★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2000.1.13第102号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ120円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 


ベルゴニュークリア社MOX燃料にも品質疑惑!

 いまこそ.プルサーマル中止へ


 新年あけましておめでとうございまず。
 1月7日、東京電力はMOX燃料疑惑で、ついにこらえきれなくなり、福島県知事を訪問して福島第1原発3号機でのプルサーマル実施の延期を表明しました。1月中旬装荷、2月発電開始の計画は破綻し、核燃料サイクル計画はまた大きくつまづきました。
 福島原発に搬入されたベルコニュークリア社(BN社)製造MOX燃料も、品質データに問題が発覚、疑惑は深まっています。搬入された32体の燃料集合体の製造のために、約43万個のペレットが製造されたものの、通産省は『関西電力向けのBNFL社と異なり、ベルコニュークリア社においては、製造工程管理のための計測データの記録は行っていないと開き直っています。
 東電と国はBN社に調査員を派遺していますが、BN社製造の43万個のペレットに製造工程管理の履歴が存在しない以上、品質と安全性の確認と検証のしようがありません。高浜原発3・4号機用MOX燃料に行っていた「全数検査と抜き取り検査」のダブルチェックもな&lt、国と東京電力は、全製造量43万個中わずか2852個のみの抜き取り検査で安全管理・品質保証上なんの問題もないといってきたのです。これはプルサーマル計画の安全性の根幹を揺るがす問題てす。
 いまこそ、東電は全ての情報を公開し、BN社製造MOX燃料の使用中止、福島第1原発3号機でのプルサーマル計画の中止、市民とのプルサーマル公開討論会の開催に応じよ!
 皆さん、プルサーマル計画の撤回に向けて、追求の手をゆるめず進みましょう。中止要求署名を更に拡げていきまし よう。

Y2Kでトラブル多発、東京電力福島第二原発1号機
制御棒位置表示消える! 2月29日(閏日)対策を!

 Y2Kは、東京電力が安全宣言を出した直後に、第一原発、第二原発ともトラブルが起こっています。お話になりません。東京電力は、あれだけ制御系には異常が出るはずがないと言っていながら、この有り様です。事業者の安全宣言がいかに信用できないものであるか、見事に証明しました。
 特に、第二原発1号機での制御棒位置の表示が消えたトラブルは見過ごせません。原子炉内の核分裂反応を制御するブレーキの役目を果たしている制御棒の位置が数時間に渡って表示されないという事態は重く見なければなりません。何らかのトラブルで制御棒使用の必要性が生じた時はどうなったのでしようか?
 原因についても、内蔵時計がグリニッジ標準時を使用していたことをトラブルが発生ずるまで知らなかったにもかかわらず、4日昼には「知っていた」とウソをついていました。何と驚くことに、その内蔵時計さえトラブルがあってはじめてその存在を知ったという始末です。
 東京電力は基本設計について全く理解もせずに原子炉を運転していることになります。彼らにはたして原子炉を運転する資格があるのか。誠に重大で、電気事業者として安全確保の基本で疑義が生じます。
2月29日の閏年対策を含めて再度制御系の総点検と対策が必要 です。


12月県議会、

 民意踏みにじり延期請願を不採択

 12月17日、'福島県議会本会議は深夜まで紛糾し、ストップ!プルトニウム・キャンペーンが提出した「福島第一原発3号機でのプルサーマル実施の延期について」の請願を少数否決しました。高浜原発3号機に引き続き4号機でのMOX燃料不正発覚で、事業者と国の検査体制自体の不備が証明され、国民の信頼は地に落ちました。こうした中で「福島県は福島第一原発3号機でのプルサーマル実施の延期を東京電力に対し申し入れること」という請願は福島県民多数の声であり、県民の代表である県議会がこれを不採択にする事態は、県民の安全を守ることを第一義とすべき議会が民意に反し、さすがにマスコミ各社も批 しています。

プルサーマル中止へ活動計画決める〜新年交流合宿〜

●脱原発福島ネットワークは、新年交流合宿を1月8・9両日、楢葉町サイクリングターミナルで開催した。プルサーマルめぐり直前まで緊迫下にあったためか、県内各地を始め首都圏からも参加があり、総勢23人+犬2匹の賑やかな合宿となった。初日は文字通りの懇親会。自己紹介に続き、アトラクションとして太鼓(シャンベ 参照写真はこちら)体験が行われた。
●2日目は、今年の活動計画を決める相談会。最初に佐藤世話人及び原子力資料情報室、グリーンピース・ジャパン、東京電力と共に脱原発をめざす会から、東海村臨界事故、新原子力長期計画MOXデータ改ざんを中心に情勢報告があった。報告者からは、推進側が今年、
@東電とペルゴニュークリア社が(ベルゴ社系列の)第3者機関の監査を含む品質保証の協定を結び、MOX燃料の品質確認」完了A高富化度ウラン燃料並びにMOX国内製造をにらんだ燃料加工施設立地指針づくりB被曝データの記録の度合いによる東海村被曝者の差別化=ランク分けと住民切り捨てC臨界事故を考慮外においた原子力長期計画の改訂等をする、との見通しが示された。
●これらを踏まえ、原発とプルサーマルをとめるため、今年1年間やりたいことを全員が自由に挙げるブレーンストーミングを行い、38もの活動案が出された。そして、実現性、必要性から全員が評価し、以下の3領域10の活動を今年上半期に行うことを決めた。

