったそうです。
このマスキーパイクとノーザンパイクを掛け合わせた品種が「タイガーパイク」です。
タイガーパイクは、観賞用として流通してます。

北極圏やカナダでは、ゲームフィッシングの対象魚で人気が高いです。
この釣り目的をで放流を狙ったアホな日本人が居たのには、正直残念な思いです。
水温が高すぎる為に、成長出来ないのでボツになったとか・・・
怖い話しだわな。




カダヤシ目カダヤシ科ガンプシア(カダヤシ)属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
カダヤシ
(G・アフィニス)
ホルブロッキ(イースタン・ガンプシア)
(G・ホルブロッキィ)
カダヤシ
タップミノー
アメリカ・メダカ

昔から、蚊の幼虫駆除の為に持ち込まれたメダカです。
カダヤシは漢字で書くと、蚊絶やしと書きます。
カダヤシは、胎生メダカと言って卵じゃなく子供を産む魚。
同じ種の仲間では、グッピーが有名ですよね。
色々文献を調べたのですが、未判定種のホルブロッキは移入されたのかも帰化してるのかも分かりませんでした。
ガンプシア属は、数十種類が確認されてるのですが、大半が絶滅してるのか写真さへ見付かりませんでした。
その中で、ホルブロッキは写真もあるので、混同して移入されてる可能性もあります。
その為に、未判定種にされてと推測します。




スズキ亜目サンフィッシュ科レポミス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
ブルーギル ブルーギル
パンプキンシード パンプキンシード
レッドブレスト・サンフィッシュ レッドブレストサンフィッシュ
ワーマウス ワーマウス
ゴーグルアイ

グリーン・サンフィッシュ グリーン・サンフィッシュ
ダラー・サンフィッシュ ダラー・サンフィッシュ
オレンジスポッテッド・サンフィッシュ オレンジスポット・サンフィッシュ
他4種類 販売してるか認出来ませんでした

ブルーギルは、もう有名ですよね。
元々は、皇居のお堀に昭和天皇が放流されたのが発端とされてます。
全国の湖沼に、ルアー釣り目的に拡大。
エッグイーターと言う特殊な食性を持ってます。
簡単に言うと、他の魚の産卵した卵が大好物なんです。
学者の一部では、ブラックバス以上に害魚と判断する人も居ます。
日本の固有種が激減した原因には、この食卵被害を示す方も居ます。
霞ヶ浦では、網を仕掛けても、捕れる魚の殆どはブルーギルだそうです。
やはり問題ですよね。

他の未判定種に関しては、放流による発見は未確認のようです。
しかし、今現在も鑑賞目的で、アクアショップで見掛ける事があります。
特に、パンプキンシードとレッドブレストは色が綺麗なので、観賞魚として人気があります。


スズキ亜目サンフィッシュ科ミクロプテルス属

判定種 未判定種 一般名(市販名)
ラージマウスバス ブラックバス
オオクチバス
スモールマウスバス スモールマウスバス
コクチバス
フロリダバス フロリダバス
スポッテッドバス スポテッドバス
ノーザン・スポットバス
他7種類 日本へ輸入販売してない

ルアー釣りやスポーツフィッシングで有名となった、外来魚です。
この法律を作るきっかけとなった張本人が、ブラックバスです。
魚を知らない、釣りをしない人でも、ブラックバスの名前は知ってると思います。
昔から言われてるのは、某有名釣り具チェーン店が、全国に放流をしたと噂されてます。
国内の湖沼の生態系を崩した張本人と言われ、淡水魚漁師からは害魚と言われ続けてます。
しかし、ブラックバスよりブルーギルの方が悪いと言う説がありますが、どっちもどっちじゃないかと。
北アメリカ原産のブラックバスは、大きく分けて3つのグループに分けられます。
ラージマウスやフロリダバスが居るグループ。
スポッテッドバスのグループ。
そして、スモールマウスバスのグループ。
一番種類が居るのは、スモールマウスバスです。
帰化させた事は、良い事では無いけど、無知で楽しければ良いと言う釣り業界や釣り人が問題でもあります。
マナーやモラルがあれば、ここまで拡大被害は起こらなかったはずです。
楽しければ良いと言う考えは、これからの釣り人に考えて貰いたいですね。


