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★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★ アサツユ ☆2003.01.15 第138号☆
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東電の原発を止めても首都圏は停電しなかった
国・電力の体質が変わらぬ限り運転再開はありえない!
●原発をとめても停電にならない!また一つ原発神話が崩れました。福島県内の東京
電力の原発は、気密性試験などで4月15日までに10機が全面停止の見通しで、東
電は全原発17機停止の対応を既に済ませました。全国52機全停止で困るのは夏の
ピーク時(事業所の平日需要時)。しかし、全国送電網の整備により事業者間で融通
しあえば停電の問題はないということが明らかになりつつあります。
●12月25日、東京電力は福島県の新核燃料税=実効税率13・5%の引き上げに
同意しました。これまで全国への波及を恐れ日本経団連、資源エネルギー庁とともに
反対し条例施行を阻んできたものの原発再開をにらみ一転受け入れ。これを受け知事
は、「双葉地方ではあと10年ほどたつと廃炉問題なども出てくる。長期的、総合的
に地域振興を考えて、その財源にしたい」と述べたものの年度内の納付はない情勢で
す。
●一方、経済産業省原子力安全・保安院は12月16日から、「維持基準」導入を先
取りし日本機械学会の基準を採用して欠陥原子炉の健全性評価を開始しています。福
島第一4号、第二2〜4号等のシュラウドひび割れが5年後も現行の技術基準を満た
す程度に収まっているか各炉ごとに予測して運転継続を判断、運転再開強行の方針で
す。
●こうした中で、立地4町は東電が不正の再発防止策に掲げた「地域情報会議」を4
町が設置主体となり、原発批判派を排除した人選を決め、1月中に発足させる構えで
す。また、県は原発立地特措法の地域指定による浜通りの地域振興や防災対策を扱う
出先機関を、新年度富岡町に設置することを決め、1月17日知事が初めて福島第一
原発を訪問し職員と懇談するとともに、富岡町で四町の町民との住民懇談会を開催し
ます。20日に、県エネルギー検討会は中間報告への意見募集結果と見解を公表し
て、引き続きエネルギー政策の国民的論議と国の原子力行政の体質転換を求めます。
東電は第二原発1号機の再循環系配管を検査せよ!
●東電の勝俣社長は、年頭の会見で原発の運転再開にむけ「できるだけ多く、できる
だけ早く」とし「国の健全性評価委員会や地元の判断を仰ぐ」と発言。しかし、安全性
の検証もなく運転再開はありえません。東電は、1月7日から始まった第二原発1号
機の定期点検で、相次いでひび割れが発見された再循環系配管を検査項目から外しま
した。安全上重要な圧力バウンダリーである再循環系配管を検査しないとは、何とい
う安全性の軽視でしょう。同日定検入りの柏崎刈羽4号では検査項目に入っているに
もかかわらずです。体質改善とは程遠い状況です。私たちは、全ての再循環系配管接
合部分の点検を求めます。運転再開の前提は、原発の安全性に対する県民の信頼回復
です。
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2003年-脱原発福島ネットワークの活動計画
脱原発福島ネットワークは、1月11,12両日双葉郡楢葉町で新春合宿を開催
し、のべ5時間にわたる討議の上、設立15年目となる2003年の活動計画を次の
通り決めました。
昨年、福島県がエネルギー政策検討会「中間とりまとめ」で国のエネルギー政策の
見直しを求めたこと、福島原発が4月15日に全基運転停止する見通しとなったこと
を14年間の活動が広がりを見せたものとする一方、運転再開に向けた諸作業で労働
者被曝の増大が危惧されること、運転中の原子炉への健全性評価(維持基準)導入で
一層危険が増すと予想されることから、
1. 東電に、点検時の作業員ごとの被曝量、作業内容の公開を求める。
2. 東電、立地町、県に、安全協定の見直しを求めるとともに、その骨子となりう
