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★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★ アサツユ ☆2004.04.12 第153号☆
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東電は、ストレーナー閉塞の保温材影響実験結果を公開せよ
検察審査会「住民の努力、無駄な告発ではなかった」と認める
●2002年の東京電力不正損傷隠し事件について、「東電の原発不正事件を告発する会」は
2002年12月に偽計業務妨害,公正証書原本不実記載,詐欺,証拠隠滅,電気事業法違
反などの容疑で元東京電力副社長ら8人について告発しましたが.2003年10月に不起訴と
なりました.2003年12月4日、不起訴に対して東京第一検察審査会に申立人846人連名
で不服申立し、不起訴の不当性について審査されていました。申立人は、「検察は、シュラウド
ひび割れ未報告について、報告義務ないので、違法ではないと判断したが、義務がなくても虚
偽報告したことは偽計業務妨害罪で違法」など5点で不起訴の不当性を主張、3月18日には、
東京地方裁判所の第一検察審査会で申立人の意見聴取がおこなわれましたが、残念ながら
東京第1検察審査会は3月26日までに、「不起訴は相当」と議決しました。
●議決書の中で、「住民の長年にわたる努力は、原子力発電所の安全を確保するための法
律の一部改正という一歩前進した形で現れており、決して無駄な告発ではなかったと思われ
る。重ねて、東京電力に対しては、独占的に原子力発電所を扱う企業として、その責任の重
大性を認識し、細心の注意を払って安全に電気事業業務を遂行することが、企業の持つべき
社会的信頼性の向上につながるであろうし、そのように努力することを願う」という東京電力へ
の諌言が目を引きました。
●議決通知書の抜粋(平成15年東京第一枝審審査事件(申立)第65号)
〈議決の趣旨〉本件不起訴処分は相当である。
〈議決の理由〉本件不起訴処分記録並びに審査申立春及ぴ申立入人提出資料を十
分に精査検討し、さらに、申立人尋問及び検察官の意見聴取をするなど慎重に審査した結
果、検察官がした不起訴処分の裁定を不相当と判断できる事情が発見できない。また、公
訴時効が完成している告訴事実については、訴訟条件を欠くことが明らかであり、検察官の
裁定を覆すに足りる証拠もないので、上記趣旨のとおり議決する。
なお付言すれば、原子力発電所周辺の住民にとっては、今回の事件での情報不足により
不安な日々を送り、また、行政及ぴ企業側に不信感を抱き告発するに至ったことは容易に
推察される。住民の長年にわたる努力は、原子力発電所の安全を確保するための法律の
一部改正という一歩前進した形で現れており、決して無駄な告発ではなかったと思われ
る。重ねて、東京電力に対しては、独占的に原子力発電所を扱う企業として、その責任の
重大峰を認識し細心の注意を払って安全に電気事業業務を遂行することが、企業の持
つべき社会的信頼性の向上につながるであろうし、そのように努力することを願うのが当検
察審査員全員一致の意見である。
東京第一検察審査会
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東電は、ストレーナー閉塞の保温材辮実験結果の公開を
東京電力交渉私的感想報告
4月7日(水)午前10時から福島第一原発のサービスボール1室において、前回、前々回か
らの宿題や申入れ、質問等に回答してもらう事になりました。さて、指定された部屋に入ると
ズラッと7-8人が居並んでパソコンとプロジェクター、スクリーンなどが用意され、オッ、
どんな回答プレゼンをしてくれるのかしら?と思わせる設えでした。で、その顛末はという
と…。回答はそちらの質問順序とは異なる事になります。との断わりから始まる。
@ ストレーナー閉塞問題
(スクリーンに図を示しつつ)形状が複雑な部位では繊維質の保温材を使用している。(その
図の為の設えなのか、大袈裟な!)
脱原Q:繊維質の保温材を使用している処は何ケ所ぐらいあるのか。
東電A:それはわからない。実験の結果、ケイ酸カルシウムの繊維体は水に溶けないので目詰
まりは問題ない。
脱原Q:実験データは公開してくれるのか。
東電A:それはできない。企業秘密に属するので。
脱原:データが出ないんではその図だけでどうやって理解しろというのか。
東電:これ以上はどうにもならない。(オーイ、どこが情報公開だ!)
脱原Q:ストレーナーの異物除去の確認について県にどう説明したのか。
東電A:それは相手のあることなのでお答えできない。
脱原:やり取りでは無く東電がどう説明したのかが聞きたい。
東電:…ですからそれは相手のある事なので…(それって相手と何か取り引きしたって
聞ごえるけど・・耳が良すぎるのか、幻聴なの?情報公開はどうなのよ?)