スズキ亜目サンフィッシュ科ポモクシス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません クラッピー クラッピー
ブラッククラッピー
ホワイトクラッピー

クラッピーは、バス釣りの外道として有名です。
色がグリーン地にスポット模様のブラッククラッピーが有名です。
ホワイトクラッピーは、シルバー地に黒の縞模様。
しかし、日本でクラッピーはブラッククラッピーのようです。
それと、それほど日本に生息地を拡大してないようで、一部の湖沼のみに帰化してるようです。
釣りのターゲットとして人気が無いのが、拡大地域を広げなかった理由のようです。


スズキ亜目サンフィッシュ科アルコプリテス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません サクラメントパーチ サクラメントパーチ

詳細は殆ど分かりません。
湖沼へ放流し帰化してる例も報告無いようです。
鑑賞目的で、ごく少数が流通してるようですが、実績も不明です。
このことから、日本への輸入は皆無に等しかったのではないかと思います。


スズキ亜目サンフィッシュ科ケントラルクス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません フライヤー フライヤー

詳細は殆ど分かりません。
北アメリカでは、比較的メジャーなようです。
湖沼への放流や帰化の報告は無いようです。
鑑賞目的で、ごく少数が流通した可能性はあるのですが、確認出来ませんでした。


スズキ亜目サンフィッシュ科アカンタルクス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません マッドサンフィッシュ 販売確認出来ませんでした

詳細不明。
日本へは一度も輸入されてないと思います。


スズキ亜目サンフィッシュ科アムブロプリテス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません ロックバス
他3種類
販売確認出来ませんでした

アメリカでは、バス釣りの外道として邪魔者扱いのようです。
しかし、日本では情報を得る事は出来ませんでした。
輸入販売も放流例も無いようです。


スズキ亜目サンフィッシュ科エンネアカントゥス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません ブルースポッテッド・サンフィッシュ ブルースポットサンフィッシュ
ブラックバンデット・サンフィッシュ ブラックバンドサンフィッシュ
バンデッド・サンフィッシュ 販売実績不明

一部ショップで販売リストに載ってるのを確認しました。
と言う事は、最近までごく少数ですが、流通してたと言う事です。
10センチ弱なので、釣り目的では無く観賞用として輸入されてますから、放流歴は無いと考えます。
しかし、飼い込めば異例な魚になりそうです。




スズキ亜目エラッソマ科エラッソマ属

ピグミーサンフィッシュは、ンフィッシュの亜科とされる事があるので、記載しました。
亜科とは、サンフィッシュに近い仲間と言う事です。
記載しましたが、特定外来生物に指定されてませんし、未判定種や二次指定にもなってません
誤解しないで下さい。

英名 一般名(販売名)
エバーグレイズ・ピグミーサンフィッシュ エバーグレイスピグミーサンフィッシュ
ピグミーサンフィッシュ
エラッソマ・エバーグレディ
バンディッド・ピグミーサンフィッシュ バンデットピグミーサンフィッシュ
エラッソマ・ゾナータス
オカフェノキー・ピグミーサンフィッシュ オケノフェキーピグミーサンフィッシュ
カロライナ・ピグミーサンフィッシュ 準絶滅危惧種(生息数が減っている)
ブルーバード・ピグミーサンフィッシュ 販売実績不明
エラッソマ・アラバマエ 詳しいデータ無し

観賞魚としては、人気があります。
繁殖も比較的簡単に出来るのも、人気の一つでしょう。
しかし、北米産ですから放流すれば、当然自然繁殖し帰化する恐れがあります。
安易な繁殖は、要注意です。
一部の種類は、アメリカ本国でも生息数が激減してますので、保護対象になってます。
これにより、オケノフェリーはヨーロッパ経由で日本に輸入されてます。
今後、扱い方次第では、二次指定されたりする事も懸念されてます。
分かり易く言えば、アメリカ産で帰化する可能性があると判断される。
そうなれば、特定種とするかを議論されてしまいます。
飼育してる人も、販売する人も細心の注意が必要ですね。




