★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2004.02.10 第151号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ150円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 

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  緊急時の圧力制御プール・ストレーナー閉塞問題
 国・東電は、ストレーナー閉塞の安全評価をやり直せ!

●原子炉の圧力制御プールは、冷却材喪失事故発生時、格納容器の損傷を防ぐため、高温高圧
の蒸気をベント管を通じてプールに導き、水に凝縮させて圧力を下げる働きをする一方、緊急炉心
冷却システム(ECCS)用の水源という重要な機能があります。冷却材喪失事故発生時は、水を
ECCS系に送るため、異物が入らないよう濾過するストレーナーをへて吸込ロから吸引されます。
●米国原子力規制委員会(NRC)が警告する「ストレーナー閉塞問題」は、配管破断による冷却材
喪失事故発生時、アスベストなど配管の保温材が破壊され、これらがストレーナーに吸いこまれた
際、ECCSの水の流れをふさぎ、その系統のECCSの機能が失われるものです。1992年スウェ
一デンのバルゼベック原発2号機で、蒸気逃し安全弁が誤って開き、蒸気放出により大量の保温
材が圧力抑制プールに運ばれ、5つのストレーナーのうち2つを塞いで、1時間に渡り2系統の炉心
スプレー機能が失われました。同様な事故は、米国ペリー原発とリメリック原発1号機でも発生。こ
れらのストレーナー閉塞事故は、ストレーナーに捉えられた繊維状の物質が層となり、フィルター化
することで微粒子を捉え、ますます閉塞するという現象でした。このためNRCは、1995年、全米の
BWR原発のストレーナーを大型のものに変更するなど勧告しましたが、対策は未だ進行中です。

●日本では、作業改善策として保温材をアスベストから他の金属などに95%変えたことや、プー
ルに異物がないことが定期検査や塗装時の検査で確認されているという理由で、この対策が一切
取られていません。さらに、原子力安全・保安院は、2003年9月「原子炉格納容器圧力抑制室の
塗装に関する申告について」において「我が国の原子力発電所ではゴミが水源(圧力抑制室等)に
流入しにくい構造となっていることや保温材の材質が海外プラントと異なる等により、特段の問題が
確認されない」などとしました。しかし、今回の異物問題によって「異物がない」としたのも、「ゴミが
流入しにくい構造」であるのも虚偽であることは明白です。今回の異物問題での東京電力の安全訳
価は、検査の際に落下したとされるプール内で発見された異物の影響しか対象にされていません。
NRCのストレーナー大型化変更勧告に従わず、虚偽の理由によりストレーナー閉塞の安全評価を
回避している東京電力とそれを追認する保安院には、安全優先の姿勢が感じられません。
●圧力制御プール・ストレーナー閉塞問題は未解決です。1月29日の東京電力及ぴ保安院との
交渉で、一つだけ進展があったのは、最新の知見で安全評価をすべきだという、わたしたちの主張
に同意したことです。2月にストレーナー閉塞問題の国際ワークショップが米国で開催されます。東
東電力と保安院は、ストレーナー閉塞問題を避けて福島第一2,4号機と福島第二3号機の運転再開
を図ろうとしていますが、県は、この国際ワークショップを注視し、県民の安全・安心の立場から、圧
力抑制プール浄化装置やストレーナーの改良など必要な措置をとり、ストレーナー閉塞について厳
しく安全評価をやり直すことを求めるべきです。必要な対策を講じないまま運転再開することは、県
民住民の安全と安心を軽視することで認められません。


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東電交渉、公開質問状に回答−−1月29日−−
         (交渉会場にビデオカメラ初登場)

  質問1. NRCのストレーナー大型化変更勧告に基づく是正をしないのはなぜか
    2. アスベストなど繊維状の保温材を他の保温材に100%変更しないのはなぜか
    3. プール浄化装置やストレーナーの改良など必要な措置をとらずに運転再開す
     るのはなぜか
    4. 現状でストレーナー閉塞の安全評価を行わないのはなぜか
    5. 安全評価を県・地元、県民に説明しないのはなぜか


 1月29日東京電力福島原子力広報センター行って来ました。この日が1.20公開質
問状の回答日になっており、併せて「緊急時の圧力制御プール・ストレーナー閉塞問題の
解決及び長尾労災認定に関する申し入れ」をする為でした。何度か私もこの地での交渉に
参加して来ましたが、今回この交渉をビデオカメラにて撮影しました。これまで参加した
くても参加出来なかった人にも、絶対に私達の質問に文書回答しない、肝心な事は隠して
いる東京電力職員の慰葱無礼な様子をお目にかける事が出来ると思います。現在編集中で
す。

