★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2000.10.10 第111号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ120円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 

止めよう!プルトニウム利用
県議会はMOX燃料データの公開を求める請願の採択を!

 東京電力が福島第一原発3号機で使用するというベルギーのベルゴニュークリア社(BN社)
製造MOX燃料の品質管理と品質保証に対する疑惑は、昨年来消えておりません。
 MOX燃料装荷差し止め仮処分の蕃尋が始まり、東電の立証責任が鋭く問われています。一
方、青森県六ヶ所村への使用済核燃料の搬入に向けた青森県と事業者の安全協定凍結も具体
化してきました。虚構の核燃料サイクル政策にしがみつくのか、プルサーマルの開始を認め
るのか否か、いま日本のプルトニウム利用計画と原子力政策を左右する重要な局面に入って
います。
 新潟県では柏崎カリ羽原発用MOX燃料の安全確認のため柏崎市議会がMOX燃料データ公開
の意見書を採択し、市長が「ベルギーの燃料製造会社に書簡を送るか、私が現地に出かけて
安全確認を行うことを挨討したい」と市として住民の不安解消のために行動を表明しました。
また新潟県知事は、国に対して住民説明会の開催を要請することを明らかにしました。
 東京電力には、福島第1原発3号機で使用するMOX燃料について、徹底した情報の公開と
安全性の立証が求められています。住民・県民に信頼されるには、全ての情報を公開し、何
ら不正がないことを証明すべきです。
 福島県知事はMOX燃料データ改ざんの疑いについて「国や事業者が責任を持って適切に答
えると思っている」と述べ、福島第1原発3号機へのMOX燃料装荷差し止め仮処分申請につ
いて「裁判でていねいに答えていくことが理解推進につながる」としています。
 福島県はプルサーマル計画に同意した際「ウラン燃料と同等の品質保証」を国と電力に求
めており、BN社製造ペレットが製造工程管理と検査の両面で、品質と安全性に問題がないこ
とを検証する必要があります。県民め生命と財産を守ることを第一義とし、安全確認のため
に事業者に徹底した情報の企開を求めると共に独自の調査を断行すべき時です。

プルサーマル中要求署名を広めよう!
 国や東電は、全ての情報を公開し不正がないことを証明すべきです。県は、疑惑のMOX燃
料の全てのデータを公開して、不正がないことを証明するよう事業者に毅然として要求すべ
きです。県議会は、今こそデータ公開を求める請願を採択し、県民の代表としての役目を果
たすべきです。
 皆さん、プルサーマル計画の撤回に向けて、中止要求署名を更に拡げていきましょう。
  BN社製造MOX燃料の使用中止・福島第一原発3号機でのプルサーマル計画の中止・
 市民とのプルサーマル公開討論会の開催へ!みんなの声を集めましょう!




原発増設イエス?ノー?県民投票の会
県民投票条例設置の直接請求のための署名開始時期を決める


 会は東電が福島第一7・8号機新設を来春県に正式申し入れると想定、参議選後の2001年7月
から2ヶ月間の署名活動に入ること、ただし、来年2〜3月に東電の申入れ時期の見通し、社会情
勢を考慮し時期を最終判断する、と10月8日の第2回総会で決めた。同時に、署名目標25万人に
向け、来年4月までに2500人の受任者、5000人の会員を集める目標も決めた。総会では、以下
のアピールを採択した。@県知事・県議会は原発増設の是非を問うを作って、県民の総意がどこ
にあるかを確認した上で、是非を決めることA県議会各会派は当会の求めに応じて、増設是非の
シンポジウム及び住民投票に関するシンポジウムに参加すること

グリーン電力料金元年に市民共同で風力発電所をつくろう
               北毎道グリーンファンドの活動を紹介 〜郡山〜

10月8日、郡山で『泊原発3号機増設・住民投票をめざす運動からのメッセージ』と題する杉山さ
かえさん(NPO法人北海道グリーンファンド理事長)の講演があった。今月開始された電力9社のグ
リーン料金制度(月額500円の定額制)との考え方の違いがよくわかり、有意義かつ元気が出る講
演だったので、以下に一部を紹介したい(文責:寝子)。