スズキ亜目アカメ科アカメ亜科アカメ属

日本固有種

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません 居ません アカメ

バラマンディ種

判定種 未判定種 未輸入種(学名) 販売確認種 棲息地域
居ません 居ません バラマンディ
オーストレリアンパーチ
南日本・アジア・オセアニア
ナイルパーチ アフリカ全域
ラテス・マクロフタルムス アフリカ、アルバート湖固有種
ラテス・ロンギスピニス アフリカ、ルドルフ湖固有種
クイーンナイルパーチ
グレートタンガニイカパーチ
アフリカ、タンガニイカ湖
ラテス・アングスティフロンス タンガニイカ湖
ラテス・マリアエ タンガニイカ湖
ラテス・スタッペルシイ タンガニイカ湖

アカメ属は、対象から外されてます。
しかし、非常に微妙な立場にある品種である事を忘れないで下さい。
アカメとバラマンディは同じ魚と言う説と違うと言う説があります。
しかし、最近になってアカメにはジャポニカと言う学名を頂きました。
これは、別種で日本固有種と判断された事を意味します。
固有種とは日本にしか居ない種類と言う意味です。
鑑賞目的でアクアショップで見掛けるのは、ナイルパーチとクイーンナイルパーチの2種ですね。
固有種のアカメは、四万十川産が有名ですが、国の天然記念物に指定されてます。
その為にお店で見掛ける事は滅多にありません。
しかし、別の生息域のアカメは見掛ける事があります。
ショップでは、四万十川産とか○○川産とか産地表示で売られてます。
昔では、マンガの「釣りキチ三平」で四万十のアカメ釣りを描かれてたのを覚えてます。
バラマンディに関しては、スポーツフィッシングの対象魚で、海外に特にオーストラリアなどのオセアニア諸国へのツアーがあるくらい人気があるそうです。
バラマンディとは神の魚と言う意味もあるそうです。
確かに、釣り番組でルアー釣りで何週にも渡って放送してるのを見掛けます。
日本にも、バラマンディが棲息してるのには驚きました。
バラマンディは、オーストラリアでは保護されて、捕獲は禁止されてるようです。
それとは逆に、アフリカ大陸では、パーチの棲息拡大が問題になってます。
食料目的で、移入をした結果、在来種の駆逐が進んでしまったり。
湖固有種のパーチと血が混じってしまったりと、かなり深刻化してるそうです。

判定扱いにはなってませんが、販売には環境大臣の許可と品種名証明書が必要になります。
綺麗な魚だけに、扱い方を間違わずに大切にしたいですね。
ナイルパーチは飼い込むと非常に、綺麗なメタリックシルバーの体色になりカッコイイ魚です。
モラルを持って、飼育をしショップは適正な対応をして貰いたいと思います。


スズキ亜目アカメ科アカメ亜科アカメモドキ属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません 居ません アカメモドキ

アカメモドキは、海水魚です。
アカメが淡水から汽水域の棲息に対して、完全海水が生息域。
体型はそっくりですが、体色が茶色を帯びます。
棲息範囲も広くインド洋大西洋にまで分布してます。
日本での流通は殆ど無く、ショップでも見掛ける事は滅多にありません。
海水魚飼育には魅力がまったくないからでしょう。


スズキ亜目アカメ科アカメ亜科ピュポプテルス属

判定種 未判定種 学名(輸入歴無し)
居ません 居ません ピュポプテルス・マクロプテルス

まったく情報がありません。
分かったのは、西オーストラリアの固有種と言うことだけ。
標本が見れただけで、未知の魚です。
アカメ科と言うことだけで、品種証明書が必要な対象魚になってる事が不思議です。
そもそも、オーストラリアの生き物は商業取引がオーストラリア政府によって禁止されてます。
固有種で本国で生息数も未確認な魚が、ひとくくりで対象になるのは、いい加減な選定をしてる証拠。


スズキ亜目アカメ科アカメ亜科ケントロポムス属

東太平洋産

判定種 未判定種 英名(輸入歴無し)
居ません 居ません アームドスヌーク
ブラックフィンスヌーク
ブラックスヌーク
ユニオンスヌーク
ホワイトスヌーク
イエローフィンスヌーク

西大西洋産

判定種 未判定種 英名(輸入歴無し)
居ません 居ません コモンスヌーク
スヌーク
【新潟市水族館マリンピア日本海で飼育展示
ファットスヌーク
ターポンスヌーク
ソードスパインスヌーク
ギアナンスヌーク
メキシカンスヌーク