A 長尾労働災害の認定と原発との因果関係
東電A:労災認定を受けた事が直接原子力損害であるとは考えていない。
脱原Q:労災認定は法によって因果関係が認められたということではないのか。
東電A:労災認定は労働者を救済するためのもので、当社に直接関係はない。
脱原Q:東電原発施設内で管理下にあったことを踏まえての認定なのだから…。
脱原:次回に、東京電力の管理下にあったにも関わらず業務遂行性が無いという理由を説明し
てほしい。
B 第2原発4号機ターピン建屋での人身災害に関するその後の調査結果と今後の対応
プレスリリースによる説明、作業員が着けるエアラインマスクに空気を供給する系統と窒素
を供給する系統の接続部の仕切弁および逆止弁に漏えいを確認したとのこと。このことから、
空気を供給する系統に窒素が混入し、酸素濃度が低下したため酸素欠乏により意識を失い倒れ
たものと推定。何故そうなったかというと両方の弁に錆が付着していたから。防止策として
は、系統を分離し、専用の空気供給機を使用する。
C 廃棄物の廃棄基準一、.
「放射線管理マニュアル」に載っている。(それってだれでも見られるモノかと思ったら内部
資料なので見られません、との返事。バカにしてるよ。何とかしろって言ったらこれは「少し
は考えてみる」とのこと)
D 1号機における作業員の放射線物質内部取り込みの調査結果
調査の結果、作業中に使い回していたゴミ袋が原因。これは二重にして使用する袋の外側の
ものなので(中の袋が破れて汚染しているとは)汚染しているものとは知らずに作業した。(東海
村の事故の教訓が生かされているとはあまり言えないね)今後の再発防止策としては、○ゴミ袋
の再利用の禁止○作業エリアの整理整頓○作業開始前の作業エリア事前汚染確認の徹底他、
脱原Q:よく聞く話に、内部被爆をするとビール券2枚と風呂やサウナに入って汗を流
すように勧められるとこうのはどんな根拠に因るものなのか。医者はなんら効果は無
い事だと言っているが。
東電A:あまり聞いた事がなくよく知らないので…
次回へのいくつかの回答依頼の宿題を出して終わった。
と、2時間あまりが経過して.・・私が前回来たのは2年くらい前だったか・・あまり回答の出方に進
歩がないと感じ、これがビジネス取引だったらこんな会社とは取引しないだろうなっ
て。こちらが直の客でないからと言う訳でもなさそうだし、ね。
後日、夜中にラジオを聞きながらこのレポートを書いていると、「…みなさまに信頼して
いただくために積極的に情報公開を行なっていきます。これからも福島第一原発、第二原発は
変わり続けます。」との宣伝が何度も流されている。こんな摺り込みがなされると皆ほんとうだ
と思ってしまうのだろうか。現実は全然反対なのに。(Ogu)
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第一検察審査会で意見聴取一東電不正損傷隠し事件の不起訴不服申し立て
清水東京第1検察審査会事務局長のお話し; 尋問は普通はやらないが、これだけ世間を
騒がせた問題なので、特別に、尋問会を開いた。委員任期は6か月だが、4月に交代する人が
いるので、3月中には結論が出るとのこと。
会議;11人の検察審査会のメンバーは資料を読み込んだ上で集まっている。女性6名、男性5
名。申立入席が真ん中に座って、正面に会長・副会長、両側にアットランダムに合計12人が座
っていた。事務局はコの字型の脇に6人ほどいた。会長はネクタイ姿で、50代。奥の男性は6
0-70代。手前の男性は20代後半の学生風、右手前の男性は50超えたくらい。女性は、若
い人も20代30代40代50代60代といた。そのうち、うなずきながら聞いていたのが、3名ほ
どいた。女性2名と学生風の人。あとの人はメモを取っていた。
10時半に呼ばれて、おはようと大きな声で挨拶をしながら入っていった。会長から住所氏名
を聞かれたので、応えた。提出したいものはあるかというので、メモを配ってもらった。.2つ
質問するということで、告発の経緯と補足したいことを30分以内で話すように言われた。
メモは読み上げないで、立地町出身であること、平和利用に長年疑問があったことを述べて、
立地町の話をした。福島のチベットと言われていたところに原発が来て、原子力産業に就業者
の過半数が従事する構造になっていて、原子力にモノを言う構造になっていなかったが.89年
の福島原発2-3の事件以来、状況が変わった。国に対して、モノ申すようになった福島県も我々
も(2-3の事故の話をした)、東電がうそつき、情報を隠す秘密主義の体質だとわかった。今