る市民案を作成する。
3. エネルギー政策市民検討会に安全性問題(維持基準など)の検討を提案する。
4. 東電に、市民との協議会設置、公開質問への文書回答、点検等の生データ公開
および安全性と労働被曝をテーマとした公開討論会の開催を求める。
5. 県の「中間とりまとめ」の説明会をセッティングする。
6. 健全性評価の問題点をテーマにチラシを立地4町に入れるよう、他の脱原発グ
ループに要請・検討する。
過去14年間続けていた市民への啓発も
7. 講談「チェルノブイリの祈り」上演を実現する(いわき、福島、会津)。
8. 脱原発をテーマとした紙芝居の活用方法を実演してみて検討する。
一方、生活に密着した運動、とりわけ個人ベースを超えた再生可能エネルギーの利用
にとりくみたいとの希望が強いことから、
9. 原子力立地給付金を使った再生可能エネルギー等のプロジェクトの実現に向
け、担当者をおいて検討する(エネルギー市民研究所の設立。自然エネルギーモデル
住宅づくり、バイオマス等の活用などが提起された)。
最後に、今後もいざというときの結集の足場となるとともに、新たな課題に取り組む
ため、脱原発福島ネットワークの体制の見直しを図り、
10.4月をめどに、対外交渉の顔となる世話人の交代を図る。
11.事務連絡、文書づくり等の作業を来年までに移行する。 (文責:寝子)
インフォメーション
県エネルギー政策検討会 1月20日(月)午後2時30分 福島市 福島県建設技
術センター
エネルギー政策市民検討会・世話人会 1月20日 午後6時30分 郡山市 郡山
教組会館
東京電力交渉 1月24日(金)午前9時30分 大熊町 第一原発 サービスホー
ル
「チェルノブイリの祈り」上演実行委員会 2月5日(水)午後6時30分 いわき市
文化センター
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<資料>2003 脱原発福島ネットワーク合宿
討議資料-2002年のまとめと2003年の活動について
1、2002年夏から冬の地殻変動―今何が起きているか
● 原発をとめると停電になる
のか。既に東電は17機全停止を予測(03年4月)し対応済。全国52機全停止で困る
のは夏のピーク時(事業所の平日需要時)。しかし、全国送電網の整備により事業者
間で融通しあえば停電の問題はない。さらに、事業所の平日需要についても、政策的
対応によってピークカットは充分可能である。2、国策と地方自治体―県エネルギー
政策検討会中間報告と核燃料重量税
● 東電トラブル隠し不正―国と事業者の原子力
推進体制の疲労、建前と実体の崩壊
● 原子力政策転換の必然性―核燃料サイクル・
プルトニウム利用計画と使用済燃料問題電力自由化時代に建設期間の長い原発は不用
不急の存在。エネルギー政策の国際水準は、LNGと自然エネルギーの配分問題にあり、
理念も経済合理性もない日本の原子力推進策は既に限界。エネルギー政策決定の民主
化プロセスが不可欠に。政策は国会審議を原則とし、コンセンサス会議の導入で国民
的論議と合意形成を図るようにすべき。
● 県エネルギー政策検討会の位置と市民運動の役割3、原発、危険水域へ―安全より効
率を優先する電気事業法の改悪=維持基準導入
● JCO事故に続き一連の不正問題の教訓、市民の命と暮らしを守るには、国・
事業者任せをやめ、自治体による県安全委員会の設置や安全協定に抜き打ち立入権、
勧告権を盛り込むなどの体制づくりが必要。県が原子力安全条例をつくり原子力安全
規制へ乗り出すこと。4、県民の変化と立地地域の再生―地域主体のエネルギー・地
域再生政策づくりへ
● ヨーロッパでの再生可能エネルギーの促進と日本の無策・立
ち遅れ。ここ10年で、ドイツは風力発電を1000万kW伸ばし、二酸化炭素排出
量を10%削減。一方、日本は原子力を2360万kW、風力を30万kW伸ばしたが
二酸化炭素排出量を8%増やしてしまった。
● 地域再生は、廃炉とその後の長期ス
パンで考え、市民参加と住民の視点に立った政策づくりへ。国は地域の視点欠落。市
民は、主体性をもって行政や事業者とのコラボレーションを。
