★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2000.8.25 第109号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ120円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 


真夏時、福島原発相次ぎ停止、供給に問題なし

進む老朽化、安全切り捨ての点検短縮!

このままで地震に耐えられるか?!

 真夏の電力供給量がピークとなりはじめた7月下旬、福島原発第一原発は地震の影響で2号機
・6号機が停止、4・5号機も定期点検中で、6機中2機の運転という異常事態となりました。
電気出力で合計354万キロワットの電源が停止。東京電力は「供給に支障ない」とし問題は
ありませんでした。電力需要増加が原発増設の理由ですが、原子炉を4機止めても最需要期
に安定供給が可能である事を、東京電力自ら現実をもってはっきりと証明してくれました。
7月21日、茨城県沖約40キロを震源地とするマグニチュード6.1の地震があり、福島第1原
発では震度4を記録しました。震源から100キロ離れた福島第一原発6号機では、地震直後か
ら「気体廃棄物処理系統」のガス流量が増え原子炉を手動停止。2号機でもタービン制御油が
漏れ、また制御棒駆動水圧系制御ユニットからも水が漏れて原子炉を手動停止。更に第二原
発4号機では原子炉水のヨウ素濃度が増加し燃料からの漏れの可能性が高く手動停止しました。
 東京電力は第一原発6号機の配管破断の原因を熱応力と地震力と公表。破断した配管の
保守点検記録はありませんでした。東電福島事務所は「主な原因は地震ではなくネジの構造
欠陥や金属疲労。原発の耐震性に同題はない」と強調していますが、はたしてそうでしょう
か。「ネジの構造欠陥や金属疲労」を理由にするなら、何のための定期点検なのか、点検の
内容と方法が問われます。かつては3ヶ月近かった定期点検が現在は40日点検と期間短縮され
ています。効率を優先して安全を犠牲にしているのではないでしょうか。
 東京電力は、定期点検の内容・方法と期間を安全を最優先に見直し改善すべきです。
 マグニチュード6.1の地震の震度4で配管破断がおき、原発の耐震能力に赤信号が点りまし
た。原発近くに双葉活断層やマグニチュード7.4の1938年福島県沖地震の事実もあり、東京電
力にたいして、今回の地震を考慮した地震対策による総点検を行うよう求めます。国も地震対
策の総点検を行うとともに耐震設計を見直すべきです。


第1原発MOX燃料の使用差し止めを!
〜8月9日福島地裁に仮処分申請、データ公開を求める〜
 去る8月9日、55年前に長崎にプルトニウム爆弾が落とされた日に、863名の市民が東京電力を
相手取り、福島第一原発3号機へのMOX燃料装荷差し止めを求めて提訴、その報告集会が同日の
夜に郡山市のホテルラフィーネで開かれました。
 司会は.授業でも機会をみつけては「こんなことがあるけどどう思う」と子供達に原発のことを話しているという佐々木慶子さん。はじめにストップ!プルトニウムキャンペーン代表の林加奈子さ
んが「この思いをどう伝えどう広げていったら良いか。ともに考え、力を合わせましょう」と挨拶。
続いて「女川原発差止訴訟原告団」と「みどりと反プルサーマル新潟県連絡会」からの連帯のメッ
セージ。「東と西の連帯の力で勝ち取ろう」という関西の冠木弁護士からの力強いメッセージも紹
介して本題に。
 今日までを準備し福島地裁へ提訴、記者会見を終えてかけつけてくださった海渡・河合両弁護士
は、ともに日弁連公害対策環境保全委員会のエネルギー原子力部会に所属。海渡弁護士は今日まで
の経過を説明し「不合格ゼロは絶対おかしい」とデータが加工された可能性を指摘。河合弁護士は、
核燃料産業は子孫にツケを残す世代間犯罪であること、プルサーマルは核燃料サイクルが回ってい
るという看板をおろさないためのアリバイであることなど、プルサーマルを止めることがとりわけ
重要であることを述べました。
 続いて高浜原発MOX差止訴訟所原告代表の小山奥之さんが、BNFLの内部告発があり4号機のMOX
にも不正がないわけがないという雰囲気の中で福井県議会がデータ公開を要求したこと、そして膨
大な量の中から抜き取ったデータと全数データの比較で判明した不正についてグラフで丹念に説明
してくれました。
 福島老朽原発を考える会の板上さんは、東電・通産省がベルゴ・ニュークリア社(BN)に不正がな
いという根拠にしている「ペレットの測定と評価が別の人間によって行われている」という点につ
いて、具体的な例を示して不正計測の可能性を指摘。不正計測防止の機械的システムが無いことは
東電も認めている。また、不合格が出ないあやしさ(柏崎は出ている)、検査の抜き取り率の低さや
0・1判定(ゼロ・いち判定)の欠点についてわかりやすく説明。
 以上の提起を受けて会場から参加者全員がそれぞれの思いを発言。最初に東電MOX差止裁判の会
事務局のグリーンピース・ジャパンの鈴木さん「2週間で863名も集まった。データ入力などボラン
ティアもたくさん。お金儲けばかり考えている人達に負けるはずがない。まだ届いています、まだ
集めます(最終締切9/10)」グリーン・アクションのスティーブさん「何があっても勝つまでやると
いうのを聞いて国へ帰らなかった。高浜で勝利したとき、ことばが出なかった。みんなでやれたと
いう気持ちがみんなの中にある」プルサーマル公開討論会を実現する会の東井さん「高浜4号にも
不正があった、ということで東電のMOXが止まっている、福島のMOXが3度目の正直になったらも
のすごい世論への影響。今日のテレビ見でまた原告がふえると思う」。以下書き切れないので名称
を省略。rダメなことはダメと声にださなければ」「地震に強いといわれていた原発の三つの炉で故
障。MOXは先がわからず危険」「ひとりの行動がつながっていく。つながってがんぱりましょう」
等々。今回かなり腰の重かった私。ようやく隣の人とつながれたかな…(0〕