 泊3号機の場合は知事を求める形式(条例制定の直接請求ではない)で署名(1ヶ月半で80万筆!)
に取り組んだ。そこに至るまで、道・北電に対し、時間を三十分かけての説明と議論の場を要求し、
「北海道エネルギー問題研究会」設置、道内5カ所で「道民のご意見を聴く会」開催などの形で実現
していった。しかし、容認含みの知事発言でタイムリミットが迫る今年4月、過去の知事発言を拠り
どころに署名に踏み切った。
 「北海道グリーンファンド」は「節電したわずかなお金を自然エネルギーの普及に!」を合言葉に
1999年発足。
 会員家庭(約1000世帯)が払う電気料を五%上乗せしてグリーンファンドに支払い、上乗せ分
は市民共同の風力発電建設(2001年目標)の基金(費用2億3千万円)に積み立てるというもの。
電気料金の流れは右図を参照
 節電にも取り組み環境家計簿「Gファイル」や、それを実践した会員の「報告集」を刊行。
 風力発電所や市民共同太陽光発電所の設置準備、自然エネルギー関連の見学会や講演会なども行っ
ている。

 生活クラブ生協・北海道の脱原発への取り組みが契機。生協の共同購入の決済システムをヒントに、
北電・金融機関の協力を得て実現。道外の個人でも年額一口5千円の拠出で風力発電所建設に参加でき
る。(問合せtel: 011-280-1870)               



資料:県議会で継続審議中の請願書(2000年2月提出)

福島原発用MOX燃料の製造・検査に係る全データ及び、
品質管理手順書の公開をお求める請願書

要旨:
 県は、福島第一3号炉用のBN社製造MOX燃料データの製造・検査に係る全データ及び晶
質管理手順書の全面公開を、東京電力と国に対し申し入れること。

理由:
 東京電力は、福島第1原発3号機でのプルサーマル実施の延期を表明し、ベルギーのベル
ゴニュークリア社(BN社)でMOX燃料の確認調査を行い再確認したとして「約43万個の
ペレット全数をレーザー計測し、問題なし」と国等に報告書を提出しましたが、品質保証
の前提となる燃料ペレット計測データや品質管理手順書等は公表しておりません。
1月14日、通産省資源エネルギー庁は市民グループとの面会で、以下のような事実を認め
ています。
 @9月以来東電が約43万個のペレット全数をレーザー計測したといっていたが、実際は全
数計測は6割で残り4割は100個に1個しか計測していなかった。
 A通産省は12月「BN社においては、製造工程管理のための計測データの記録は行ってい
ない」としていたが実際は記録の有無の確認をしていなかった。
 B福島と柏崎の検査抜き取り率が0.22%から14,5%も差異があることについて「福島よ
り柏崎の立ち会い期間が長かったから」と、一定していなければならない抜き取り率が違
うことを認めた。
 こうした品質管理の中で、福島原発用MOX燃料がつくられたことは、果たして使用に耐
えられる品質保証なのか疑問は消えていません。市民の追求で、さすがに通産省側も「計
測データの公開をしないと国民の理解は得られない」と、計測データの公開の必要性を認
めました。
 製造工程管理の履歴が存在しなければ、その品質と安全性についてべ一スのところで確
認・検証のしようがなく、品質保証の信頼性に欠けます。不正の有無以前に、BN社製造
MOX燃料の品質保証には安全管理上疑義が生じます。
 福島県はプルサーマル計画に同意した際、「ウラン燃料と同等の品質保証」を国と電力に
求めており、BN社製造の約43万個のペレットが製造工程管理と検査の両面で、品質と安全
性に問題がないことの検証が求められています。
 BNFL社の不正を見逃した通産省資源エネルギー庁と計測データ記録も確認せず安全だと
主張し続けている東京電力が、国民に信頼されるには、全ての情報を公開し、何ら不正が
ないことを証明すべきです。
 この際、県は、県民の安全を守ることを第一義とし、国と東京電力に対し申し入れるよ
う求めるものです。
 地方自治法第124条の規定により、上記のとおり請願書を提出します。

                          2000年2月24日  請願者
 福島県議会議長 三保恵一殿 



インフォメーション:
MOX燃料装荷差し止め仮処分の審尋
  (第2回)10月27日午後4時〜5時半、(第3回)11月28日10時〜12時、
  (第4回)12月26日午後1時半〜。 いずれも福島市内の福島地裁で。
■MOX差止仮処分『第3回審尋』報告会
  10月28日(土)午後2時〜5時 郡山市総合福祉センター(郡山市役所裏)
■止めよう!プルトニウム利用MOX差し止め裁判いわき報告集会
  (予定) 11月11日(日)午後1時30分〜 いわき市文化センター


