★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2001.3.12 第116号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ120円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 

 「当面はMOX装荷受け入れず」知事、公式表明
    国はプルサーマルと増設を断念せよ!
4.29プルサーマル中止!福島原発かざぐるまパレードヘ

●東京電力の発電所新増設凍結発表を受け、福島県の佐藤知事は2月26日の県議会で、「当
面MOX燃料の装荷は受け入れない」と正式に拒否表明をしました。東電の電源開発凍結宣
言の意味は大きく、『電気がたりないから原発が必要』という推進論を自ら否定したにとど
まらず、新エネルギー革命と電力自由化の大波の中で、日本のエネルギー政策の転換に向け
た流れを加速させることになりました。

●この機をとらえたのは日本初のプルサーマル実施と福島第1原発及び広野火発の増設とい
う3点セットを抱えた佐藤知事でした。建設中の広野火発の凍結によって自治体は20億円の
税収不足という事態に直面し、知事は「1年かけて原子力政策の見直しを図るべきだ」、
「双葉、広野両町民の理解を吹っ飛ばす状況。「原発に頼らない自立的な町づくりを進めて

いく必要がある」と語り、県議会でプルサーマル計画を当面受け入れないことを表明、核燃
料税の課税にも言及して答弁しました。原発立地県の立場でエネルギー政策を検討する。エ
ネルギー消費地との関係もじっくり考えたい」と語っています。

●1998年11月、知事が第1原発3号機でのプルトニウム利用に同意した後も、私たちは危
険性とプルサーマルの中止を訴え続けました。MOX燃料差し止め裁判で、東電は情報をひ
た隠しにして、裁判所の求釈明にまともに応えませんでした。この結果、MOX燃料は、県
が98年の同意条件とした「ウラン燃料と同等の品質保証」もなく危険であり、一福島県民が
実験台になることが一層明確になりました。

●国は、県に対し「一度動き出したら止められない」と圧力を強めています。いまこそ、プ
ルサーマル断念を国と電力に迫る時です!プルサーマルと原発増設計画を中止に追い込み、
脱原子力の道筋を確かなものにしていきましょう!

4.29チェルノブイリ15周年、プルサーマル中止!エネルギー政策
の転換を求める双葉行動(仮称)に参加しよう!〜詳細次号〜

インフォメーション

☆ 島田恵写真展 〜六ヶ所村・核の遺産と人々〜

 1990年から10年間六ヶ所村に住み、村人たちの生活や剣変貌す風景を撮り続けた
島田恵さんの写真展が、今年全国を巡ります。田村郡三春町でも島田さんの講演会と
ともに開催することになりました。.桜の季節でもあります。ぜひお出かけください。
 4月27日(金)9:OO〜20:OO 28日(土)9:00〜17:OO

主催:島田恵写真展みはる 連絡先: 0247-62-4647(武藤)

■ 会場:田村郡三春町「三春の蔵」
○住所:三春町大町77−4
  (日石三菱GSから北入る、三春伝承館向かい、磐州通り沿い)
  (1階は喫茶「リストランデ プレーゴ」で、会場は2階です)
○交通:福島交通バス「中央大町」下車(郡山駅西口、三春駅から)
○電話:なし
○入館料:無料
○案内図: 
http://www5.ocn.ne.jp/~tmo/chizu_02.html
         三春まちづくり公社のホームページから

☆島田恵講演会 4月28日(土)13:30〜15:30
○会場:三春町文化伝承館(三春の蔵の向かい)

    電話 0247−62−0070
○郡山からの路線バス:3月現在(4月改正予定)
    郡山駅西口12:25発 中央大町12:56着
    中央大町16:03発 郡山駅西口16:38着
    おおむね30〜45分間隔  運賃640円
○入場料:800円

主催:島田恵写真展みはる 連絡先: 0247-62-4647(武藤)


東電に、プル・増設中止と公開討論会の開催をもとめる

 2月22日、県内の9団体2個人の代表8名が第一原発を訪れ、広報部長に以下の要請書を手
渡し、1時間にわたって質疑を行いました。東電は、「広野火力をはずしてプルサーマルの取引
材料にしているわけではない。」「知事発言については応えられる状況ではない」とし、期日ま
でに回答すると答えました。

