★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2004.05.09 第154号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ150円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 

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国は、核燃料サイクル政策を転換せよ
再処理計画を断念し、ウラン試験を実施するな !

 青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場を建設・運営する日本原燃は、貯蔵プール
の不正溶接問題のため、ウランを用いた試運転「ウラン試験」を6月に2ヵ月延期し、2006
年7月の操業開始時期もずれ込む見通しです。
 貯蔵プール水漏洩からはじまった一連の日本原燃による不祥事について、原子力安全保安
院は、「品質保証体制点検」で「設備や建物の健全性は確認された」と、使用済核燃料搬入
再開とウラン試験の実施を目論んでいます。青森県議会への説明は終わり、六ヶ所村をはじ
め「県民向け説明会」が開催されるなど合意手続きをすすめ、知事が「国策」を再度確認す
る てはずです。
 これに対し、青森県内では、自民党内で再処理反対、段階的税原発の姿勢を公言している
「河野太郎議員の話を聴く会」も開かれ、県民世論を高め、ウラン試験の「安全協定締結」
を 阻む新しい流れをつくろうという動きが出ています。
 現在、国の原子力委員会は、原子力政策の基本を定めた原子力開発利用長期計画の改
定に着手し、国策として進めてきた核燃料サイクル政策の見直しを始め、6月からの策定会
議の中で、従来の使用済み核燃料の全量再処理路線から、再処理せずに地中に埋める直接処
分や中間貯蔵の位置づけを検討して、来年夏頃までに改定案をまとめるものとみられます。
 いまこそ、プルトニウム利用の高速増殖炉開発の頓挫や、再処理事業の19兆円もの膨大
なコストで行き詰まった核燃料サイクル政策の転換が求められています。原子力関連企業な
どでつくる原産会議でも全量再処理の見直し論が相次いでおり、原子力委員会の近藤委員長
も、定量的議論の必要性を認めています。全量再処理に実現性も正当性もないのは明白です。
報道では「全量再処理の見直しだけではなく、より踏み込んだ転換が図られる可能性もある」
としていますが、まずは六ヶ所再処理工場計画自体を運転開始前に中止すべきです。

原子力委員会「市民参加懇談会in福島・ふたば」、林加奈子さんも発言予定
 開催:5月22日(土)午後1時30分〜4時30分、富岡町本岡「パレス華の樹」
●電子メールによる申し込み/「市民参加懇談会in福島・ふたば参加希望」と明記の上、住所
 (参加証送付先)、氏名(ふりがな)、連絡先電話番号及び連絡先電子メールアドレスを記入。
●ファクシミリ・はがきによる申し込み/「市民参加懇談会in福島ーふたば参加希望」と明
 記の上住所(参加証送付先)、氏名(ふりがな)及び連絡先電話番号を記入。
●申し込み先/内閣府原子力委員会事務局市民参加懇談会担当
 (メールアドレス)shiminkon@nsc.tokyo.jst.go.jp  (FAX番号)03-3581-9828
 (住所)〒100-8970 東京都千代田区霞が関3-1-1 中央合同庁舎 第4号館 7階
○締め切り5月14日(金)《はがきは消印有効》。参茄者200名。応募多数の場合は、双葉郡優、
 先着順。参加の可否は、折り返し、はがきで連絡。参加の問合せは5月20日(木)10時-17時に。


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原発解体ごみ、放射能一定以下なら産廃に!保安院の暴挙

 原子力安全・保安院は、廃炉となった原子炉の解体に伴って大量に出るコンクリートや
金属などの廃棄物について、放射能レベルが一定以下なら再利用や産業廃棄物としての処
分が可能とする基準の導入を決め、来年の国会への法案提出をねらい、放射能の測定方法
や制度などの検討を進めています。
 110万キロワット級原発を解体した場合、50万トン程度の解体ごみが出るとされ、
稼働中の商業炉52基のうち、営業運転開始から30年を超えた炉が既に5基、近い将来
訪れる廃炉ラッシュで発生する膨大なごみの処分を見据えた制度整備が狙うものです。

 放射性廃棄物スソ切り問題連絡会 面:高月紘(ハイムーン)
 原発廃材の「スソ切り処分」制度化に反対しましょう!