 ノーニュークスアジアフォーラム

バスツアーに参加して

 誘ってくれた友達がいて、2泊の予定でバスツアーに参加しました。「気持ちはいつでも No. Nukes なのだけれど、このごろ何も行動できない〜〜」状態をかかえつつ、ちょっとオソル オソル参加したのですが、何だかすごく楽しかったです。福島での交流会は、この会をどう進めようかという話し合いから始まり、日本語・英語・韓国語が飛びかう中、海外から参加された一人ひとりが紹介されました。
 言葉が通じないということは大変だけれど、それだけコミュニケーションに時間とエネルギーをかけるので、その分だけ親しさが深まってゆくような気がします。通訳の方には感謝でした。
 翌日、新潟県の巻、柏崎へと向かいました。途中のバスの中で、日本人参加者の自己紹介をし、私は岡山の友達が作ってくれた「Nonukes」のブローチを海外からの皆さんにプレゼントしました。みんな喜んで帽子などに着けてくれました。巻町では、あの住民投票をやりとげられた皆さんや、1年間なんと6万円で暮らしているという自転車に乗ったおじさんなど、すごく元気な皆さん

が、昼食を準備したり、原発に案内してくれたりしました。予定地の浜は鳴り砂のある美しい所です。ガラスの器に砂を用意して下さり、私たちはみんなで耳を傾けました。風の中、切り立った崖から急に落ち込む日本海の荒波を見ていると、この風景に原発は似合わないと思いました。
 柏崎では、日本最大発電量を誇る柏崎原発を見学。夜は柏崎市内で、広瀬隆さんの講演会と、韓国・台湾からの報告がありました。アジアの仲間たちの闘いは、熱くてエネルギッシュです。広瀬さんは「私はもう、いい話しかしないことにしたのです」と、近い将来実用化されそうな家庭用燃料電池をなさっていたのが印象的でした。この日の宿泊は、山の中の”じょんのび村”というロッジで、またまた、交流や露天風呂を楽しみました。
 ツアーに参加して一番感じたことは、私たちの本当の目的は、核をのりこえようとする中で、世界中の人々がつながっていくことなのだなとつくづく思いました。そのつながりこそが、世界を変えてゆくのだなと思いました。私はいつも日本人としてアジアの人々になぜか罪悪感をかんじていましたが、それが払拭されて、親しさが満ち、本当に幸せな気持ちでした。
 スタッフの皆さん、ありがとう。(武藤類子)