福島原発でのプルサーマルおよび増設計画の中止と公開討論会の開催を求める要請書

 貴社は電力需要や過剰設備の抑制策として、向こう3-5年の新規電源開発の凍結を発表しま
した。
 これまでの電源開発は産業界への供給対策を優先し、ダムや原発に象徴されるように地
域の社会的豊かさを破壊しながら、資源を奪い廃棄物を棄てていくというものでした。貴社の
今回の判断は、高齢社会・低成長時代を迎えて、これを見直し、地域と経済と環境の再生をめ

ざす地域分散型の電源開発に転換していく上では合理的なものといえます。
 翻って、今回の発表で明らかになった「原子力の除外」と「地域の軽視」は福島県民にとっ
て由々しき事態です。

 「原子力の除外」について、福島県民には理解できません。現在、福島県民にとって原子力
発電所はお荷物です。迷惑施設であり、危険施設です。県民は、福島が「核のゴミ捨て場」に

なることを望んでいません。しかし、MOX燃料を始めバックエンド対策が未解決の今日、そ
の可能性は依然残ります。知事が、「プルサーマルを含めて見直し」「1年かけて原子力ヘの原
則をつくる」というのは、県政の最高責任者としては当然の態度です。貴社にとって再処理や
放射性廃棄物の処理費用は莫大で、電気料金に上乗せするにしても貴社の財務体質の悪化に寄
与するのみであることは十分御存じの筈です。

 「地域の軽視」は、自治体のみならず県民の反感をかい、貴社の身勝手さを印象付ける結果
になりました。自治体は火力発電所増設に連動させ財政や地域経済の中期的見通しを持ってい
ましたが、今回の凍結決定で影響を受けることになりました。大規模な開発行為は、地方自治
体や住民とよく相談し、説明して理解と合意を得ることが肝要です。しかし、電源開発をめぐ
る東電の手法は、公共性の名のもとに計画をゴリ押しするという面が一貫して強く、説明責任

も果たしていません。今回も、企業利益優先の判断で、自治体や住民の意向は無視された形で
す。

 昨年来のMOX燃料差し止め仮処分は、近く結審を迎えます。貴社の情報非開示が事実の解
明を妨げ、かえって検査データ不正の疑念を深め、MOX燃料の安全性も担保されない状況も
出てきました。

 新規電源開発の凍結をめぐる貴社と国、県など自治体の動きを受けて、県民のいのちと暮ら
しを守り、情報公開を求める立場から、以下求めます。3月25日までに文書で回答されるよ
う要請します。

1. プルサーマル計画について、市民との公開討論会を、本年夏までに立地町で開催すること。
2. 福島原発におけるプルサーマル計画を中止すること。
3. 福島原発の増設計画を中止すること

                                      以上・・いわきに風を・ 劇団赤いトマト・ 原発いらないいわき市民の集い・ 子供の未来を考える会(郡山)・ ストップ!プルトニウム・キャンペーン・ 脱原発ネットワーク・会津・ 脱原発福島ネットワーク・ 福島原発30キ□圏ひとの会・ 双葉地方原発反対同盟・ 倉茂洋一・  米倉正裕


東電MOX使用差止め裁判(1/30,3/1)の傍聴と福島原発でのプルサーマルおよび
増設計画の中止と公開討論会の開催を求める申し入れに参加して。

 1月30日、3月1日と福島地方裁判所でMOX使用差止め裁判を傍聴した。
 実は、裁判というものはてっきり大きな部屋で、右と左に別れ、宣誓して行うものかと思ってい
たのでこじんまりとした部屋に連れて行かれたのでまずびっくりした。
 
中には大きな楕円形のテーブルが1つ。その回りを10脚強のイスが取り囲み、窓際(東電側)に1
列、入り□側(原告側)に2列、後ろに1列、計3ヶ所傍聴のためのイスが並べてあり、全部合わせれ

