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★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★ アサツユ ☆2002.11.10 第136号☆
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県議会、プルサーマルと維持基準拒否の請願採択
原子炉等規制法違反の福島第一・1号機は廃炉に!
●原子力安全・保安院は、東京電力の福島第一原発1号機原子炉格納容器漏洩率検査
偽装事件で、原子炉等規制法違反により同機の一年間の運転停止処分を発表したが、
電気事業法の定期検査の妨害・忌避は時効で刑事告発を見送った。福島県知事は「率
直に言ってもう許せない。国が見抜けなかったというのは、我々の思いに国が応えて
こなかった」と批判。福島県民は、安全確保上の最重要機器での、国の検査官立会い
の中で行われた、日本原子力史上例のない犯罪行為に驚愕している。安全性の捏造に
よって、原発への信頼性は根底から崩壊し、信頼は地におちた。原子炉等規制法の目
的にてらしても、安全性を捏造する事業者に、原子炉を運転する資格はない。第一原
発1号機の廃炉こそ必要な措置である。
●脱原発市民団体の請願が、県議会ではじめて採択された。まさに時代を画すること
だ。脱原子力の道が県民世論となりつつある。10月11日、福島県議会は「新しい検査
制度検討は立地地域の合意形成を図って慎重に行い、維持基準の具体化は見合わせ
る」ことなどプルサーマルと維持基準拒否の10項目の「原子力発電所における信頼回
復と安全確保に関する意見書」と「東京電力の原子力発電所に関する徹底した調査の
実施と安全性確保を求める決議」を全会一致で採択し、15日に議長以下各会派が平沼
経産大臣はじめ政府と東電に申し入れた。福島県内は、県民の安全への願いを踏みに
じる「維持基準」法制化について、官も民も反対するとともに、国への不信が増大して
いる。
東電不正事件、命と暮らし守るためあなたも告発人に
●事件発覚以来、ネットワークは3度東電及び保安院と交渉し、不正に関する全ての
生データとその指示系統の公開を求めたが拒否された。29件の不正と格納容器気密
試験データ偽装事件は、何一つ第3者によって検証されていない。にもかかわらず東
電は、運転再開への地ならしとして地元立地町各区ごとの説明会を実施し始めてい
る。
●この際、事件の全容解明と再発防止のため、検察庁への告発によって、犯罪としての
訴追を求める。誰でも委任状1枚で告発人になれる。一連の事件を原発に対する最後
の警鐘として捉え、大惨事に至る前にこの国の原子力政策を変えよう。東電の犯罪を
質すことは、市民自ら命とくらしを守るためだ。多くの方々が告発人となるよう訴え
る。まず、あなた。そして家族、友人・知人に広げよう。委任状の締切は12月4日です。
(詳しくは別紙参照)
インフォメーション
原子力安全規制国会議員連盟調査団
11月18日(月)大熊町 午前10時30分:第一原発
東電・保安院交渉
11月21日(木)大熊町 午前9時:第一原発 11時:オフサイトセンター
知事を囲む懇談会「これからのエネルギー政策」
12月2日(月)郡山市 午後2時:郡山ビューホテルアネックス
●冒頭お詫びから主役の東京電力、原子力安全・保安院が出ないと、主催者の報告。
なんと「説明済み」(東電)、理由言わず(保安院)だって。原子力ムラの辞書に
「反省」「説明責任」はないらしい。
●浅石紘爾氏の基調報告に続き、後藤茂敏氏
(福島県)が福島県エネルギー政策検討会の「中間とりまとめ」を30分間解説、質疑
も。県では「求めがあればどこにでも説明に行く」とのこと。日弁連が画期的と評価
した県エネ検「中間とりまとめ」を研修会、講演会のテーマにいかが?
