東京電力と共に脱原発をめざす会/福島原発事故調査委員会発行パンフから
9日、県議会全員協議会は、福島第一原発6号機の再開について維持基準見合わせ
の県議会意見書も国に無視されたまま、「安全・安心の確保を前提に再開を容認する」
と集約しました。
双葉町長や保安院、東京電力の話ばかり聞き、県民の声も聞かずに決めたのです。
何という議会でしょうか。
知事を励まし、ひび割れ運転再開を阻止するために、
いまこそ、全国から福島に、ひび割れ運転反対!の声をお送りください。
●知事には激励と要請を!
「安全・安心のためにガンバレ」「国民はひび割れ運転再開に反対です」
◎県知事 TEL:024-521-7000 FAX:024-521-7900(秘書課)
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声 明
2003年6月10日
脱原発福島ネットワーク
TEL・FAX:0246-58-5570
県議会の福島第一原発6号機「再開容認」に、県民合意はあるのか
安全・安心の確保は、再循環系配管継手の総点検が前提
6月10日、福島県議会全員協議会は、双葉町、東京電力、原子力安全・保安院との質疑の結果、福島
第1原発6号機の運転再開を「安全・安心の確保を前提に再開を容認する」と意見集約しました。
福島第1原発6号機は、定期点検を、9月に実施予定です。運転を再開して、首都圏の夏場の電力を
確保した後、9月には再度停止するというものです。
しかし、これは、問題を残したまま応力腐食割れの点検をせず、安全を犠牲にする運転再開であり、
「安全・安心の確保を前提」にするなら、到底認められることではありません。これは、福島県民を不安
に陥れる行為です。
安全上重要な原子炉冷却材圧力バウンダリーである再循環系配管等のSUS316LC材の応力腐食割れは、
保安院も認めるとおり発生・進展メカニズムが未解明で、技術的に防止対策が確立したとは言えず、安全
確保上、重大な障害です。
福島第1原発6号機について、私たちは6月3日に県議会議長宛に提出した要望書で、安全確保上重要な
ひび割れ点検の実現を求め、次の点を特に要望しましたが、これらは無視されたのでしょうか。
●県議会は、国と東京電力に対し、福島第一原発6号機の再循環系配管継手の内SUS316L材未点検部分2
箇所及びSUS304材(SCC対策有)の未点検部分134箇所を点検するよう求めること。
●県議会は、国と東京電力に対し、福島第一原発6号機の再稼動は、9月実施予定の第18回定期点検を前
倒し実施し、安全を確保してから行うよう求めること。
●県議会は、国と東京電力に対し、再循環系配管継手のうち過去5年間(4定検分)に行われた定期検査
により、ひび割れが見つからなかった箇所についても、一斉点検するよう求めること。
また、この「再開容認」に福島県民の合意は果たしてあるのでしょうか。これまで、東京電力と原子力安
全・保安院は、立地町を中心とした説明会を開催しましたが、それのみで福島県民が運転再開に理解を示し
合意したとするには早計に過ぎます。福島県民を対象とした説明会や討論会などは、一度たりとも開かれて
おりません。これでは、県民を安心させることはできません。再度、以下の要望事項の実現を県議会に求め
るものです。
●県議会は、国と東京電力に対し、不正防止対策と原子炉内のひび割れ問題について、県民の理解を得るた
めに、県内各地で説明会を開催するよう働きかけること。
●県議会は、国と東京電力に対し、理解活動の一環として、原子炉内のひび割れ問題と原発の安全性に関す
る市民との討論会に応じるよう働きかけること。
県議会は、昨年10月「維持基準導入の見合わせ」「経産省から保安院の分離」の意見書を国に提出してい
ますが、無視された格好です。このような現状で、国と東京電力にたよる「安全・安心の確保」は、国と東
京電力への白紙委任になり、むしろ危険で無責任な行為です。ひび割れを隠すために、点検記録を改ざんし
たことが全ての発端だったことを、福島県民は決して忘れておりません。
安全確保は、点検が前提です。東京電力は、運転後の9月に点検実施する計画で、本末転倒です。
わたしたちは、原発の安全と安心を求める立場から、現状での福島第1原発6号機の「運転再開」を容認で
きません。まず、全再循環系配管の総点検が、安全と安心の前提です。
以上
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