★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2001.8.10 第121号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ120円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 


仮称「エネルギー政策市民検討会」の
相談会の呼びかけ

 現在、福島県は、プルサーマル計画の受け入れを拒否し、1年間かけて県庁内の「エネル
ギー政策検討会」で、エネルギー政策の見直しを進め、国に提言を出そうとしております。
これについて私たちは.10年にわたる様々なストップ!プルトニウム・キャンペーンの成
果と評価しつつも、市民サイドとして、福島原発の抱える問題点と脱原子力の道を明らかに
し、地域の再生に向けた活動を開始しようとしています。
 4月、福島原発立地地域の双葉地方で、地域の脱原発・反原発グループが集い「福島原発
の現状と未来を考える集い」を開催しました。第1回目は、地域の代表が「地域経済の現状」
「使用済み燃料」「今後の電力需要」など現状を発表しあって、入り口の論議を始めました。
今後、「被曝労働」「原発震災」「防災対策」など県の検討会があまり触れたがらない部分
について論議を深めようとしています。
県の検討会はこれまで4回開かれ、専門家の講義を聞いて質議を行なう形ですすめられて
います.現在まで内容的には、総も的な部分の検討になっており、今後の具体的課題には踏
み込んでいない様子です.
 こうした現状を踏まえつつ、市民サイドでエネルギー政策の検討を具体的に始めよう、と
いうのが今回の呼びかけです。核燃料サイクルとりわけ再処理と使用済み燃料の問題、新エ
ネルギーや自然エネルギーの促進方法、立地地域の今後のあり方などテーマも多岐にわたり
ます。県の検討会の議論と噛み合わせていくことも大切です。
 どこから、どのように、どう始めていくか、みなさまと相談したいと思います.
下記の要項で相談会を開催いたしますので、お忙しいこととは存じますが、御出席くださる
様よぴかける次第です。
                        脱原発福島ネットワーク
                        ストップ!プルトニウム・キャンペーン
                        福島原発30キロ圏ひとの会

<相談会の要項>
*名称:仮称rエネルギー政策市民検討会上の相談会
*内容:@市民検討会の役割と発足について
   A市民検討会の内容について。
   B市民検討会の進め方について

*場所:福島県双葉郡富岡町双葉教育会館
*日時:9月8日(土)午後6時-8時
*交通:常磐線夜の森訳下車徒歩10分



続報-★いわき市鹿島町の携帯電話基地局問題
ドコモが反対排除の民事調停、住民は移転を求める
<経緯>
 基地局は、高さ40メートルの鉄塔と付属施設でマイクロ波の無線中継所です。昨
年9月末完成し、12月開局予定でした。これは、下蔵持区の建設同意のないまま、
近隣住民に電磁波は出さないとウソをついて建設したものです。このため、下蔵持
区と隣の久保1区が行政区として撤去移転の総会決議をあげ、昨年10月以降、撤去
移転運動をしています。「住民無視で区の同意もないこと」と「電磁波の人体への影
響」が大きな理由です。
 何度かの電磁波に関する学習会を行ないながら、両区は許認可権のある市と旧郵
政省に6千人近い反対署名を提出しました。市も旧郵政省も「住民と良く話し合っ
て理解を得るように」とドコモ側を指導しています。
ドコモ側は、昨年12月までに行政区主催の説明会に2度出席した以降は、一貫して
話し合い拒否め姿勢です。
 住民の理解を得られないため、工事完了届が受理されずと開局許可がおりません。
住民の話し合いの求めに応じなかったドコモ側は、4月末に、妨害排除の民事調停
申立を行い、第1同調停が6月11日、第2同調停が7月17日にいわき簡舞で開かれ
たところです。

<調停>
 調停一事の白黒をつけるのが「訴訟」ですが、当事者間に事実に関する争いかな
く同じ土俵で合意するのが「調停」です。調停では、調停委員(裁判官、1名、学識
経験者2名)が、双方の事情を聞く「期日」が3回ぐらい設けられ、必要に応じて
調査や証拠調べをすることができます。その後に、調停委員が調停案を示します。
合意すれば、訴訟=裁判と同じ効力を発揮するのが特徴です。合意できなければ「不
調」となります。その後は、訴訟に持ち込むかどうかの判断です。

