脱原発福島ネットワークより市民のみなさんへ
東電が、ついに五年以内点検の再循環系配管
も点検することになりました。
8月29日で東京電力の損傷隠し発表から1年が過ぎました。
政府と事業者は“首都圏大停電キャンペーン”を利用し、未点検部分や傷を残したま
ま、保安院が“安全宣言”を出し運転再開を強行し始めました。
これまでわたしたちは、安全の前提である再循環系配管継手やシュラウドの全溶接線
などの点検を、東京電力に対し執拗に求め交渉を重ねてきました。
とりわけ、保安院が再循環系配管の点検を五年以内に点検した箇所は検査の必要なし
としている「5年ルール」をやめ、追加点検を求めてきました。それは、東京電力福島
第二原発3号機で、五年以内でも42ヶ所のひびが発見されていることからも妥当な要求
でした。
これに対し、東京電力は9月9日ようやく「五年以内も追加点検する」と発表しました。
これによって、福島第一原発4号機と福島第二原発3号機が9月中旬から1ヶ月の追
加点検に入ることになります。
福島第二原発は全機対象となり、2号機と4号機が今回の定期検査で、1号機が次回
の定期検査で検査します。福島第一原発6号機も次回の定期検査で検査します。
このほかに、福島第二原発2号機のシュラウド点検では、溶接線以外でひび割れが見
つかり、他号機の追加検査、検査拡大の水平展開が求められています。
いまだに、ひび割れの点検や検査精度が不十分なことは、8月29日の保安院との交
渉でも明らかになりました。保安院は、10月からの維持基準の導入について、SUS316
LC系再循環配管をひび割れの測定精度が未確認なので対象外にするとしています。
保安院は、肝心のSUS316LC材の応力腐食割れ(SCC)の発生・進展メカニズムの解
析のために、ようやく予算要求をおこない、今後4年間で実施するとしているのです。
国は、応力腐食割れの解析が先にもかかわらず、ひび割れ運転合法化の既成事実を作
るためにだけ、維持基準の10月実施を優先させています。
わたしたちは、点検なき運転再開と安全を無視したひび割れ運転の合法化にあくまで
も反対します。
ひび割れ運転反対!保安院は維持基準10月導入を強行するな!
以上
連絡先:脱原発福島ネットワーク
いわき市鹿島町久保於振1-2
TEL・FAX:0246-58-5570
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