ば、それでも32,3人ぐらいは入れるだろうか。
 
テーブルには裁判官及ぴ裁判所の人、そして双方の弁護士がついてるのだが、初めての私にはど
こまでが私選の弁護士なのかよくわからなかった。ただ一人・我が市の悪徳助役にそっくりなのがい
たので、それは一発で東電の弁護士だということはわかったのたが…。裁判官は森本レオみたいな
優しサなおじさんで、丁寧に質間の内容を聞いていた。感じは悪くなかったけど、どんな結審をす

るのかは…???。
 1月30日の審尋については前回のアサツユに詳しく載っていたので省かせていただくが、2回
を通して感じたのは、東電側は同じ土俵の上に上ろうともしない、いや、上がったら負けるのがわ
かっているので、庇理屈つけて逃げ回っている。なんとも人を馬鹿にした態度だった。
 
東電側の後ろに陣取っているのは、ばしっと背広を着た良いとこ出の御坊っちゃんみたいな、若

いお兄さん達。きっと、ママに叱咤激励されてエリートコ一スを歩んできたんだろうなあ。でも、
自分で物を考えるってこと、学んできたのかな?
 
そんな中で答えるのは1人N氏だけ。かなりあやふやな答弁。っていうか答えにはなっていない
んたけど、神経性胃炎にでもなりそうな顔してたよな。私が妻だったら、「あなた、会社なんてど
んなに尽くしたって役に立たなくなったらポイよ。.それより身体大事にして。」といたわってあけ

たいような感じを受けてしまった。
 
悪徳代官のような弁護士には、前回の裁判の時、「もう、集まってもしょうがない」発言があっ
て頭にきていたのだが、「ルモンド社の報道に対してなぜ異議申立てしないか?」の質問に、「そん
なつまらない事」って、あなた、生データー出してって言ってるのに、そこが争点の一番大事なとこ
じゃないの?結局・東電側は質問をはぐらかし・今回も何にも答えてない!

 小学校の学級会でこんなことしたら、先生にしかられちゃうよ。もっとも、国会のやりとり見てて
も、今や、一番真面目に話し合ってるのはが、小学校の学級会かもしれないけど…、ね。
 
しかし・話し合いにならない裁判で裁判官はどんな結審を出せるのだろうか?「話しに応じょうと
もしない東電に国民の大事な命は預けられません。MOXは差止めです!」とあの裁判官は答えてく
れるのだろうか。

 関連して、2月22日大熊の東電に申し入れに行った時の話しも書いてみたい。
 
県内の人ならテレビで見られたかもしれないが、映っいるのは部屋に入るまで。肝心な話し合いに
なると報道陣は皆締め出しをくってしまう。何か1、「県民の皆さんの理解を得て。」た。話し台い
の内容を聞かれたらまずいの?「国策だから進めるが国策外れたらやめる。」って言った事、報道の人
に聞かれたらまずいの?電力需要が落ち込んでて、10兆円の借金抱えていて、そらもう大変なのに

31億も町道建設に、どっからそのお金出せるの?そして町民の為って言っておいて、実は7,8号炉
につなげるんだって?
 1時間以上に渡る話し合いを密室でやっておきながら、「あらゆる機会を見つけて説明会を行い県民
の皆様のご理解を」って、私達の陳情場面を公開してもらえれば、メディアを通して広く県民の皆様に
ご理解していただけると思うよ。良いか悪いかを!

 時代は刻一刻と変わっていくのに、いつまでも対応できないでいると恐竜みたいに滅びてしまうよ、
東電さん。しかも関係ない私達まで道連れなんて…。
 
キーポイントは「生(なま)」!「公開」!後ろめたくないなら、出きるでしょう?と、またまた頭にさ
てしまった3日間だった。
                                   報告 古川(眞)



Kの私憤(その4)
 "ぼかしの術"は、お家芸?
         佐々木慶子(福島市)

 “ぼかし”と言うのは染色法のそれでは
なく、“焦点をぼかす”のそれである。物
事が行き詰まると、“とかげの尻尾切り”
“頭のすげ替え”程度は行なうが、本質的
問題解決を先送りして、その場をしのぎ、

説明責任や結果責任をほがすというもので
ある。中でも政界、財界の特技?と言えよう。
 今の自民党に見られる体たらくぶりはそ
の典型である。そこには国民の側に立った
視点はほとんどなく、既得権にしがみつく