●今回の目玉は、飯田哲也、桜井淳(ともに県エネ研講師)、海渡雄一、佐藤和良の
四氏による3時間のパネルディスカッション。論点を概観する。(文責:あおき)
(1) 電力不正問題をどう見る
原子力ムラの虚構を現場の技術で埋めてきたが、それが限界を来たした/老朽化、
世界に例ない事象に技術が対応できない/国・東電の「焼け太り」許すな/東電・国
総ぐるみの不正。
(2) 東電中間報告で全て明らかになったか
原資料未公表、第三者検証もなし/インディケーションは亀裂そのもの。水中カメ
ラ、超音波探傷法では亀裂わからぬ/東電報告に実名なし。経産省報告は東電データ
を鵜呑みに不正隠し当事者=榎本前東電副社長と作った提案そのもの/責任系統が出
ていない。
(3) 安全性に問題ないか
シュラウドの亀裂は他の電力でもあるはず。燃料集合体350t等の支持構造物がひび
割れる重大問題。水素注入、貴金属注入、鉄球での打撃で対策。「トラブル報告した
くない心理があった」(東電報告書)で再発防止できるか/浜岡差止裁判の論点。浜
岡4で中電もトラブル隠し?or 1年で67箇所の亀裂発生?/交渉で「できるだけ報
告したくない」(東電)。健全性評価でほとんど報告しなくなる/自由化で稼働率至
上に。技術検証する体制ないと一層ひどく
(4) 保安院・原子力安全委員会の問題
省庁再編で安全委事務局弱体化。保安院は科技庁吸収し一層原子力推進へ。独立行
政法人 原子力安全基盤機構は保安院の焼け太り。技術者は国と電力・メーカー合作
の辻褄合わせに明け暮れ/安全委、保安院とも技術力なし。電力の検討結果を保安院
が、さらにそれを安全委が丸写し/保安院は責任感覚欠落。安全委は運転中の原発へ
の権限なし。保安院は内閣府に移すべき/国会は経産省・電力出身議員に牛耳られ
る。保安院分離論は福島では常識
(5) 維持基準(=健全性評価、欠陥許容基準)の問題
これまで維持基準なかったから、深刻な事故の一歩手前で済んだ。維持基準は破壊
力学(経験)に依存。SCC(応力腐食割れ)は原子力特有の問題で、亀裂を正確に計
測できる技術も、亀裂の進行を正確に評価する技術もまだない/日本だけSUS316L
(SCC対策済ステンレス鋼)シュラウドのSCCが多発したのは、仕様違反の鏡面仕上げ
による引っ張り応力(SCC3大要因の一)が一因/いまの東電・国では、健全性評価
で止めることできない。データ隠されたら終わり。この基準づくりを省令改正でやろ
うとしている。
(6) 立地県の位置づけ
立地県の権限の法定化、県条例で関与を。安全協定に抜き打ち立入権、勧告権を盛
り込む必要。
(7) 原発停止で電力需給は
中電は原発全部止まっても支障無。52基全停止で困るのは夏の一時期だけ。その時
間帯の消費はオフィス冷房が半分/全国送電網整備済、融通しあえばよい。自治体中
心に再生可能エネルギー推進を。
(8) 原子力政策どうする
米は老朽原発続出でブッシュの推進も衰退の歯止めとならず。プルサーマルは国策
でしぶしぶ。自由化時代に建設期間の長い原発は作れない/廃炉が視野に。脱原子力
の地域づくりを住民主体で/国はどうしようもない。県単位で再生可能エネの政策化
を/国策は理念も経済合理性も無。LNGと自然エネの配分がエネ政策の国際水準。東
電の会社分割を。
9月14〜16日、いわき明星大で日本原子力学会秋の大会が開かれた。その内、一般
公開された二日目の「東電問題特別セッション」(60分間)について報告する(配布
資料は一切なし)。
当初20分間は、尾本彰 東電原子力技術部長の報告。改竄の調査経過と場所の説
明、そのまま運転しても安全と判断した根拠(コード計算による)の説明後、個人的
考えとして、1).原発の劣化を適切に評価し、運用する基準作り(炉内構造物の非耐圧
部材の維持基準として、火力原子力発電協会で2000年検討開始し、2002年に策定され
たガイドラインを例示)、2).専門技術者が所属を越え社会と繋がること(カナダのプ
ロフェッショナルエンジニアを例示)の必要性を述べた。
残りの報告者2名(各20分)は、エネ庁総合資源エネルギー調査会原子力安全・保
安部会検査の在り方に関する検討会、同部会原子力安全規制法制検討小委員会の委員
として「健全性評価基準」(=維持基準=許容欠陥評価基準)の導入を推進してき
た。
*小林英男 東工大教授は、「原発は使っていれば必ず劣化する。絶対壊れないと