日本には輸入されてません。
元々海水から汽水域に棲息してる魚で、アメリカではメジャーなスポーツフィッシングの対象魚のようです。
観賞魚としても輸入されておらず、海水汽水ということで、観賞魚として魅力が無いとされたからでしょう。
日本には、スズキと言う立派なソルトウォーターフィッシングの魚が居る訳ですから。
移入する必要が無い訳ですね。
一部、料理目的で、チルド冷凍などの食料品として輸入されてるようです。
確認出来た情報では、水族館で飼育してるのみです。
テレビでの釣り番組で、ソルトルアーフィッシング紀行では、よくスヌークの名前は聞きます。




スズキ亜目モロネ科モロネ属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
ストライプドバス ストライプドバス
ストライパー
【羽生淡水水族館にて飼育展示】
ホワイトバス 輸入歴確認出来ませんでした
ホワイトパーチ 輸入歴確認出来ませんでした
イエローバス 輸入歴確認出来ませんでした

日本では、一部で放流が確認されてます。
全国の管理釣り場では、ブラックバスなどと一緒に放流されてるのを確認しました。
これも、管理釣り場の経営者が細心の注意をし管理して貰わなければいけません。
大雨での決壊などで、管理釣り場から逃げ出す事は珍しい事ではないですから。
実際釣り上げましたのような写真を掲載してるサイトを確認。
ショップでの販売確認は出来ませんでした。
生きた生体を見たい方は、埼玉県羽生市にあります「羽生淡水水族館」にて見学可能です。
たぶんですが、日本で唯一見れる水族館では無いかと思います。


スズキ亜目モロネ科ディケントラルクス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
ヨーロピアンシーバス 輸入歴確認出来ませんでした
スポッテッドシーバス 輸入歴確認出来ませんでした

輸入歴などは一切確認出来ませんでした。
モロネ科すべてが指定対象になってしまったためと考えられます。
シーバスと言うくらいなので、日本のスズキと生態は同じじゃないかと思います。
こういった、実態調査をしないまま選定するのは、どうなんでしょうね。
実態調査をどこまでしたのか、聞きたい物です。
ストライプドバス以外は、日本に持ち込まれた形跡が無いのですから。




スズキ亜目パーチ科ペルカ属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
ヨーロピアンパーチ ヨーロッパパーチ
ヨーロピアンパーチ
バルハシパーチ 輸入歴確認出来ませんでした
イエローパーチ 輸入歴確認出来ませんでした

鑑賞目的で、ショップでたまに見掛けます。
人気があるかは不明ですが、判定種になった以上飼育者は、手続きが必要になります。
国内では、まだ放流例はありませんが、各国で放流移入の例があり問題視されてます。
その影響で、今後あり得ると言う理由だけで、今回指定を受けました。
可能性を否定はしませんが、やはり水際で食い止めたいと言うのは正しいのかは疑問です。
未判定種に関しては、輸入歴は無いようです。
面白い事を発見しました。
ゲームをする人は知ってると思いますが、ニンテンドーDSで人気の「おいでよ!どうぶつの森」
この中に、イエローパーチが登場するそうです。
釣りをすると、まれに釣れるそうです。
ここのイエローパーチかは分かりませんが、面白い所に登場しますね。


スズキ亜目パーチ科スティゾステディオン属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
パイクパーチ パイクパーチ
ザンダー
シノニム
ヴォルガザンダー 輸入歴確認出来ませんでした
シーザンダー
ウォールアイ
ウォールアイ
北アメリカザンダー
ブルーパイク 輸入歴確認出来ませんでした
ソガー 輸入歴確認出来ませんでした

国内のアクアショップでは、ザンダーの名前で売られてる事が多いですね。
実際見た事はありますが、飼育したいと思えるような魚でないですね。
大型魚が好きな一部のマニアには人気があるようです。
その人気がある、パイクパーチのみが判定種となりました。
日本と気候が似てるヨーロッパが生息域なのも要因ではないでしょうか?

