★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2002.4.10 第129号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ120円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 

    フランスで製造中のMOX燃料に新疑惑!
    
ズサンな東電の「品質保証」
仏社、プルトニウム使わずMOX製造確認試験!

●東京電力は、福島第一原発3号機で計画中のプルサーマルで使用するMOX燃料の第2回装荷分・燃
料集合体32本を、フランスのメロックス社に発注し、すでに製造中であることを認めましたが、新
たな疑惑が明らかになってきました。

●前回の疑惑は、」経済産業省が原子力発電技術機構に依託した試験研究結果から、コジェマ社の
MINAS法によるMOX燃料の品質が劣悪で、コジェマ社とメロックス工場製のMOXペレットは、プルト
ニウム均一度に問題があること、プルトニウム均一の検査方法の科学エッチング法がプルトニウムス
ポットを測定できず、制度も悪いこと等が指摘され、メロックス工場のMOX燃料製造能力が低く、東
電が、福島一の3用に製造している燃料の品質が果たして保証されるのか、というものでした。

●新たな疑惑は、コジェマ社のメロックス工場でMOXペレットを製造する際の、製造確認試験にプル
トニウム入りのMOX燃料を使わずウラン燃料で済ませたというものです。これは、東電が2000年
11月14日付けで経済産業省に出した「輸入燃料体検査申請書」の中で「実際の部材」を使ったと
いいながら、「実際はUO2燃料部材約80Kgを使用」となっていることから判明したものです。東電
は、これまでのベルゴ社では実際のMOX燃料を使っていましたが、なぜ、メロックス社では、こんな
呆れた手抜きをしたのでしょうか?理解に苦しみます。明解な説明が必要です。

●この中で、前回疑惑のプルトニウムスポット測定についても、「PWR仕様のMOX燃料材の製造実
績調査により」と、福島原発型のBWR仕様の検査を行ってないことが明らかになりました。

●東電が行ったというメロックスでの「品質保証確認」は、こんなにもズサンなものでした。MOX燃
料を使わずウラン燃料で済ませ、PWR仕様のMOX燃料材で福島原発型のBWRも安全だといっている
のです。あきれた安全性確認です。

●東電は、プルサーマル実施への福島県の同意や国民・県民の理解も進まないうちに、こっそりと新
たなMOX燃料を製造し、品質保証もズサンなものでした。このような状態で、福島一の3でのプル
サーマル実施・MOX燃料の7月装荷などあり得ないことを、国も事業者も肝に命ずることです。

●知事は、欧州のエネルギー事情の調査と国際シンポジウムの参加のため、4月に職員を欧州
に派遣すると発表した。県のエネルギー検討会へも影響するものと見られる。


第1期 エネルギー政策市民検討会

 *第6回「地域をどう再生するか一原発と県・立地地域の今後」 
   4月21日(日) 午後1時30分/

 富岡町 リフレ富岡(双葉郡富岡町夜の森北一丁目)

原発立地地域の地元での開催です。MOX燃料製造過程に不正の疑惑が新たに持ち上がったこ

とは、立地町村に一層の将来不安を掻き立てるものです。

こうした状況の中での今後のあり方について、当HP読者の皆さん、検討会の会場で御一緒に

考えましょう。ぜひ参席下さい。


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