 あなたの周りにも原発廃材が……!
 解体された原発の廃材から鍋やラライパンが作られる!?一そんな危険なが現実になろうとし
ています。放射能の「スソ切り処分」がいよいよ制度化されようとしているからです。

■ 廃炉原発が解体される時代に
 1998年に廃炉になった東海原発の解体が一昨年12月4日に始まりました。一口に解体
といっても大変な難工事ですが、もっと大変なのは発生する廃棄物です。廃炉になった東
海原発(16万6千kW)の場合、約16万トンの廃棄物が,100万kW級の原発1基を解体す
れば約50-55万トンもの廃棄物が発生すると予想されています。

■ 多量に発生する解体"核"廃棄物
 問題は撤去する廃棄物の処分方法です。多量の廃棄物をすべて放射性廃棄物として扱っ
ていたのでは、処分費用も手間も大変と考えだされた方法が「スソ切り処分」です。一定
レベル(=クリアランスレベル)以下のものは「スソ切り」して、放射性廃棄物として扱
わなくてもよいと決めるというのです。例えば加圧水型原発の解体で発生すると予想され
る約50万トンのうち、なんと約49万トンは放射性廃棄物として扱われなくなるとの試算
がなされています。

■ こんな日用品にまで原発廃材が
 放射性廃棄物と「放射性廃棄物として扱われない廃棄物との線引きをするスソ切り値
(=クリアランスレベル)
を決めるために1999年3月に出された原子力安全委員会の報告
書では、原発廃材が放射性廃棄物でない廃棄物として再利用された場合の被曝量がどのく
らいになるかが計算されています。例えば、原発廃材の金属スクラップが再利用されてフ
ライパンになったケース、銅スプーン、ナイフ、飲料缶になったケース、ベッドに再利
用されたケースなどが当に想定されているのです。

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   危険な放射能の拡散を防ぐために

 原発を完全に解体撤去しようとする日本の方針は、そこに再び新しい原発を立てようと
いう考えに基づいています。しかし、危険でコストのかかる原子力産業は世界的にもすで
に斜陽となりつつあり、日本でも今後見直しは避けられません。過去の方針に縛られるこ
とで、わざわざ危険を広げる必要はありません。私たちはまず、解体撤去の方針そのもの
に疑問を投げかけます。
 そして、その立場から「スソ切り処分」の制度化にも反対します。もし制度化によって、
仮に原発廃材が再利用されて日用品として店頭にならぶことになったとしたら、放射線は
目に見えませんから、意識的に使わないという選択の自由は私たちにはないのです。この
危険な動きに反対するために、幅広い立場の人と情報を共有するための「連絡会議jを設
置しました。みなさんのご協力をよろしくお願いします。

日本の原発被爆総量最多−東電不正による点検が要因?
 世界的に低減傾向にある原発作業被曝で、日本の原発保守点検に従事する作業員の放射
線被ばく量が、原発作業員の被ばくデータを集める「職業被ばく情報システム」加盟29
カ国の中でも、稼働する原発が多い主要国では4年連続で最も高かった。日本の状況は
2002年4月にウィーンで開かれた「原子力の安全に関する条約会議」でも指摘され、原
子力安全・保安院は05年に開かれる次回会議までに改善点をまとめるため、他国の保守
点検状況などを分析し、作業の改善点を探る調査に乗り出すことになった。

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く ぬ ぎ 平 た よ り
第43回 大型連休

          古川眞智子 


●この季節の大きな行事に、夫の竹の子掘りが
ある。まるで、親の仇にあったかのように掘り
まくるのが恒例なのだが、なんと今年は猪に先
を越され、さっぱり成果が上がらない。多い日
には2、30本も掘っていたと言うのに、今年
は自宅で食べるにもままならぬくらい、被害は
甚大である。そういえば、今年になって3回も
猪に出会っている。しかも2回は登り口の所で、
それも親子3頭で歩いていたのだ。…ジャガイ
モはあきらめて、高久の畑に植えてきたという
ものの、これから実るサヤエンドウやソラマメ
が心配だ。