● エネルギー政策市民検討会の今後の展開と課題5、2003年の課題―全炉停止と
運転再開をめぐりつつ
1) 東電―再循環配管問題、運転再開問題
2) 自治体―県:県の原子力行政(安全規制、地域振興対策)
立地町:「地域情報会議」、再開問題
3) 国―再開にむけた「健全性評価会議」と維持基準、核燃料サイクル
4) 自然エネルギー導入促進
5) 講談「チェルノブイリの祈り」
6) ネットワークの体制
7) 日程
<資料>
東京電力株式会社
社長 勝俣恒久 殿
2002年12月18日
原発における情報公開を求める要請書
9月下旬、GE社関連不正調査結果報告の際、貴社は4項目の「再発防止対策」なるも
のを公表し、その第1項に「社外の視点を取り入れて透明性の確保に向けた情報公開を
徹底します」とうたった。たしかに貴社は、ハード面で「地域情報会議」や「安全・品
質保証会議」等の組織の設置には積極的だ。しかし、県民や住民が本当に知りたい安全
にかかわる情報が果たして公開されているのか。県民や住民が安心できるほど情報公開
が実現されているか。
私たちは一貫して、不正にかかわる記録の生データの公開、不正にかかわる社
員関与の公開を求めてきた。それは、これらの情報公開なくして、事件の全容解明も
なく、安全性を確保するための第三者によるチェックが不可能だからだ。また、昨年の
10月保安院がシュラウドひび割れ点検を指示し、本年1月「異常なし」と報告された
福島第一・4号、第二・2・3号などで、8月以降相次いでひび割れが報告されてい
る。ひび割れが短期に進展したのか、「異常なし」が虚偽だったのか、保安院は以前虚偽
報告を見抜けないのか。これらも真実は解明されていない。
現状は、不正を犯した貴
社とそれを見逃してきた国を信用せよと県民・住民に強制しているだけだ。真相解明
が不十分で、県民・住民の信頼回復は遠く、むしろ不安が高まっている。
来春には、
貴社の原子力発電所17機が全て停止する事態を迎える。小手先の従来型手法で運転再
開に持ち込めると思うのは浅薄に過ぎる。いまこそ、貴社はじっくりと腰を据え情報
公開の徹底を図るべきときだ。できなければ、原子力への不信は深まり、県民の不信
が解消されないかぎり、福島県民は原子力発電所の存在を認めることができなくなる
だろう。以下、要請し2003年1月10日まで各項の文書回答を求める。
記
1.不正と犯罪の全容解明・責任の明確化、処罰・対策確立まで徹底した情報公開を
行うこと。
1) 福島二・1〜4の1980年代後半から90年代の格納容器気密漏洩率検査
報告書及びプラントメーカー提出書類の公開。
2) 福島一・4など8月以降のシュラウドひび割れ発見炉の調査データと同炉の
昨年点検結果記録及び保安院提出書類の公開。
3) 「地域情報会議」や「安全・品質保証会議」等情報公開に関る組織に、原子
力推進者ばかりでなく批判的な立場の人を加えた情報の公開。
2.福島第一・1号機の放射能汚染について、アルファ核種の割合など実態を公開す
ること。
1) 1978年の第6回定検で、なぜ容易に出るはずのないアルファ核種が燃料
ペレットから大量に放出されたのか、その実態と原因について資料を公開する
こと。
2) 福島一・4など8月以降のシュラウドひび割れ発見炉の調査データと同炉の
昨年点検結果記録及び保安院提出書類の公開。
3) 同定検時の、原子炉建屋1階での、アルファ核種濃度及びマスク着用の実態
の公表。
以上
いっしょに「チェルノブイリの祈り」を成功させよう
●上演実行委員会のおさそい
2月5日(水)午後6時30分 いわき市文化センター
神田香織独演会-未来の物語-チェルノブイリの祈り
孤独な人間の声
1986年の大惨事から十数年間、人々が黙していたことは何か。幾多の文献
や映像が見落としていたチェルノブイリの真実とは何か。巨大事故に遭遇した被
災者たちの衝撃、悲しみ、思索の過程を鮮やかに描き出した。人間のまなざしが
とらえた戦慄、人間の内面にあふれる悲哀、チェルノブイリの記憶
原作「チェルノブイリの祈り」
著者:スベトラーナ・アレクシェービッチ、訳:松本妙子 発行:岩波書店
冒頭に、チェルノブイリ事故の当時日本でも新聞にもテレビにも載った犠牲者の消防