<ドコモの申し立て内容>
 ドコモの調停申し立では「署名簿出せ。開局妨害するな。ノイズフィルターつけ
させろ」の3項目です。
 署名簿というのは、市と旧郵政省に提出した6千人近い反対署名のことで、「署名
は、市とドコモめ宛名になっているのに市に提出して、ドコモには目録だけ、自分
達にも交付せよ」ということです。下蔵持区と久保1区が行政区として行なってい
る撤去移転運動を「区長が扇動する理由のない反対運動」と決めつけ、「開局できな
ければ損害賠償請求」と住民に対する敵意もあらわで、「反対理由を携帯電話利用者
に説明せよ」とまで言い切っています。また、開局すれば電波障害が必ず起きるか
ら「ノイズフィルターつけさせろ」というのです。

<住民の反論>
 住民側は、鉄塔建設によって既にテレビ受信障害が起きていること、隣接住民は
屋根におおいかぶさるような鉄塔に日々精神的圧迫を受けていることをあげ、現に
被害が出ているとしています。このため「現状回復したら署名簿を出す。移転交渉
に応じろ」と反論しています。
 行政区としての撤去移転運動は、地区住民の生活と環境を守る行政区として当然
の活動であること、「住民無視で区の同意もないこと」と「電磁波の人体への影響」
を考えれば、居住住民の当然の権利であると強調しています。また、「損害賠償請
求」にはむしろドコモ側に対して不穏当な住民敵視の表現を撤回することを求めて
います。さらに、区の建設同意のないまま、近隣住民にウソをついて建設したこと、
住民の話し合い要求に応じないことなど、経過を全く無視して「反対理由を携帯電
話利用者に説明せよ」というのは、公共事業者としての説明責任を放棄するもので、
企業倫理が問われると厳しく指摘しています。



Kの私憤(その8)
  Who am I ?

     佐々木慶子(福島市)

「吾輩は猫である。名前はまだない。..
.」これは有名な夏目漱石の小説の出だし
である。私流で言えば、「私は中学校の教
師である。名前は佐々木慶子である。名刺
はない。」とでもなろうか? 私はこれま
で自分の"名刺"'を用意したことがなかっ
た。"名刺"はある程度の肩書きのある人
だけが必要とするものであって、一教師の
身には無縁のものであると思い込んでいた。
とは言え、厳密に言えば、一時期、私は自
分の名刺をバンバン便っていたことがある。
自分の名刺と言うより、充てがわれたもの
である。’92年から5年間、県教組(県教職員組合)
の専従役員(県女性部長)であった。一その間-立.
場上会う人に、まず差し出すものとして、
名刺は必要欠てべからざるものであった・
それは私が偉い(?)からではさらさらなく、
役職を示すだけのものであり、私の名前は
付け足しなのである。その名刺の名前は入
れ代わるものであり、私自身のことではな
いのである。5年前に現場復帰し、名刺を
必要としない生活に戻り、肩の荷を下ろし
た気分になったのは事実である。
しかし、最近、私は"名刺,の必要性を
ひしひしと感じているのである。それは、
自分を誇示するためでは決してない。"自
己の証明"としてのそれである。知己でな
い相手と真撃に対する時、相手からの信頼
を得るために、何らかの形での"自己の証
明"は、あって然るべきではないだろうか。
増して、相手から先に名刺を出された時、
返すべきものがなく、ばつの悪い思いをす
ることが頻繁にあり、礼儀としても必要性
を覚える。そこには社会的地位の高低や、
役職の有無は関係ない。自分は何者である
かを簡単に示す"名刺"のようなものが欲
しいのである。極端な言い方をすれば、自
己主張の出来る年齢になったら、子どもも
持ったらどうだろう。嵩張らず、型にはま
らない手作りの個性的な物でいいと思う。