 又もや、不安、不信の、東京電力。安全、安心は?……。
この日、東京電力は圧力制御プールのストレーナー閉塞問題」に対して、プール内の
異物を回収した事と、配管の保温材の材質を95パーセント詰まりにくい物に変更した事
等を理由に安全である事を回答としました。一見信用出来る回答の様に思えます、しかし
肝心な事は、何も言ってはいないのです。
残りの5パーセントを使っている部分は何処か?との質問に配管の細い部分と弁の部分
との答えは有りましたが使っているアスベストの総量は?との質問になると分からないの
です。配管は細いほど傷みが激しいと思います又、弁の付近は溶接部等が有り応力腐食割
れ等、問題になっているコレマタ像みが激しい部分ではないのでしょうか。此れでは安全
安心には程遠いと思いました。(斉藤)


株式会社社長勝俣恒久殿                2004年1月29日
   長尾労災認定に関する申し入れ書

 今月、1977年から81年の間に、福島第一原子力発電所2・3号機で働き.59・6ミリシーベル
トの被曝を受け、退職後、多発性骨髄腫を発病した元プラント建設会社社員長尾光明さんに対し
て、富岡労働基準監督署が労働災害と認定しました。原子力による損害について日本では「原
子力損害賠償制度」があり、他の損害と分けて特別の賠償制度を定めています。長尾さんは普通
の労働災害とは異なり、「原子力損害」に当たります。労災保険の業務上疾病は、「原子力損害賠
償に関する法律」(「原賠法」)の原子力損害となるのです。それは正常運転時の損害であるので
政府と原子力事業者が締結している「補償契約法」に規定する「補償損失」です。原子力事業者に
は、「原子力損害」が発生したら「直ちにその発生の日時、場所及び損害の状況を文部科学大臣
に通知する」義務があり、「損害賠償の責任の全部又は一部を承認しようとする場合において、あら
かじめ、文部科学大臣の承認を受ける」必要があり、違反したら政府は「過怠金を徴収すること」が
できます。東京電力は、長尾さんの損害を認識し政府に通知しなければならず、責任ある対応が
求められているのです。この際、以下申し入れます。2月15日までに文書回答されるよう要請し
ます。
                    記

長尾労働災害について「原子力損害」として損害賠償の責任を承認し、文部科学大臣に通知
すること。

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  アメリカはイラクで何をしたか?
    一劣化ウラン弾被害の実態と自衛隊派兵一

 本稿は、平和を考える市民講座実行委員会が2004年1月24日にいわき市で開催した
藤田祐幸さん(慶応大助教授)のイラク調査報告会の内容をまとめたもの。参加80名。

1 劣化ウランとは
 ウラン鉱石の99%は鉱滓、残りの1%が天然ウランである。このたった1%を100%
に見立て直して得られるのが天然ウランのはなしになる。
 天然ウラン100%のうち、燃える(核分裂)性質を持つウラン235は0.7%だけ。残り
99.3%はウラン238で資源にならない(核分裂しない)ことから核産業の社会で劣化ウ
ランと称している。
しかし、ウラン238は、燃え(核分裂し)ないだけでその他の性質はウラン235と同じ
れっきとしたとウラン」である。

 この0.7%しかないウラン235を原発燃料に使えるよう3.5%まで比率を高め
る。その際、残ったウラン238がごみになる。日本で一年間、原発を動かすと150ト
ンの劣化ウランが出る(大半が米国にある)。
 劣化ウランの性質は、1)重い(金塊と同程度) 2)固い(タングステンと同程度)
3)発火性 4)水溶性 5)ただ同然(廃棄物) 6)放射性。これが対戦車兵器用途
に着目され、開発されたのが劣化ウラン(れっきとしたウラン)弾。

 とにかく重く固いので、戦車の装甲を貫通する力が強い。しかも、マグネシウム同
様の発火性を持つので、装甲を突き抜ける衝撃力で鉄の融点を超える高温で発火し、鉄
板を溶かし、2〜3千℃で燃え、戦車内部を燃やしつくす。しかし、燃える際に1ミクロ
ンのラン238の酸化ウランの粒子が戦車から飛び出す。戦車から吹き出す黒い煙がそう。
これを吸い込むと肺に沈着して重篤な放射線障害を引き起こす。戦車に当たらなかった
劣化ウラン弾は、地中に深く突き刺さり、土の中の水分と反応して水溶性のウランヘと
変質、地下水を汚染する。