士の妻の嘆きと恨みに満ちた一万字を越える長文の告白があり、そのあとに「自分自
身へのインタビュ−」と副題をつけた原著者の話しが置かれています。「10年がす
ぎました。(中略)3年間あちこちまわり、いろいろ話を聞きました。原発の従業
員、科学者、元党官僚、医学者、兵士、移住者、サマショール(強制疎開の対象と
なった村に自分の一存で帰ってきて住んでいる人)・・。(中略)ベラル−シの歴史
は苦悩の歴史です。(中略)訪れては、語り合い、記録しました。」
【初演を見た感想】神田さんは「はだしのゲン」などの講談で知られる講談師で、2
年がかりで原作を翻案したということです。神田さんの語りは、とても迫力があり、
引き込まれました。地元いわき市出身の彼女は、講談に福島原発や東電不祥事問題な
ども折り込んでおり、特にラストの語りは衝撃的です。(神田香織ホームページよ
り)
意気込み・・・神田香織 私は福島県いわき市に生まれ育ち、今も月のうち半分
ぐらいは実家で過ごしております。車で一時間も走れば「原発銀座」と言われる福島
第1,第2原子力発電所があり10基の原発が稼働しています。02.9月には一連の
原発事故隠蔽の事実が発覚しましたが、これらはチェルノブイリの事故後からだそう
です。 「原発は安全」なのだから「事故」は隠すのが当たり前というへ理屈がまか
り通っていたのです。何ということでしょう。チェルノブイリの事故は他国の過去の
事故として切り離すことが出来ない現実が私のすぐ身近にあるのです。 昨年3月
「チェルノブイリの子供達を支援する千葉の会」に招かれましたおりに、主催者の方
から頂いた一冊の本が「チェルノブイリの祈り」でした。冒頭の「孤独な人間の声」
の若い夫婦に降りかかった想像を絶する体験。これが現実なのだと自分に納得させる
のに何度も読み返す必要がありました。 1年後に講談で語りたいと決意し、出版社
に問い合わせ、翻訳者に手紙を書く。彼女が原作者にメールを書いてくださり快諾を
得ることができたのは今年の5月のことでした。果たして科学の発展は人間を幸福に
しているのでしょうか?科学の進歩に人間はついていけるのでしょうか?オーバーか
も知れませんが、生存をかけて私は「チェルノブイリの祈り」を語ります。
●2003年の年明けは、穏やかな天候に恵まれた。これで世の中も穏やかな幕開けになってくれれば良いのだがなかなかそうも行かず、正月早々気が滅入ってしまうような、もの騒がせな記事が目に付く。なんて表現すればいいのかなぁ。何も考えたくないような、考えることを逃げたくなるような心持ちの重い年明けだ。 ●さて気を取り直して…。今年の椚平の野菜の初採りはクレソンと芹だった。今年は沢から引いている水が涸れなかったので、芹の育ちがすごく良かった。ここには4種類の野菜が育つ。その中でクレソンは夏に弱く、三つ葉は冬に弱い。そしてワサビは夏冬は元気が無い。ところが芹だけはいつでも元気はつらつで、少し間引いてやらないと他の3種を駆逐しそうな勢いなのだ。冷たい水に手を入れて、水の中の根をまさぐっていると、サンがやってきて鼻面を寄せたり足を踏み込んで来て邪魔をする。水の中で揺れる草を何かいるのかと間違えているところが何とも可愛いらしい。 ●もう1つ美味しい“もの”を採取した。これは天然の恵みだ。というのも昨年2月、もう流れかかったそのものを見つけ、写真に撮って知人に尋ねたところ、「惜しい事をしたね」と、言われた代物。そう、エノキ茸なのです。今年は見逃さないぞと注意していたら出てました。何しろ店で売っている日陰のモヤシのような白いひょろひょろしたものを想像したら絶対にわからない。茶色い傘にビロウドのようなこげ茶の茎で、初めて口にするものだからおっかなびっくりだったが、この季節に出るキノコは他にないとのこと。味は…?う〜ん、1回目って不安が先で、味わうのは2回目からだって。あと2、3年は楽しめそうだから、感想はその時にでも…。 ●ところで、1日は、新聞がどっさり届く。その中で1番興味が引かれたのは、河北新報で特 |
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