●…私の入っている「いわきの森に親しむ会」
もいよいよ活動の時期になり、4月の18日に
は、“四季の森”での観察会があった。“21世
紀の森”の中の散策路だが、ちょうど、木々が
芽生え始め、山桜が満開で、最高の観察日和だ
った。5年前山火事で焼けた所に、昨年の秋植
樹をしたばかりで、見晴らしがとても良く、3
60度見渡せ、太平洋から阿武隈山系まで一望
に出きる。登る途中は、ゆっくりと歩いて、い
ろんなものを楽しんでもらう。コナラの銀色に
輝いている芽生えは、虫眼鏡でのぞいてみると
暖かそうなモヤモヤした毛に被われている。紫
色のニオイタチツボスミレは、皆に腹ぱいにな
って香りを楽しんでもらった。どんな香りかす
ると思う?シャネルの香り?そう、バラの優し
い香りがするんですよ。

●翌週の24、25日は東白川郡鮫川村で、ネ
イチャーゲームの総会があった。あぶくま自然
大学という所で、標高が606メートル近くあ
り、春もまだ浅く、木々の芽生えもこれからと
いう所だ。おまけに前週とは打って変わって、
寒波が戻って来たらしく、すごい寒さで雪まで
降る始末。一気に冬に戻ってしまった。総会と
はいえ、研修を兼ねた交流が目的で、石釜でピ
ザやパンを焼いたり、ドラム缶風呂に入ったり、
ゲームのおさらいをしたりと、県内の仲間たち

とわいわいがやがやの楽しい会だった。

●帰り、時間があったので、同乗した仲間3人
で未来博の跡地に寄って見た。あれから3年、
稼動している施設としては"ムシテックワール
ド"が残っているくらい。私達の活動拠点とな
った鳥の巣のような施設は、形こそあれ使用し
てないので荒れ放題だった。もったいないなあ。

●3人とも、ネイチャーツアーのガイドとして
案内をしていたので、その山にも寄ってみた。
ここはまだ利用されていて、行った日もボラン
ディアが家族連れを案内していた。見晴らしの
良い所にベンチが設置されたり、改善されてい
た所もあったが、残念な事に、ここもまた気候
に合わない植栽や芝生などが張ってあったりし
て、ありふれた脈絡のない公園に変貌しつつあ
った。せっかく「森に沈む未来博」と名打って
開催した博覧会だったのだから、もっと「森」
を大事に残して欲しいよな。

●ともあれ、ここが今の私の出発,点。この「未
来博」がなければ、こんなに楽しく森を散策す
る事もなかったろう、思い出の地である。大い
に活用してもらいたい場所だ。

●そして今年のゴールデンウイークはうまく休
みが続いたので、観光地には結構人が出た模様。
不景気だ、テロだ、と、暗いニュースの中では
ちょっとホッとする休みだったかな?

●ここ椚平も、もてもての5日間、日替わりに
お客さんが訪れた。気温の上がらない日も多か
ったが、1日1日と山の色が変わり、出かけな
かった分、色の変化を楽しむことが出来た。鮮
やかな緑はカエデ。淡い緑はコナラ。茶色かか
った緑はケヤキ。オニグルミはやっと目覚めた
ところだし、イヌザクラは白い花穂をつんつん
と立てている。この季節、山は正にオンリーワ
ンの装いだ。

●…山の夏鳥達も渡って来た。ホッホ、ホッホ、
ホッホ、ホッホと、低く筒を叩くようになくツ
ツドリ。夜、コッコッコー、コッコッコーとち
よっと高い声で鳴くのはコノハズク。ジュウリ
チュリッ、シュウリチュリッ、シュウリチュリ
ッと、段々尻上がりに切なく鳴くのはジュウイ
チ。昼も夜もいろいろな鳴き声が楽しめる。ト
ラツグミのヒィ-というビブラートの聞いた声
も、もうすぐ聞かれる、楽しみの季節の到来だ。

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