2 2003年イラク調査
 豊田直巳さんが劣化ウラン弾を発見したイラク計画省ビルを調査。砲弾の貫通穴には
燃えた形跡なし。劣化ウラン弾には爆薬部分がなく、コンクリートくらいの堅さではウ
ランは爆発も炎上もしない。ビルの周囲に劣化ウラン弾のさやと弾を発見、30mm機関
砲の弾で、測定器を弾頭に当てると、ガンマ線でもバックグラウンド濃度の100倍ほど
の数値。

 これを参議院イラク派兵法審議の公聴会で証言したが、翌日、川口外相は、
「米国からは劣化ウラン弾を使用したとは聞いていない」と答弁した。政府は
事実を見てほしい。

 現地の道路の側溝に劣化ウラン弾の弾や鞘がころがっている。子どもの手に触れる
前に回収を。バグダッド南方30kmで、劣化ウラン弾に被弾したらしき戦車を発見。被
弾穴を測定すると、環境放射線の10-20倍の値。戦車内を濾紙でこすり、持ち帰った添
紙を測定した結果、ウラン238だけのウラン組成と確認され、劣化ウラン弾汚染が確認
された。

○ 破壊された戦車に残された弾痕が水平。陸軍が劣化ウラン弾を使用したことを示す。
米軍のA-10の攻撃を受けた製氷工場脇のアスファルトの道路上に無数の穴を発見測
定すると、バックグラウンドの2倍程度の汚染。しかも道路の外は湿った砂漠であり
そこに劣化ウラン弾のさやが散乱。コソボで調査した際、劣化ウラン弾は地下1.5mに
刺さっていた。使用後たった1年で水に溶け出し、劣化ウラン弾の太ささ・長さとも半
分になっていた。ラシッド軍事基地の跡の深さ20mのクレーターを測定してみるとバッ
クグラウンド濃度の1.5〜2倍の放射線。バンカーバスターの弾頭に劣化ウランがさ
れていた。バンカーバスターによる地下水汚染が問題となる。バスラ母子病院で,1991
年の湾岸戦争の後遺症に苦しむ子どもの姿を見学、湾岸戦争以降に生まれ既に亡くなっ
た子どものカルテも見ることができた。症状が、湾岸戦争症候群と見られるイラクから
帰還した米兵との間に生まれた子に見られる奇形と似ている。

○ 子どもの死亡が、1999年(湾岸戦争の8年後)から爆発的に増えた。2002
年は、1991年の8倍であり、その死因の半数は白血病、ついでリンパ腫など。


3 イラクでの劣化ウラン汚染
 ウランの微粒子は、主にアルファ線を照射。アルファ線は遠くまで粒子が飛ばない一
方、粒子の持つエネルギーは大きい。ウラン粒子が体内に入ると、細かい血管まで入り込
み、やがて胎児にも入る。そして、体内で被曝し続けることとなる。アルファ線は1mm
の紙で吸収されてしまうほどなので、体外に出ることはまずない。従って、劣化ウランに
よるアルファ線被曝を見つけることは難しい。ヒロシマの被爆は、中性子線照射が主。チ
エルノブイリの被曝は、降下放射性物質を体内摂取したもので、主にガンマ線。今回の症
状は、ウランの重金属物としての性質から来る症状(ミナマタ型)とアルブ線を照射
する放射性物質の摂取に伴う症(ヒロシマ型)を持つ過去にないもの。ウランの放
射能の半減期は45億年。その間、環境中のウランは、イラクと周辺国の子どもと母親を
苦しめ続ける。米は、大量破壊、器の保有疑惑を口実に大量破壊兵器を大量にイラクで使
った。

4 日本の「復興支援」
 自衛隊員が行くと被曝は避けられない。帰国後産まれる子どもたちにその影響が出るこ
とも避けられない。現地の汚染を除去することは不可能。したがって、数年後、イラクで
小児ガンが発的にえること避けられない。日本の援助で小児がんセンターをつくり、
ヒロシマ・ナガサキの経験を伝えることが、被国日本が果たせる貢献ではないのか。