 くぬぎ平たより   第13回 熱い夏    
        古川眞智子

●20世紀最後の夏は例年になく暑い夏だ。さすがの椚平も30度を越す日が続き、おかげで南方作物のオクラやモロヘイヤ、そしてニガウリの出来がとても良い。20本近く植えた胡瓜にいたってはもう収穫に追われる始末で、ちょっと油断をすると生食しかねる大きさに育ってしまうが、自分で青てた野菜を捨てるにはしのびがたく、漬物・酢の物、そして煮物と食卓の上は胡瓜のオンパレードだ。そう言えば小さい頃、この季節になるとトントントントンと胡瓜を刻むリズミカルな音が毎日間こえてきたっけ。八百屋に並んでる胡瓜からは想像し難いだろうが大きくなってしまったら種を取り、長葱や鶏ひき肉を入れて出し汁をきかしてコトコト煮てとろみをつけると、冬瓜に勝るとも劣らない味がするのだ。もし、手に入るようなことがあったら是非おためしあれ。
●さてはて、暑いとはいえ、市街地の暑さとは一味違う椚平は千客戸来。別荘?ではないのだが涼を求めて都会からのお客様が遊びにやって来る。8月初めには東京に住む長男が茶髪あり、ピアスありの4人の友人を連れてきた。年齢は20歳から28歳まで。職業は学生・フリーター・会社員とバラバラで、なんの仲間かというとストリートダンスの仲間なのだ。
●実は私、来年には五十路に届こうという年なのだがストリートダンスの大ファンで、マイケルジャクソンのムーンウォークを見て驚愕し、長男が通った飯能の私立高校で踊ってた子供達に感激し、とりこになってしまった。しかし、こんな田舎に住んでいて、ましてテレビのない生活をしているとなかなか見る機会にも恵まれないのだが、長男がストリートダンスを始めた時、1度でいいから本物の生を見てみたいと言っていた。
●着いたのは夜の9時過ぎ。それから海の幸いっぱいの夕食を取ってもらい、一息つけて、さてお

待ちかねのダンスが始まったのは11時過ぎ。なんてったって山の中の一軒家だ、誰に気兼ねがいるものか。バンバン音をはりあげて、ベランダで思い思いに踊りまくり、私は目の前のダンスを堪能した。
●息子は体育がとても苦手だった。駆け足をやれば後ろから数えたほうが早かったし、逆上りもとうとう出来なかった。それが、ダンスの中で逆立ちで歩くのだ。「すげえ、すげえ。やればできるじゃん]私の言葉に「俺よう、体育9年間ずーっと2だぜ、2。」難しい技を披露しながら息子は得意げに笑った。
●それから4日後、いわきでは全市上げての「いわき踊り」が催された。この踊りは今から19年前から創られた、いわば「阿波踊りいわき版」というところかな。私の元住んでいた、というか、今も毎日通ってる平の26区では、9年前から毎年この踊りには参加している。
●参加するには30人以上の連を組まなければならないのだが、最初は子供会での参加だった。でも、なかなか子供の参加が少壮い中学校に上がる前とか低学年の子供達は喜んで出てくるのだが、中・高学年になるとしらけてしまって全然加わらなくなってしまう。ところが親である我々は大のお祭り好きで、子供会でいっしょに活動」ていた仲間達がそのまま。今も遊びが止められず、法被に短パン・白いたすきに身を包み、「ドン、ワッセ」と、踊りまくってるのだ□今年の平での参加延べ人数は1万人突破だった。
●ストリートダンスといい、いわき踊りといい、中身は大きく違っても身体を使って良い汗かくのは最高だね一踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損列私はこの言葉が大好きだ。泣くにしても笑うにしてもなんでもやってみなきゃわかんない。
●カナカナゼミで始まった暑い暑い夏も朝夕にはめっきり涼しくなり、夜にはこおろぎの声も聞かれるようになってきた。昼間はミンミンゼミやツクツクボウシに変わワ季節の移り変わりを感じさせる。
●でも、私の熱い夏はまだ終わらない。あともう1歩だ。頑張るゾ!


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