 くぬぎ平たより   第15回 では、また
        古川眞智子

●10月に入り、金木犀の甘い香りが漂う今
日この頃。紅葉の季節にはまだ早いと言うも
のの、今年の山はもう褐色に変色した枯葉が
目立つ。これも猛暑のなごりなのだろうか?
自然は不思議なもので、1年として同じ景色
にならないからおもしろし、。
●…今年の夏、私は"いわききのこ同好会"
という会に仲間入りさせてもらった。この会
は単に食べられるきのこを探すのではなく、
いわきにはどんなきのこが生えているかとい
う生態も調べる会なので、私のような全くの
素人でも入ることが出来た。今まで2回ほど
近隣の山で例会があったのだが、1回目は基
本の基もわからないので、名人と呼ばれてる
人に付いて行った。いわきの夕刊にもきのこ
の記事を載せているその名人は、粘菌という
不思議な世界を教えてくれた。粘菌とは、ア
メーバーのように物を食べながら這い回り、
条件が整うと茸のように1箇所に固定して生
えるという何ともミステリアスな生物だ。こ
れって動物なのかなあ?植物なのかなあ?
●山菜取りの時には、すぐ蕨目となって見つ
ける山女なのだが、きのこは勝手が違う。何
しろ捜し物は、薄暗い雑木林の中。近眼プラ
ス老眼の入った駄目には辛いものがある。そ
れでも先日、我が椚平の雑木林を散策すると
わずか1時間ぐらいで24種も見つけること
が出来た。しかし、ヒラタケ1つ取ってみて
も、真菌門担子菌亜門真正担子菌綱帽菌亜綱
ハラタケ目ヒラタケ科ヒラタケ属ヒラタケと
いうそうで、なんだか舌噛みそう。花なら「
バラ科かな?菊科かな?」と、検討のつけよ
うもあるのだが、どうも勝手が違うのだ。で
も、きのこは1年中何かしら出ているそうだ
から椚平での楽しみがまた1つ加わった。
●楽しいと言えば、この9日の体育の日、椚
平で"友だちの友だちは皆友たちだ!芋煮会"
を催した。大雨決行、台風中止とは書いたも

のの、あいにくの雨模様でどのくらいの人が
集まるのか心配だった。が、なんの、なんの。
マイドリンクを抱えて23人もの人が集まっ
た。小雨パラつく中、豚汁に、牛汁、秋刀魚
にイカのぽんぽん焼きと秋の味覚に舌鼓を打
ち、にわか寄席では落語が、ベランダではシ
ャンベ(アフリカの太鼓)のリズムが、そして
クラシックギターでは"枯葉"の演奏が、と、
それぞれがバラエティーに富んだ出し物で、
秋の1日を楽しんだ。
●そもそも、この椚平に家を建てる時、自分
達が生活を楽しむのはもちろんのこと、皆に
も楽しんで集ってもらえたら、という気持ち
があったので、今回のような集まりは大歓迎。
家の造りも一応玄関はあるというものの、南
側からはどこからでも入れるように、開放的
に出来ているのだ。もし、使ってみたい方が
いらしたら、いつでも'一報を!おいしい井
戸水、澄んだ空気付きでご提供致しますよ。
●と、椚平の宣伝をさせていただいたところ
で、15回に渡って書かせていただいた“く
ぬぎ平たより”も、今回でお別れとなりまし
た。振り返ってみるとあっという間の15回、
いろいろなことがあった。その中でも昨年の
9月のMOX燃料の運び入れ、JCOの事故
は未だ何の解決策が出てないと私は思う。問
題を山積みしたまま、21世紀へと突入して
しまうのだろうか。
●その上、ここのところ、日本国中やたら地
震が多い。三宅島に始まって、この7日には
島根でマグニチュード7以上の地震が起きた。
県内でも磐梯山で火山性の地震が起きている。
日本は火山や断層の上に乗っかっているよう
なものだから、地震が起こること自体なんの
不思議もないのだが、散在している原発(しか
も老朽化してガタがきている)がどうなるのか、
考えただけでも恐ろしくなってしまう。そし
て、もっと怖いのはそれを何の疑問も恐怖も
持たず、無関心な人達があまりにも沢山いる
ことではないだろうか?
●…最後に、ふつふつと思ってたことがこの
便りを書くこと文字に表わす事が出来、機会
を与えて下さった佐藤さん、アサツユ読者の
皆さんに感謝しています。ありがとうござい
ました。それでは、またどこかで…。


前のページに戻る