脱原発福島ネットワークより市民のみなさんへ
脱原発福島ネットワークは2003年10月31日、公開
質問書を東電に提出しました。
金属片が、福島第一原発1号機の再装荷
予定の燃料集合体の底部から見つかった件
などについての公開質問書です。
福島第一原発1号機の件は、燃料棒が傷つき放射能が漏れや燃料棒が溶け出せば大
事故に発展する可能性もありました。
今まで異物混入に気付かなかったのは、問題が大きく、あらためて安全管理体制が厳
しく問われます。
この1ヶ月の福島第一原発、福島第二原発の圧力制御室での約700点以上の異物
回収問題も、東京電力の品質管理体制が絵にかいた餅であることを示しており、看過
できません。
11月7日午前10時より第一原発サービスホールで文書回答を求めています。
(注:東電側が回答日を11月20日にすると伝えてきました。-11月7日現在)
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東京電力株式会社 2003年10月31日
社長 勝俣恒久 様
脱原発福島ネットワーク
TELFAX:0246-58-5570
福島原発での燃料集合体への異物混入等について
の公開質問書
貴社は、29日、福島第一原発1号機で、再装荷予定の燃料集合体約400体のうち6体
をサンプル検査したところ、燃料集合体一体の底部から金属片が見つかった、と公表しまし
た。金属片は半円形で、縦6.4ミリ、横4ミリといいます。燃料棒の間隔からすると6ミ
リという異物は大きく、燃料棒が傷つき放射能が漏れ、燃料棒が溶け出せば大事故に発展す
る可能性もありました。今まで異物混入に気付かなかったのは、あまりに問題が大きく、あ
らためて品質管理体制が厳しく問われます。
貴社は、この1ヶ月で福島第一原発1・2・4号機、福島第二原発2・3・4号機の圧力
制御室から、スパナや動研磨機・シートなど約700点以上の異物を回収したと公表しまし
た。このことは、貴社が損傷隠しの対策としてかかげた品質管理体制の改善が絵にかいた餅
であることを示しており、依然、安全管理の根本的改善が必要です。
情報公開も、1F-2は9月11日に点検を開始し、9月17日に異物を発見しながら、県
民への発表は10月9日で3週間後という有様でした。
この際、以下の通り質問いたしますので、11月7日午前10時より第一原発サービスホー
ルで文書回答されるようご連絡いたします。(注:東電側が回答日を11月20日にすると
伝えてきました。-------11月7日現在)
記
1.福島第一原発1号機燃料集合体の金属片混入について
(1)異物は何か、混入ルートは判明したか。
(2)原因究明と対策はどうなっているか。
(3)品質管理上、何が問題なのか。
(4)1F-1の全燃料集合体の検査を行うか。
(5)他号機の全燃料集合体検査へ水平展開を行うか。
2.福島第一・第二原発圧力抑制プールの異物について
(1)回収された異物の一覧(品目、形状、規格)を示されたい。
(2)異物放置・混入の原因は何か。
(3)作業機器管理はどうだったか。管理区域の物品管理基準と実態、その把握状況を示
されたい。
(4)日常の定期検査・自主点検の方法と頻度を示されたい。
(5)各号機ごとの点検・検査履歴及びそれ以外の修理等の履歴を示されたい。
(6)各号機ごとのシビアアクシデント対策として行った作業の内容と履歴を示された
い。
(8)防護服、防護マスクの着用など作業環境を示されたい。
(9)圧力抑制室内の空間線量と圧力容器まわりの空間線量及び被曝実績を示されたい。
3.福島第一・第二原発再循環系配管の損傷について
(1)再循環系配管の追加点検と損傷確認状況の一覧を示されたい。
(2)福島原発で「指示が一定の長さ以下」で「良」とした定期検査の一覧を示されたい。
(3)「自主点検」でひび割れを確認し「定期検査」で「異常なし」とした部位の一覧を
示されたい。
(4)定期検査の手順を自主検査とどこがどう違うのか、実際を示されたい。
(5)南前社長は溶接省令判定基準を知りつつ「どんな小さなキズもあってはならない」
としたのか。
(6)部分取替時の応力緩和施工の実際について、溶接作業等の作業環境、施工実態、作
業中の監督、立会いなど状況を説明されたい。
以上