ウォールアイは北米産で、主にスポーツフィッシングの対象魚です。
しかし、日本には滅多に輸入もされないし、放流歴も無いです。
釣り業界が見向きもしなかったのは、夜行性だからでしょう。
食性は、非常にどう猛で悪食、何でも食べます。
雷魚に似た食性かもしれませんが、ショップで見掛けた事が無いので。

この仲間が放流されれば、ブラックバス以上の被害が出る恐れはあると思います。


スズキ亜目パーチ科ギムノケファルス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません バロンズ・ラフ バロンズラフ
ギムノケファルス・バローニ
ラフ 輸入歴確認出来ませんでした
ドンラフ 輸入歴確認出来ませんでした
シュラエツァー 輸入歴確認出来ませんでした

詳細が分かりませんでした。
関西のショップで入荷販売したのを確認しました。
しかし、販売名が学名のようでした。
その他の種類は、情報無しです。
生息地が東欧なのですが、かなり冷水に棲息してるようです。
こんな情報が無いような魚を、どう議論して選定するんでしょうね(笑)
同じ仲間だから、これも・・・なーんてね。


スズキ亜目パーチ科ジンゲル属

判定種 未判定種 学名
居ません ホーン・ストレーバー ジンゲル・アスパー
ジンゲル ジンゲル・ジンゲル
ストレーバー ジンゲル・ストレーバー
ジンゲル・バルケニス ジンゲル・バルケニス

まったく情報がありません。
若干ですが、文献を読む事が出来ました。
それによると、東欧や棲息河川の水質悪化から、絶滅の恐れがあると書かれてました。
え!絶滅危惧種の恐れがあるのに、どうして未判定種になるんだよ。
まったく意味不明な法律だよ。
棲息地域で、保護されてるような魚が輸入される訳無いじゃん。
そんな魚だもん、情報見付からないよね。




スズキ亜目ケツギョ科シニペルカ属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
ケツギョ ケツギョ
桂魚
コウライケツギョ コウライケツギョ
ソガリ
高麗桂魚
大眼 輸入歴確認出来ませんでした
波紋 輸入歴確認出来ませんでした
白頭 輸入歴確認出来ませんでした

コウライオヤニラミ
輸入歴確認出来ませんでした

ケツギョは昔から馴染みのある観賞魚ですよね。
体型が、ダトニオイデスのようでカッコイイ。
コウライケツギョはあまり流通も無く、見た目はハタです。
同じケツギョなのに、ここまで違うのかと驚くほど。
しかし、ケツギョって密放流されて繁殖したとか見付かったと言うニュースあったっけ?
漢字の未判定種は、どうも河川亜種のようです。
写真を見ましたが、模様や色が違うだけで違うとは思えません。
学名では別種の名前も貰ってます。
やはり、中国産と言う事で対象になったのでしょうか?
未判定種に関しては、情報はありませんでした。
( ‥)ン?待てよ。
中国産と言えば、草魚・青魚・ハクレン・コクレンが居るじゃないか。
この4種は、移入時代が昭和以前?で食料目的だった為に除外対象だったんだっけか。
これも、この法律の不明瞭な部分です。


スズキ亜目ケツギョ科コレオペルカ属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません オヤニラミ オヤニラミ
親睨
カワメバル
コクチョギ
コウライオヤニラミ コウライオヤニラミ
コクチ

オヤニラミは日本の固有種であるのは、学名から分かると思います。
コレオペルカ・カワメバリと言います。
生息数も激減して、現在は天然記念物に指定されてます。
オヤニラミは、クラブや保護団体も存在するほど、保護活動が盛んでもあります。
ショップでは、繁殖個体がたまに店頭で見掛けます。
しかし、今後は品種名証明書が必要になりますので、ご注意ください。
朝鮮半島にもオヤニラミは存在すうようで、コクチョギと言う名で売られてたりするそうです。

朝鮮半島の固有種が、コウライケツギョです。
日本産が10センチほどに対して、朝鮮半島産は30センチと大型です。
スポーツフィッシングの対象魚でもあるようです。
元々は同じ種が地殻変動で別々の大陸に別れた物と考える学者も居るようです。
実際に、日本で化石が発見された事もあるそうです。

今回の未判定種に指定された事で、オヤニラミの密漁が減ったり歯止めになればと考えます。
大切な固有種ですからね。


スズキ亜目ケツギョ科コレオシニペルカ属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
長体 輸入歴確認出来ませんでした
希少種の為、保護種