度の問題の原点がここにある。2-3が県の行政の原点になっている。それがあって、東電と
月一で交渉し、説明を求めたが、今度のシュラウドの問題は、10年前から話していたが、うそ
をつかれてきた。そしたら、2000年になって内部告発があり、ひび割れを隠していることにな
って、裏切られた思いがひとしお。県民・行政にとってもそういう思いだ。
情報公開求めてきたが、それらがうそだった。2年間然っていた。それと溶接…一定のひび
を容認する問題があったにもかかわらず、新品同様にしないといけないから隠したとうそにう
そを重ねた発言が東電社長から出た。そのことがわかったのは昨年のことだった。
そのことを保安員福島県検査官に行ったら俺もわからなかったといった。それが実態だ。いっ
たい誰を信用してよいのか。福島県は自分らで検討を始めた。我々も市民運動やって、独自に
監視してきた。そういう経緯があって告発した。問題はその後も、東電はまたうそをついてい
た。次にストレーナの問題を説明した。取水口に1000点ものごみが入っていた。10年前にわか
っていたのを今頃になって表に出してきた。情報公開というが、むしろ悪化している。東電・
国の体質が変わらない現状では、刑事罰を与えて抑止するしかないとおもい、告発にいたった。
検察は、詐欺罪に当たらないといって起訴しなかったが、間違いだ。詐欺罪であるのははっき
りしていると強調。命の問題だから、放置できない。県民のみならず、東京都民にも影響が及
ぶこともある、みなの良識で罰を与えてほしいと30分で述べた。
会長から、論点はシュラウドの傷と検査漏れと、検査漏洩(妨害かな)ですので、みながら意
見があれぱどうぞ、と言ったが、委員からは何も質問が出なかった。(佐藤記)
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説明書 平成16年3月18日
東京第一検察審査会御中
申立人 福島県いわき市鹿島町久保守於振1-2 佐藤和良
平成15年東京電力偽計業務妨害等被疑事件に関する不起訴処分審査事件について、下記の
通り説明書を提出します。
記
平成14年、原子力安全・保安院は、福島第一原発1号機の原子炉格納容器気密性試験をめ
ぐる偽装事件で、電気事業法の定期検査妨害は時効として、刑事告発を見送りました。福島県
民の声を代弁して福島県知事は「率直に言ってもう許せない。国が見抜けなかったというのは、
われわれの思いに国が応えてこなかった」と批判しました。国の検査官立会いの下で行われた
日本原子力史上類例のない犯罪行為に対する国民の告発にも、検察は、残念ながら国民が納得
する厳正な処分を行うことができませんでした。
1、シュラウドのひび割れは、原発の運転に支障のおきる重大なトラブルです。
国の「発電用軽水型原子炉施設の安全機能の重要度分類に関する審査指針」では、シュラウ
ドは「その損傷又は故障により発生する事象によって、炉心の著しい損傷、又は燃料の大量の
破損、を引き起こすおそれのある構築物、系統及ぴ機器」としております。
不正発覚後、東京電力は、ひび割れがあるシュラウドを持つ原子炉を停止し点検を行うと同
時に、シュラウド自体の交換や補修を実施せざるをえませんでした。結果、福島原発十基が全
て停止し、現在もなお5基が稼動していません。再稼動にあたって、福島県は、情報公開の徹
底と稼動中の点検確認を同意条件としました。
2、福島原発の原子炉格納容器気密性試験の偽装の時効は、なぜ成立するのでしょうか。
福島第一原発1号機の原子炉格納容器の気密性試験をめぐる偽装で、東京電力は検査責任者
の当時の第一保修課長を諭旨解職など9人の社内処分を発表し、事件の幕を引きました。この
偽装は第二原発でも日立側が事実を認めていましたが、第一だけであとは闇に葬りました。検
査妨害は1回きりではないので、時効は成立しないというべきです。担当者に詰め腹を切らせ
責任者はお咎めなし、巨悪は笑っています。
3、検査妨害は、れっきとした威力業務妨害罪の対象です。
検査妨害は権力的公務とする検察官の主張は、誰が検査業務を行っているのか、現場をきち
んと調査し公正に捜査したのか甚だ疑問が残るもので、原子力産業の実態を見ない空論です。
4、虚偽報告による定期検査合格証は公正証害原本不実記載、その取得は詐欺罪です。
定期検査合格証がなければ、原子力発電所の運転に伴う利益が確保されません。今次不正に
よる原子力発電所の停止に伴う費用負担増は14年度で、1千百億円もの莫大なものであること
からみても、利益詐欺の実態を構成しています。また本来停止すべきものが稼動したことによ