【質問】
Q
 劣化ウラン(ウラン238)は、どこでどれほど使われたか?
A わからない。コソボとイラクとの破壊戦車の数を比較すると、使用量はコソボとは比
 較にならないほど多いと思う。
Q 劣化ウラン微粒子の体内挙動は?
A 体内に取り込まれたウラン238の測定は難しい。現地でアルファ線を測定する方法
 がないわけではないが、話題のポケット線量計では測定できない。何個の微粒子を取
 り込むと健康に影響が生じるか、まだわかっていない。しかし、因果関係が明確に立
 証されていないから影響はない、とは言えない。現実に因果関係がを疑う状況が強く現
 れているのだから予防原則に基づいて救済を図るべきだ。
Q アメリカで劣化ウラン被害の認識は?
A 米では劣化ウラン弾に触れることはタブー。米軍兵士は劣化ウラン弾と認識して使用。
 しかし、日頃から劣化ウランに囲まれた環境におり、ガンマ線被曝も馬鹿にならない。

                      (まとめ:あおきゆういち)

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原子力安全・保安院院長 佐々木宣彦様

 緊急時の圧力制御プール・
   ストレーナー閉塞問題の解決を求める要請書

 スウェーデン・バルゼベック原発2号機や米国・ペリー原発、リメリック原発1号機で発
生した圧力抑制プールのストレーナー閉塞事故は、ストレーナーに捉えられた繊維状の物
質が層となり、フィルター化することで微粒子を捉え、ますます閉塞するという現象でした。
これを受けて米国NRCは、1995年、冷却材喪失事故発生時にECCSが働かなくなること
で炉心溶融を引き起こす可能性があるとし、全米のBWR原発事業者にストレーナーを大型
のものに変更するなどの対策をとるよう勧告しました。日本では、作業改善策として保温
材をアスベストから他の金属などに95%変えたことや、プールに異物がないことが定期
検査や塗装時の検査で確認されているという理由で、この対策が講じられていません。

 原子力安全・保安院は、2003年9月「原子炉格納容器圧力抑制室の塗装に関する申告
について」において「我が国の原子力発電所ではゴミが水源(圧力抑制室等)に流入しに
くい構造となっていることや保温材の材質が海外プラントと異なる等により、特段の問題
が確認されない」としました。しかし、昨年来の圧力抑制プールの異物公表によって、「異
物がない」というのも、「ゴミが流入しにくい構造」であるというのも虚偽であることが明
らかになりました。

 東京電力の安全評価では、検査の際に落下したとされるプール内で発見された大物の異物
の影響しか対象にされていません。しかし、ECCSの作動は、配管破断の冷却材喪失事故発
生時であり、破断口から流出する保温材の影響など最悪の想定条件で評価しなければなり
ません。貴院は、昨年11月20日付けで原子力安全委員会へ報告を提出していますが、
安全評価について事業者追認の姿勢に終始しております。わたしたちは、ストレーナー閉
塞問題の必要な対策と厳しい安全評価をしないまま運転再開することは、県民住民の安全
と安心を軽視することで認められません。保安院は自らの不明を恥じ、事業者任せの姿勢
を改めなければ、福島県民の信頼を得ることは不可能であると知るべきです。

 この際、以下申し入れます。2月15日までに文書回答されるよう要請します。
                   記

1、 東京電力に対し、圧力抑制プール浄化装置やストレーナーの改良など必要な措置を
  とり、ストレーナー閉塞について厳しく安全評価をやり直すよう求めること。
2、 ストレーナー閉塞問題について県民・住民への説明会を行い、停止炉の運転再開に
  あたっては、必要な措置と安全評価をやり直した上でなければ認めないこと。
3、 保安院として、ストレーナー閉塞の可能性について、独自に調査分析・評価を行う
  こと。
                               以上
いわきに風を原発いらないいわき市民の集い
ストップ!プルトニウム・キャンペーン
脱原発ネットワーク・会津,
脱原発福島ネットワーク
福島原発30キロ圏ひとの会
双葉地方原発反対同盟