一属一種と言う事だけで情報は得られませんでした。
生息数激減の為、保護が必要とだけしか分かりませんでした。
長体も何と読むのか不明。




スズキ亜目ペルキクティス科ペルキクティス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません ペルキクティス・トルッカ 情報無し
ペルキクティス・メラノプス 情報無し
ペルキクティス・ヴィンシグリア 情報無し
ペルキクティス・アルティスピニス 情報無し
ペルキクティス・コンフアピエンス 情報無し

情報が一切ありませんでした。
色々探して分かった事は、チリ・アルゼンチンの淡水域に棲息してる。
これだけです。
写真すら見付かりませんでした。
なのに、未判定種になるとはね。
情報なしで、どうやって選定したんでしょうね。
いい加減としか言えません。


スズキ亜目ペルキクティス科マククロケラ属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません トラウトコッド 絶滅危惧種
保護対象種
マーレイコッド
グードゥ
グリーンフィッシュ
ゴールデンバス
絶滅危惧種
マリーリバーコッド 絶滅危惧種
保護対象種
イースタンフレッシュウォーターコッド 絶滅危惧種
保護対象種

表を見てお分かりだと思いますが、驚くでしょ!!
4種居る中で、3種は絶滅危惧種です。
オーストラリアに棲息し、ごく一部の限られた地域にのみ棲息してます。
地殻変動で、その地域に取り残された地域亜種と説明にありました。
棲息地域が小さい為、水質悪化等の問題で、見掛ける事が珍しいくらいだそうです。

マーレイコッドだけ未判定種から除外されてます。
これは、食料として日本に輸入されてるらしい。
白身魚として冷凍切り身で輸入されてるらしいです。
マーレイコッドだけは、棲息地域が広く養殖もされてるみたいです。
しかし、本来棲息してる流域では、生息数が激減して絶滅危惧種とされてます。
移入や養殖によって改善されたらしい。

オーストラリアは、政府によって生物の商業取引を厳重に禁止してます。
と言う事は、観賞用としても輸入出来る訳もなく、法で規制しなくても良い訳です。
それなのに、スズキの仲間と言うだけで審議されては、どうなんでしょう。
疑問の残る決定ですよね。


スズキ亜目ペルキクティス科マククアリア属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません マッコリーパーチ 輸入歴は無いようです
オーストラリアンバス 輸入歴は無いようです
エスチュアリーバス 輸入歴は無いようです
ゴールデンパーチ

こちらの種類もオーストラリアのみに棲息し、釣りの対象魚のようです。
情報としては、これだけでゴールデンパーチは未判定種から除外されてます。
これは、養殖が盛んに行われてるのと、食料として輸入されてるからでしょう。
それと、一時期観賞用として輸入されてる事も確認しました。
現在は、規制されてますから店頭には居ないと思います。

日本からも、オーストラリアンバスなどを釣る為の、ツアーが組まれてるようです。


スズキ亜目ペルキクティス科ガドプシス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません リバーブラックフィッシュ 輸入歴確認出来ませんでした
トゥ−スパインブラックフィッシュ 輸入歴確認出来ませんでした

情報が殆どありません。
写真は見付かりましたが、どう見てもタラです。
数が激減して、保護対象になってるとだけ分かりました。
こんな魚が、未判定種になる意味あるんでしょうか?
情報無し、オーストラリア産、どう考えても移入の危険性はゼロですよね。




スズキ亜目ナンダス科ナンダス亜科ナンダス属

判定種 未判定種 一般名(販売名) 未輸入種(学名・英名)
居ません 居ません ナンダス・ナンダス
チョコレート・ナンダス
ラージマウスチョコレートナンダス
ゴールデン・ナンダス
ナンダス・ネブラサス
ナンダス・オキシリャンチャス

チョコレートナンダスと言えば、余りにも有名な熱帯魚。
変わった風貌と習性から、昔から人気の高いインド・インドネシア産の魚。
今回は、判定種も未判定種にも指定はされませんでした。
しかし、輸入や取り引きには品種名証明書の添付が義務付けられれました。
本州では帰化の恐れはありませんが、琉球諸島では危惧されたのでしょう。
オヤニラミに似た感じですので、その保護の意味もあるんじゃないかと推測します。
これは、問屋さんと販売店産が、しっかりとした自覚を持ち毅然と対応して欲しいです。
なーなーで営業をしてしまう悪い面が、この業界にはありますから。
しかし、販売名っていっぱいあるね。
一種類なのに、4種類の名前が付いてるんだから。
別の種類と思われて間違っても、しようがないね(笑)