り、地元自治体への交付金が不適切に支出され国に財産的損害を与えています。
5、なぜ、原子力の不正だけが許されるのでしょうか。いま、一罰百戒が必要です。
東京電力の不正再発防止対策にも係らず、相次ぐ情報隠しや保安規定違反、作業トラブル、
労働者被曝事故が続出しています。東京電力の体質は依然変らず、福島県民並びに立地地域の
住民は、裏切られ続け、安全と安心にはほど遠い状況です。原子力事故の放射能汚染という特
殊性と重大性を鑑みれば、このまま不起訴では、日本の恥です。
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「劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク」NO DUINET
結成の集い
「劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク」とは、これまで全国各地で原子力発電の諸問題、
イラク戦争に反対する運動、劣化ウラン兵器の問題.イラクヘの医療支援等の諸行動行っ
てきた人々が、放射能兵器劣化ウランの廃絶とイラク市民への支援との呼びかけに40団
体81個人の方々が賛同し結成されました。集いでは発言を予定していたが、帰国遅れの
為集いに参加不可能となった、豊田直巳さんがメッセージを寄せられたのを始めに、広瀬
隆、佐藤真紀(日本国際ボランティアセンター:JVC)、西村陽子(アラブの子供と仲良く
する会)、鎌中ひとみ(映画「被爆者」監督)、福島瑞穂(社民党党首)等の各方々が発言
し山崎久隆(劣化ウラン研究会、タンポポ舎)が基調の報告をしました。
豊田さんは、被害者の大半は一般の市民で、貧しい市民は、月々の配給食糧を売るとこ
ろまで追い詰められている。この現状を踏まえて劣化ウランの被害を考える必要があると
して、劣化ウランの被害状況について、汚染は全土に及んでいると思われるとしました。
その根拠に、1年前の4月にバクダッド、(人口550万人と言われる)の真ん中で最初
に「劣化ウラン弾」を使用している瞬間を目撃し、マハムディーエでは住宅街に、劣化ウ
ラン弾を被弾したイラク軍戦車が放置され、子供がその戦車で遊んでしまっていた。
ナスーリエ、アブグレイブでも戦車が、バスラでは高射砲が劣化ウラン弾を被弾し破壊
され、放射線を出し続けるままに、放置されていた。又バスラでは製氷工場が被弾し破壊
され、放射線が出ているまま修理し氷を売ろうとしていた。そしてカルバラヘの道を通っ
て、「アシューラー」の祭りには数百万人が集まったと言われているが、明らかにこの道の
途中は劣化ウランに汚染されていた、と結びました。
当地いわきに幾度となく来られている、広瀬隆さんは、「イラクの危機的状況について」
とする講演を行い、劣化ウランとは?劣化ウランとウラン弾、ウランと六フッ化ウランと
燃料ウラン等の諸点について話し、1991年の湾岸戦争後1995年までの国連制裁の
為56万7千人の子供が栄養不良症により死亡していると報告しました。
基調報告は山崎久隆さんが以下の9点について行いました。@「劣化ウラン」という言
葉について、核分裂しないウラン238も核分裂する235も同じ放射性物質本質的違い
は無いと注意を喚起し、A被曝と健康障害との因果関係は近い将来解明されるだろうが、
日本の公害被害や米軍の枯葉剤被害の経験を踏まえ、放射性物質や化学物質汚染に関して
徹底した「予防保全の原則」の適用を訴え、B子供は訴える。イラクの人々は放射性物質
の汚染に曝されており、特に子供達が犠牲となっている。先天性疾患の子供の数が激増し、
医師達は湾岸戦争前には無かった事で有りと指摘しており、先天性疾患の発生は年々ひど
くなっている。C国際的運動への参加。日本、英国、オランダ、米国など世界各国のNGO
が共同して民間組織「ウラン兵器の禁止を求める.国際連合」(ICBUW)が劣化ウラン禁止国
際条約成立を目標として設立された。この組織は国際的な大きな広がりを持つ可能性がある。
ウラニウム禁止条約を作ろうとする考えも、通常兵器禁止条約の枠で付属議定書にて宣言と
言う立場も、共に廃絶の為に協力しよう。D国会での取り組み、E地方議会への働きかけ、
F各地の反基地運動との連携、G劣化ウラン問題をひろめよう。
最後に結成された「劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク」は7つの行動計画を発表
しています。写真パネルの作成一貸し出し、劣化ウラン講座の開催、劣化ウラン兵器禁止