社会をだましてきた」「無害か有害かを判定し、無害なら運転できる基準を作るべ
き」とし、非破壊検査基準、割れ・劣化評価基準、補修取替基準からなる維持規格の
導入に向け、米 ASEM B&PV codeのSec11 Div1を参考に策定された日本機械学会 発
電用原子力設備維持規格(2000年策定。2002年11月改訂予定)や発電設備技術検定協
会の規格を紹介。前者については、半楕円形状表面亀裂の評価例を示した。
*斑目(まだらめ)春樹 東京大教授は、「国はわずか90項目しかみていない」1
定検あたりの国の要員は延べ300人に過ぎず「保安院は無力」。国の検査は品質保証
体制ができているかどうかを見る監査型に替え、抜き打ち検査の採用など方法を改め
よ。維持基準には学会内で否定的見解(悪いものが得をする等)が多いが、「感情論
を避け、科学的合理性に立ち、冷静に対応すべき」と述べた。これに対して、福島県
エネルギー政策検討会の中間報告は、「健全性評価」(維持基準)について「感情論
を避け、科学的合理性に立ち、冷静に対応すべきとの意見が出されているが、原子力
発電は、地域とのゆるぎない信頼関係があって初めて共存できるということを、国、
事業者は肝に銘じるべき」と断じる。(文責:寝子)
県エネ検「中間とりまとめ」意見募集、締切迫る!-11月30日
<東電不正幕引きを危惧した9月福島県エネルギー政策検討会での発言が現実となっ
た>
●「2つの『東電問題』小委員会が9月中に中間報告。10月の臨時国会に法改正を
図り早期幕切れを狙っている」「電力事業法改正(自由化)を2003年にやろうと
している」「原子力のホンネが出てきている。@プルサーマルは使用済み核燃料対策
A技術上安全性が担保されるなら、情報公開・立地地域の意向を無視しても発電を
優先 Bこれまでの検査体制が機能していなかった。電力自由化のもとの検査システ
ムが東電問題を契機に表に出てきた」「東電問題を逆手にスピーディーに国策を推進
する動きに出ており、立ち止まって考えようとの県提言とは正反対。今後国の動向を
より注意深くみていく必要がある」(生活環境部長)
●「立地地域はだまってろ、一気に進めるといわんばかり。最近の国の政策には、地
域の視点が欠けている。国に対して発言していかなければならない時代」「立地地域
からの視点でスタートした検討会だったが、それだけではすまない事態も考えられ
る」(知事)
居住市町村名、氏名、職業を明記し、福島県企画調整部地域づくり推進室エネル
ギー政策グループ まで郵便、FAX、e-mailで送る。
主な意見への回答を県HPに掲載。
◆郵便 〒960-8670 福島市杉妻町2番16号 ◆FAX 024-521-7372
◆E-mail energy-g@pref.fukushima.jp
●夏井川に今年もまた白鳥が渡ってきた。昨年の日記を見ると、11月13日に訪れている。それが今年は10月30日。2週間近くも早くの来日(?)。冬の訪れも早いのかな?真っ白な親と、グレーがかった子白鳥、家族単位で渡ってきているみたいだ。 ●夕暮れの訪れも日に日に早くなり、日が落ちると途端に気温の方もぐっと寒くなる。そして山の紅葉の方も鮮やかに色付いてくる。 ●そんな晩秋の11月3日、同じいわき市上小川の「戸渡(とわだ)」という集落で「山の音楽会」が開催された。この行事は「戸渡リターンプロジェクト」主催で、今年3回目なのだが今回は「いわきの森に親しむ会」が協力という形で、私も午前中、とわだの森の案内のお手伝いをさせてもらった。 ●この集落、我が家と同じ大字の中にあるとは言うものの遠いのだ。いわきの中心街からは30キロ近く山に入り、標高も500メートルぐらいある。だから気候も東北の湘南と言われるいわきよりも、北海道に近いぐらい寒くなる。つまり紅葉も色鮮やかになるのだ。 ●今回は息子に案内のサブを手伝ってもらったのだが、行く道すがら、あまりの道のすごさ(ヘヤピンカーブと急な坂)に「本当にこんな所に人が100人も来るの?嘘でしょう…。半端じゃないよ、この坂は…、俺、酔いそぅ。」というぐらいの道を上って行く。 ●でも、すごい!森の案内のほうだけでも110人近く、全体では200人近くの人が訪れたのではないだろうか? ●昨年秋、やはり行事で森の中の案内を受け、そのすばらしさに感銘を受けていた私が、1年たって今度は皆を案内 |
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