スズキ亜目ナンダス科ナンダス亜科アフロナンダス属

判定種 未判定種 学名
居ません 居ません フォースパイン・リーフフィッシュ

情報ありませんでした。
西アフリカ産のリーフフィッシュのようです。
熱帯魚店で売られてるアフリカンリーフフィッシュとは別種。
名前から推測すると、体に4本の縞が入るのでしょうね。
写真も見付かりませんでした。
コートジボワールの固有種と言う考えも出来ますね。


スズキ亜目ナンダス科ナンダス亜科ポリケントロプシス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません 居ません アフリカンリーフフィッシュ

西アフリカに広く分布してます。
写真を見ましたが、チョコレートナンダスとケツギョの中間のような体型と模様をしてます。
価格も高くはありません。
不定期ですが、ショップにて売られてると思います。
大きさは10センチ弱と小型です。
単独飼育なら、可愛い存在になるかもしれませんね。
やはり、リーフフィッシュは単独飼育でコレクション性が高いと思います。
こうなると、フォースパイン・リーフフィッシュと比較してみたくなりますね。


スズキ亜目ナンダス科ナンダス亜科ポリケントラス属

判定種 未判定種 英名
居ません 居ません ガイアナリーフフィッシュ

中南米・南米原産としか情報がありませんでした。
もしかしたら、一般にショップで見掛けるアマゾンリーフフィッシュと混同されてる可能性があります。
写真確認出来なかったので、色や体型がどんななのか分かりません。


スズキ亜目ナンダス科ナンダス亜科モノチルス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません 居ません アマゾンリーフフィッシュ
リーフフィッシュ
コノハウオ

言わずと知れて、アマゾンを代表する魚の一つですね。
忍者魚とかカモフラージュの名手とか、擬態を説明するのによく見掛けます。
飼育も、非常に臆病なのでデリケートです。
何度か飼育経験ありますが、なかなか長期飼育が難しい魚です。
水族館でも難しいと聞きますので、一般レベルではなかなかの難物でしょう。
未だに人気が高く、ブラジルの規制もあり入荷量も一定ではありません。
入荷してもすぐに売れてしまって、店頭では見掛けないかも。
ブラジルでは、現在鑑賞目的の輸出の為の捕獲が全面的に禁止されてます。
その為にアマゾン川流域の魚は、ペルー便が殆どです。
インペリアルゼブラプレコの価格高騰が有名。


スズキ亜目ナンダス科バディス亜科バディス属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません 居ません バディス・バディス
バジス・バジス
カメレオンフィッシュ
スカーレットジェム
スカーレッドジェム
バジス・ベンガレンシス
バジス・アッサメンシス
バジス・ビルマニクス

昔から馴染みのある、インド原産の熱帯魚。
汽水域に棲息してる為、若干塩分を必要とする。
表の上から順に流通量は少なくなります。
特に、アッサメンシスとビルマニクスは殆ど入荷がありません。
地味な色合いだからでしょう。
若干悩んだのですが、環境省の表では、ナンダス科全属を品種証明書が必要となってます。
リーフフィッシュの仲間だけのような気もするのですがね。
しかし、学術的な分け方ですと、確認してください。
ナンダス亜科とバディス亜科なんですよね。
科で切ってるなら、バディス属は含まれます。
たぶん、ナンダス科全属と書いてますから、含まれるのでしょう。
輸入業者さん、確認して下さいね!


スズキ亜目ナンダス科バディス亜科ダリオ属

判定種 未判定種 一般名(販売名)
居ません 居ません ダリオダリオ
スカーレットジェム?

最近になって、スカーレットジェムの学名が、ダリオダリオになったそうです。
しかし、バジス・ベンガレンシスと言う人も居ます。
同じように見えるのですが、もしかしたら別種かもしれませんね。
真っ赤に色が強く出るのが、ダリオダリオ。
赤い縦縞に、体表に青が出てくるのがバジス・ベンガレンシスじゃないかと。
これは、ちょっと不明な点でごめんなさい。
どっちが正しいのかは、学会で確認しなくてはいけないので。
バジスバジスと別属と言う証明が取れたのかも知れませんね。