  連絡先:いわき市鹿島町久保於振1-2   TEL:0246-58-5570


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く ぬ ぎ 平 た よ り
第40回
 お勉強中

           古川眞智子 


●今年の冬は晴天続きで気持ちが良いが、週末
山歩きにうつつを抜かしていた私も、こう寒く
ては案内のお呼びもかからず、自分の山の手入
れをしたり、いろいろな講演会を聞いたりとお
勉強に精出しているところだ。
●まずこの時期やらなくちゃならない仕事に剪
定がある。山に住み始めて植えた木は、スモモ
系が3種、ブドウ、梨、グミ、ユズ、桜桃、イ
チジク、ザクロ、梅、柿、など。もともと人の
住んでいた山だったので、梅と、柿は植えてあ
ったが、梅は小粒で苦く、柿も渋柿だったので、
大粒の梅と甘柿も追加した。
●ところが木にも、土地の好き嫌いがあるらし
く、大きくなったのはスモモ系と、梨、グミの
み。(育っても良いはずの梅も甘柿も根付かな
いところを見ると植え方が悪いのかもしれない
が…。)しかも梨、グミは毎年いっぱい花をつけ
るのに実がならない。木によっては他品種を植
えないと結実しないらしい。苗木を植えれば、
何年かしたら食べれるというのは、ちょっと甘
い考えだったかな。
●1日の日曜日はグミの木を剪定した。剪定す
れば当然切った枝が邪魔になるので、夫と2人
で縛る紐を調達に出かけた。目指すはご近所の
日当たりの良い荒れた斜面旭こういう所は夏
場は一面の葛で覆われ、その茎が最高の紐にな
るのだ。
●よく晴れた日だったので帰りがけに背戸峨廊
に寄ってみた。ご近所だと言うのに4時間かか
ると言う全コースを歩いた事がない。ただ持ち
山の1部が尾根筋でコースの中に入っている。
●そこで、久しぶりに山を確認してこようか?
ということになった。何しろ10年前貢う時に
1, 2度つれてもらったきりである。しかも、
その時連れていってくれた人はすでに亡くなっ
てしまった。頼れるのは2人の記憶のみ?
●山へ入るにはトンネルのすぐ側の線路を越さ
なくてはならない。めったに通らない磐越東線
とはいえ、渡るにはちょいとぱかし勇気がいる。
ともかく山に入り、沢沿いの道を行くと、やが
て杉林の中に入った。さてこれからが問題であ
る。同じような杉の斜面、登り口がわからない。
何しろ持ち山とはいえばかっこいいものの
わずか6反歩ばかりでは浜の真砂のようなもの。
あっちうろうろ、こっちうろうろで結局見つけ
ることできなかった。情けない地主だなあ。
●ところで、お勉強の方は1月17,18日と地
域環境科学会主催の「冬季湛水不耕起水田」の
講演会があった。講師は宮城県の田尻高校の岩
淵成記先生。岩渕先生は「日本雁を保護する会」
にも属していて、冬季湛水水田は、水鳥達にと
っては休息する湖沼の役割も果たしていると言
っていた。「冬季湛水」とは聞き慣れない言葉だ
が、冬場も水を抜かない、「不耕起水田jとは耕
さない水田。という意味で,300年の昔の会
津では''田冬水"と呼ばれていた農法である。
●今なぜこういう勉強を始めたかというと、例
のサイクルパーク跡地の「金成の里」で是非試
してみたいからだ。そういえば17,8年前、
福岡式といって、やっぱり不耕起栽培の畑を試
みたことがあったが、ここで又出会うとは…。
当然、農薬、除草剤、化学肥料は使わず、昔の、
生き物達の溢れる田んぼの再生を目指している。
●そして31日、今度はいわき地域学會主催の
「ふるさとの森つくり一いわきから世界ヘ−」
と題しての、国際生態学センター研究所長宮脇
昭さんの話を聞く機会に恵まれた。宮脇さんは
今年76才。今も現役で世界中を飛び回り森の
再生に力を注いでいる。なんと、いわきのサン
シャインロード(ってどこだ?)で1000人
1万本植樹を行っていると言う。彼は「現場、
現場、現場」という。正にその通り。現場が大
事、要は実践なのだ。
●岩槻先生といい、宮脇さんといい、自分の足
で確かめている人の話しはやっぱり一味も二味
も違う。勇気百倍、パワーをいっぱい貰って帰
ってきた。そうよ、行動なのよ。
●…寒さは一段と厳しくなり、夜遅く帰るとタ
ッペでつるつるだけど、後1月も経てば春がや
って来るぞ。マンサクの花はまだかなあ。早く
現場に出て活動したいよ〜。

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