名刺交換は、得てして、男同士の尊大ぶ
った名士(?)同士だけの特許ではないはず
である。'"自己の確立"の一端として、誰
もが共有し合ってもいいのではないか。プ
ライバシーにこだわるならぱ、内容を最小
限にし、乱発しないようにするなど、それ
こそ人それぞれの使い方でいいのである。
ということで、最近、私は拙いワープロ
で'手作りり名刺を3種類(公的用、私的
用、外国人用)作り、使い始めている。

私は、名前を氏名とは言わない/使わな
いようにしている。なぜなら、氏は男子名
に使われることが多い。また家父長制の氏
にも通じるからである。また名前の表記は、
何時でも、何処でも、佐々木慶子である。
近年は外国でも、英語の授業でもkeikoSa
sakiとは言わず、Sasaki、Keikoで通して
いる。なぜなら私の正式名は佐々木慶子で
あるからである。中国人、韓国人、朝鮮人
は、決して姓名を逆にせず/させていない。
名前は人権と表裏一体とも言える。勝手に
変えたり、また、相手のいやがる呼び方は
さけるべきである。ニックネームは親しい
関係において親密感を増すものとして許さ
れた特別のものである"
名前の呼ばれ方も、事務的ならいざ知ら
ず、親しい人からは、「佐々木さん」とは
呼ばれたくない。「佐々木」は私の氏名で
あってく私個人の名前は「慶子」である。
だから「佐々木慶子さん」か「慶子さん」
と呼んでほしいのである。日本人は、相手
の呼び方が総称的であることが多い。配偶
者同士も「おい」「あなた」などが多い。
名前を呼び合って、「個」をしっかり認め
合う関係をもっと築きたいものである。


第2回原発の今とエネルギーの未来を考える集い

 命をけずる
               被曝労働の実態

9月8日(土)
午後2時-5時

双葉教育会館
  TEL:0240-22-1790
双葉郡富岡町夜の森
JR常磐線「夜の森駅」下車徒歩10分

新エネルギー革名と電力自由化の中で、日本のエネルギー
政策も変わる。
原発立地35年。10基の原発は、老朽化が進み事故の危険性
が高まり、使用済燃料と廃棄物を捨てていくのか。
地域の文化的豊かさや社会的豊かさはどこへいったのか。
新局面に入った福島原発の現状を直視し、脱原子力への
みちすじ、地域の豊かさと自立を真剣に考えます。
シリーズ集2回は「命をけずる被爆労働の実態」を考えます。
原発をとめて安全のための定期点検が始まる時、
そこに被曝労働という名の命と引きかえの現実がある。

●東京電力福島第一・第二原発で11年以上働き、急性白血病で死亡した47歳の下請け労働者。
 昨年10月、富岡労働基準監督署は、遺族の放射線被曝死による労働災害申請を認定した。
●被曝死した労働者は、溶接工として1989年に第二原発3号機の再循環ポンプ破損事故の修理
 で炉心に入り、その年224ミリシーベルトも被曝。11年間の集積線量は749ミリシーベルト。
 労働省の基準値55ミリシーベルトをはるかに超えていた。
●労働者の父親は「原発で働く人たちを息子のようにしないでほしい」と訴えている。
 福島原発では、相次ぐ原子炉内のシュラウド交換や定期点検の短縮で、被曝線量が増えている。
 原発被曝死をなくせ!という30万人被曝労働者の声に謙虚に耳を傾ける時だ。
 エネルギー政策の闇の部分をしっかりと見すえる。そこから、政策転換の見直しがはじまる。

*報告
 石丸小四郎「福島原発での被曝労働の現状』
*講演
 嶋橋美智子「浜岡からの手紙・原発に奪われた息子」

   嶋橋さんは浜岡原発で働いていたひとり息子の伸之さんを1991年白血病で亡くされた…


  脱原発福島ネットワーク/福島原発30キロ圏ひとの会/双葉原発反対同盟/
 原発の安全性を求める福島県連絡会
                     
問い合わせ先:TEL.FAX0246-58-5570


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