今年上半期の活動

●プルサーマルの中止を求め、@MOXペレットの全数検査実施を要求する。A国・東電に、福島県内でのプルサーマル公開討論会の開催を要求する。B「プルサーマル中止を求める全国市民サミット」を4月に福島原発現地で開催する。Cサミットに合わせて、パレード・デモを実施する。D国・県・電力をはじめ関係機関に中止を求める電話・FAX・メールの発信運動をすすめる。
●脱原発に向けた宣伝活動として、E公的施設に市民運動のバンフ類を閲覧するコーナーつくりを求める。F4月のサミットを目途に、紙芝居・指人形・腹話術の作品をつくる。G「原発なくても仕事は大丈夫」のチラシをつくり、双葉郡全戸に配付する。H双葉町の国道沿いの「増設反対、プルトニウムいらない」の大看板の補修を行う。
●使用済核燃料の中間貯蔵施設や高レベル廃棄物処分場の立地を未然に阻止するため、I処分場対象適地の調査を行う。
●プルサーマル緊急署名は、1月末集約予定だったが、文の趣旨が「中止要求」であるためそのまま生かし、今後は本紙に同封した「中止」署名用紙を用いて、3月25日まで延長することとなった。(寝子)


情報公開とBN社MOX燃料の使用中止を申入れ

12月19日、東京電力福島原発に搬入されたペルゴニュークリア社(BN社)製造MOX燃料も、品質データ疑惑が発しました。このためキャンペーンは、12月22日東電に対して、全ての情報の公開と説明を求めるとともに下記の通り申入れました。

東電へ、情報公開とMOX燃料の使用中止を申入れ を参照して下さい


 くぬぎ平たより   第6回  本年もよろしく
        古川眞智子
●あけましておめでとうございます。Y2K
問題で無事新年は迎えられるのか、気をもん
でいましたが大きな混乱のないうちに松の内
が明けました。それでも福島の原発の対応ミ
ス記事が毎日のように新聞を賑わし、何が万
全なのかをまたまた考えさせられる新年の幕
開けです。
●3人の子供が東京暮らしをしている我が家
では12月に入る頃から私が「帰って来いよ 
お」「帰って来いよお」とラブコール。その
甲斐あってまだ学生の長男、次男はクリスマ
ス過ぎに帰省。残るは勤めている娘のみ。そ
の娘も31日どうやらぎりぎりセーフで間に合
い、取りあえず子供を手元に呼び戻すことが
できた。家族は「お母さんは心配のし過ぎ」
と言うけれどいくつになっても子供は子供、
少しでも危険から守りたいと思うのは、これ
動物の本能じゃないかしら。       
●大晦日は家族そろって夕飯を食べ、世間並
みに紅白歌合戦でも聞こうかと我が家で唯一
の文明の利器、MD,CDラジカセをつける  
となんと聞こえない。そう、ここ椚平は携帯
電話は圏外、TV(置いてないけど)は衛星放送、
ラジオはFM2局のみという、いわば電波の
法外地区。仕方がないので緊急用のラジオ付
き懐中電灯のピィピィガァガァという雑音入
りの紅白を聞きながら年越し蕎麦を啜ったの
だ。ほ一ら見な、備えあれば憂いなし、母は
正しいのだ。              
●そうそう前年のことだけど、せっかくの機
会だから暮れの22日に東電に申し入れに言
ったときの余談を少し書いてみたい。着くと
す一っと1人のおじさんが寄って来て「私、
Wって言うんだけど初めて見る顔だね。名前
教えてもらえますか」で始まった。部屋に入
るとすでに報道陣の方がいっぱい。東電側6
人、ストッププル側6人。でも話し合いの前
に報道関係者は全員強制室外退去。「えっ!
どうして?」               
●その後、部屋を出てから記者会見となった
のだが、新参者の私は所在なげにぽ一っとし
ていると先ほどのW氏がいる。そこでコミュ
ニケーションを図るべく話し掛けてみた。「こ
こに住んでらっしゃるんですか」「ああ、生ま
れはT県だけど勤めてからはここに住んでる
よ」「お子さんはいらっしゃるんですか」「う
一ん、いっけどねえ、このごろは教育がなっ
てないからねえ、そういう者がデーター改ざ
んなんかすんだよねえ」私「???」「私のう
ちにR-DANあるんですけど」「あ一あ、劣
化ウランねえ。」「劣、劣化ウラン?」「あれは
ねえ」おいおい、いくらなんだって、個人の 
家に劣化ウランがあるかあ。「R-DANです  
よ、はかる君わかります?」「あ一あ、はかる 
君ね(ちょっとこぱかにしたように)。」どう 
も話が噛み合わない。そこで「Wさんはずっ 
と広報畑なんですか?」「いやいや違う、ほら、
現場のほうの」「ああ技術職でいらっしゃるん
ですか。」「そう、俺はずっと30年もこの手
で扱ってきたんだ、この手で。」「ええっ!!、
大、大丈夫なんですか!」思わずのけぞって
逃げ腰の私。「うん、みんなね、勉強不足なん
だよ、だから困るんだよ。」「……△×?!。」
来年あたり、彼はめでたく、東電を定年にな
るそうな。くれぐれも御身体を御大切に・一。
●彼が決して私をおちょくって話してたと思
えない。ごくごく普通に話をしていたのだが
この感覚のずれはなんなのだろう。東電はわ
ざとああいう人を広報に回しているのだろう
か?それとも東電のレベルそのものがあんな
ものなんだろうか?何にしろ、原発関係初参
加の私には一時が万事驚くことばかり。
●しかし、いつも参加人数が少ないので、私
の姿はばっちりテレビなぞにも写っているら
しい。今まであんまり原発に関心のなかった
知り合いからも声を掛けられるので、ここぞ
とばかり宣伝広報に努めているのだ。Wさん
なんかよりよっぽど広報向きだと思うよ、私
のほうが。               
●年が明けて7日、福島県でのプルサーマル
延期がやっと決まった。気を許すことはでき
ないけど、あせらず気負わず、本年もよろし
くお願いし ます。            


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