“党利党略・私利私欲”の強欲集団(群?)
そのものの姿であろう。森総理は、そのポ
ストに座るだけの資質・ビジョン・責任感
があるとは到底思えず、足下が崩れそうな
危機が迫っているのに、浮かれて踊ってい
る姿が当を得ていると見るのは、悲しいか

な、私だけでなく今や世界の認識とも言え
よう。しかし、それは“森喜郎”個人の問
題ではなく“それしきの総理、それしきの
国民”なのである。金融市場もそれに連動
」底値を更新中である。良かれ悪しかれ、
80年代に日本が“ものづくり技術”で世界

のトップを占めた実績も、この政治手法に
よって地に落とされようとしている。
私は最近、これと同様の戦術を法廷の場
でも目の当りにした。それは「東電MOX
差し止め裁判」でのことである。昨年、8.
9提訴以来、7回の審尋(内1回は公判)

が行なわれ、3.1に結審したが、私は、原
告の一人として、出来るだけ参加した(審
尋1回に欠席)。法曹界との直接的関わり
は無縁だったので、興味津々だった。裁判
とは、うそや虚偽があばかれ、事実と真実
のみで闘われる場であると思っていた私は、

東電側の不誠実さに驚いてしまった。こち
ら側の代表の海渡雄一郎・河合弘之両弁護
士(甲)からの論点をしぼった鋭い追求に
対して、東電側(乙)はまともに応えず、
ついには裁判長から「求釈明」の要求を求
められる有り様であった。その内容は追求

側(甲)の分析がハイレベルで私の乏しい理

解力では追いつけないところが沢山あった
が以下に少し例をあげると、[例@(甲)「抜き
取り検査で不良品ゼロという根拠を示せ」/(乙)「関
電におけるデータ攻ざんがあったので思い込みで言っ

ているのだろう」と言い、しぶしぶデータのごく一部
を提出 例|A「このデータは4ミクロン単位で正確に
読めない。1ミクロン刻みのものを出せ。これを分析
しただけでも二山グラフになるのはおかしい」/「ベル
ゴ社からのはこれだけ」一後の審尋で東電の要求で4ミ
クロンのものを出したというベルゴ社側のコメントが

仏紙ルモンドによってすっぱ抜かれたことが暴露例B
「生データを示せ」/「手元にない。どこにあるかもわ
からない」例C「べルゴ社に本データを要求せよ」/
要求するつもりい」例D「5年間使用のウラン燃料棒
で自己模擬実験で燃料棒が破損し、ペレットが砕けた。
期使用のしかもウラン燃料よりも制御の効きに悔いMO

X燃料での実験はしているのか」/「してない。壊れて
もかまわない」...] 。
開いた口が塞がらないとは
正にこのことであろう。求釈明にはとうとう
まともに答えず、.県民・国民の安全を守ろう
とする視点もなく・営利優先で計画をこなす
だけの律儀な(!?)、無責任極まりない姿だけ

である。結局、「MOX燃料の安全性は、国・
通産省(当時)も東電もどこも確認していない!!」「MOX燃料使用の模擬実験も行な
わず、ずんがり私たちの郷土・福島で初実験
て(!?)ことが露呈したのである。こんないい
かげんな行政に私たちの命・財産そして子ど

もたちの未来を託すことはできない!!この
上は、生島裁判長の真に公正な判決に期待す
るものである。ここに正義がなくてどこに!?
という想いである。
 森総理はいよいよ退陣になるようであるが、
それだけが問題解決ではないことをしっかり

肝に命じたい。また、我が佐藤栄佐久県知事
の2.8以来の県議会などでの原発政策に対す
る限りない不信感発言に光明を覚え、エール
汲を送るものである。感激のあまり、2.14に
は、“バレンタインデーチョコ”と花束と、
そして全国から届いたメッセージを仲間と共
に県知事に届けに行った一人である。

 20世紀からの先送られ問題が一挙に噴き
出してきている今、私たちはあきらめること
なく、一人一人が出来ることを小さくても行
動を興し、世界中のどこでも、誰にでも、い
つでも、主張・発信し続けていくことが必要
であると確信している。


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