署名、地方議会、国会への働きかけ、国際会議への代表派遣、月間ニュースの発行、会員
の募集。(斉藤記)
●私たちも参加する「劣化ウラン兵器禁止市民ネットワーク」のなかま今井紀明さんたちが、
ブッシュや小泉のイラク侵略のために、反米武装勢力に拘束されました。自衛隊の撤兵と一日
も早い解放を望みます。
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●大好きな季節が巡って来た。まだ全山緑に被 われたとは言えないが、アカヤシオのピンクの 花が咲き出し、モミジイチゴもちらほらと白い 花を咲かせている。山で1番早起きなのはニワ トコの緑の芽、キブシの黄色の花。そしていろ いろな彩りを持った木々力沙しずつ目をさます。 ●…3月も末の穏やかな休日、畑仕事をしてい るとヒラヒラと小さな蝶が飛んでいた。何しろ 小さいし、止まると草にまぎれて見えなくなっ てしまう。じっと待って止まった姿を見ると、 閉じた羽は土の色。よくよく見ると焦げ茶から 茶までの中々綺麗な浪模様。図鑑で調べるとコ ツバメというシジミチョウだった。食草はアセ ビで春1番に艀るらしい。 ●柿の木にはイトトンボがぶら下がっていた。 薄黒い細〜い体。これまた調べてみるとオツネ ントンボの1種だと言う事がわかった。オツネ ンの名の如く、年を越し、冬を越している訳だ が、あの細い小さな体で零下何度という寒い冬 を越すなんてすごいなあ。 ●そして春まだ浅いうちから、蝶がけっこう飛 んでいることに、今年、気がついた。けっこう スピードがあったり、遠かったりして、私には まだ見分けがつかないのだが、教えてもらった だけでも、ルリタテハ、テングチョウ、ベニシ ジミ…。本当は1日中眺めていたいところだが、 勤め人ともなればそうも行かず、横目で追いな がら出勤していく今日この頃だ。 ●…4月初めの日曜日は、朝からお天気が今一 だった。それでもアカヤシオの花も咲いたし、 雨も降ったしという事で、毎年恒例の''天然椎 茸"を採りに行こうという事になった。家の近 くから川を渡ろうとしたら、増水で渡れない。 しかたがないので下流の江田まで下りて、渡る 所を捜したが、思うような所が見つからず、あ げくにサンが落ちてずぶ濡れになる始末。 ●かくなる上はと、今度は家から2キロばかり 上流にある発電所のつり橋から渡ることにした。 |
その頃からあいにくの雨がシトシトと降り出し た。それでも遊歩道を歩く事1時間。やっと目 的地にたどり着き.47ヶの椎茸をゲット。ち よっと早く、小ぶりとはいえ、満足、満足。 ●この遊歩道、川向こうなので、ほとんど知ら れていない。回りは原生林に近い森に囲まれて いて車の音も届かない。アカヤシオのトンネル をくぐり、シキミやイワウチワの花を愛で、雨 も又楽しの3時間コースだった。. ●しかし4時過ぎから雨はミゾレに、そして雪 へと変わり、冷え込みも厳しくなってきた。こ うなったら「雨読」とばかりに新聞に目を通し ていると、面白い見出しを見つけた。"しわが よるほくろが出来る背がかがむ頭ははげる 毛は白くなる"「松浦静山」の書いた「甲子 夜話」の中に記録してある一句だ。清山が72 才の時、親友の林述斎の息子から贈られ、自戒 を込めて書きとめた狂歌だそうだ。 ●サブタイトルに''老後が書かせた傑作巨編" とある。九州平戸藩主・松浦清山(1760-1841) が、数え62才の11月17日の甲子の日から死の 前まで書き続けたというこの「甲子夜話」は 全278巻もあり、随筆集のたぐいでは日本で 最も長大であるという。好奇心にあふれ、あり とあらゆる事を書き留めてあり、現在は小説の ネタの宝庫とされている。 ●まあ、時代や地位や当人の才覚、その他もろ もろ恵まれていたとはいえ、このパワーは「す ごい!」。何しろあの時代の数え62才といえば、 それこそ赤いちゃんちゃんこのお年寄り。その 時から書き始めたとういうのだから…。 ●これから、高齢社会になると、皆、恐れてい るけれど、清山が書いた「甲子夜話」の話を聞 いただけでも、元気百倍になるじゃない!今か らでも遅くないって気になってくる。 ●・・好奇心についてはかくいう私も人後に落ち ないおぱさんだと自負している(笑)。書き留め る才覚は持ち合わせていないが、おととしより も去年、去年よりも今年の方が興味のある事が 増えている。子供時代の好奇心は当たり前だが、 大人になっての好奇心は、1回りも2回りも奥 が深くなって面白い。 ●さあ、春だぞ!「清山」にあやかって、好奇 心満々で楽しまなくっちゃね。 |