★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ ☆2004.07.09 第156号☆


●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会● 
いわき市鹿島町久保於振1-2、TEL.FAX0246-58-5570 
カンパ150円  /郵便振替. 02190-1-11731 佐藤和良 

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経済産業省・原子力委・東電の核燃コスト試算隠し糾弾

全関係者は隠蔽の経過と責任を明らかにせよ

 原子力発電所の使用済み核燃料を地中に直接埋設する直接処分方式の方が、再処理方
式に比ペコストが半分強と大幅に安くなるとの試算を通商産業省が1994年に行い、これまで
隠していた事実が発覚しました。さらに科学技術庁が同時期に原子力委員会に提出した資
料や、電気事業連合会が内部資料としてコストを試算したデータもあることが次々と暴露され
ました。

 10年も前に、使用済み燃料の再処理と直接処分のコスト試算がされていながら隠されてい
たのです.1994年2月に開催された、第4回総合資源エネルギー調査会原子力部会核燃料
サイクル及び国際問題ワーキンググループの会合に提出された資料は、国内再処理は2.30
円、直接処分は1.23円のため、この試算を公表すると、「サイクル事業が成り立たなくなるよう
な可能性がある」と事業者などが主張し、公表しませんでした。国と事業者、原子力委員会は、
資料の存在を10年間隠しつづけ、核燃料サイクル路線をひた走ってきたのです。しかも、経
済産業省・資源エネルギー庁ば国会で試算の存在を否定してきました。何と国民を愚弄した
話しでしょう。核燃料サイクル路線の見直しを求めてきた福島県民と福島県をまたも、だまして
いたのです。全く許しがたいことです。原子力行政への信頼は再び三度、崩壊しました。.経産省
官僚の戒告処分などでお茶を濁して済む問題ではありません。

 原子力委員会は八日、原子力長期計画策定会議の二回目の会合を開き、近藤委員長は
「非公開が原則だった時代の扱いをいま評価することは無意味」と開き直っていますが、今まで
国民をだましつづけたことへの謝罪さえないとは、言語道断です。近藤委員長ば、原子力行政
の根本についての反省なしに、核燃サイクルの議論などありえないと知るべきです。次回十六
日に、まずは、経産省・原子力委員会・東京電力等事業者が、全ての経過と責任を、国民の前
に明らかに、謝罪しなければなりません。
 国は、核燃料サイクルに関するコスト試算等すべての資料・データを公開すべきです。原
子力バックエンド費用19兆円(うち再処理に係るもの16.48兆円)の試算は驚ぐべき額です。
しかもこの試算は第二再処理工場を前提とせず、全量再処理を事実上放棄したものです。

 福島県知事は近藤原子力委員長に、「大きな国民負担を強いることになりかねない」として
核燃科サイクル政策の再検討を要請しています。一時的な再処理のために、膨大な国民負担が
強要されてはたまりません。大気や海や施設の放射能汚染を強行することは、後世に禍根を
残します。.
 わたしたちは、六ケ所再処理工場計画を撤回し、核燃料サイクル政策を転換するよう、日本
政府、原子力委員会、電気事業連合会に求めます。


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   6月23日東京電力交渉の報告
情報公開を渋り、核燃サイクル護持を強弁する東電

 「労災認定は労働者救済の観点から行われる、直接的因果関係があるということを
意味するものではない、このため原子力発電所で働いていた労働者が多発性骨髄腫
になられて労災認定を受けた事がイコール原子力損害に該当するものではないと考え
ている。」
 これは長尾さんの「多発性骨髄腫」が労働災害に認定されたことに対する東京電力
の見解です。労働災害認定は労働との直接的因果関係が要件です。労働に起因する疾
病だからこその労働災害の認定です。国家機関の認定に対して、何ら反論やその論拠
を示す事をせず、これを無視する東京電力の見解は到底受け入れられるものではありま
せん。この事に関しては、今後も交渉の継続となりました。
 東京電力福島原子力発電所当局との交渉はこの間、同じ課題の継続です。
6月23日の話し合いも、「圧力抑制プールのストレーナー閉塞問題」「長尾労災問題」
「東京電力学院閉鎖問題」「放射性物質管理マニュアル問題」「六ヶ所村核燃再処理工
場問題」等の5件について行われました。
 圧力抑制プールのストレーナーが詰まってしまうと、ECCS=緊急時炉心冷却システ
ムが有効に作動しません。スウェーデン・バルセベック原発2号機、.米国・ペリー原
発等で起こり、米国NRCはストレーナーの大型化等の対策を勧告しました。しかし東

京電力は、日本の原発は保温材の95パーセントをアスベストからケイ酸カルシウムな
ど他の金属に変更し、又構造を改善した後に実験を行い安全が確認されている、との
立場をとってきました。
 しかし、この実験データは検証された事が無いのです。東京電力は実験が東京電力と
協力企業の共同で行われた事を以って「実験を行う為の様々なデータ、及び実
験を行う事によって得る事が出来たデータは、今後実験参加企業が有効活用可能なも
ので、商業機密に該当する」と、実験データのすべてを開示しないとの立場をとってい
ます。「データは教えられないが、電力は安全であると判断し、説明はした」こんな事
は到底認める事は出来ません。私達は東京電力に当該企業の「知的財産権」公開基準
を示す事を要求しました。
 次に放射性物質管理マニュアル問題ですが、柏崎刈羽原子力発電所から放射性廃棄
物質が一般廃棄物に混入し持ち出された問題に対して、私たちは福島原子力発電所の放
射性物質に対する管理はどうなっているのか?と問いを発し、「放射性物質管理マニュ
アル」の提出を福島原子力発電所当局に求めてきました。これに対して彼等は、「管理

マニュアルは、核防護の観点から公開する事は出来ない」と回答し、その代わりに「柏
崎刈羽原子力発電所における管理区域からの搬出物品の取り扱いに関する改善状況の
報告」との文書を提出しました。この文書の内容を、現実と合っているか調査したい
と思いました。
 現在、国の原子力委員会は、原子力開発利用長期計画の改定に着手し、国策として
進めてきた核燃料サイクル政策の見直しを始め、6月からの策定会議の中で、従来の
使用済み核燃料の全量再処理路線から、再処理せずに地中に埋める直接処分や中間貯
蔵の位置づけを検討しています。私達は東京電力に対して「原発コストの大幅負担

を強いる核燃料再処理の中止を求める要請書」を提出しました。六ヶ所再処理工場は
国内の商業用業用原子力施設でのプルトニューム利用のための重要な第一歩、技術は
一歩々積み上げ完成させるもの。原子燃料サイクルの確立には長期間要する。計画通
り着実に進めることが肝要。国が核燃料サイクル政策について再検討を開始し、原子
力発電所の地元自治体首長の福島県知事が、核燃サイクルについてこれを疑問視する
見解を述べている時に、東京電力は核燃サイクルの施設、六ヶ所村再処理工場を県知
事の意向を無視して稼動せよ!と号令をかけているのです。
何という事でしょうか。之も又許す事の出来ない発言です.2002年原子力施設の事
故隠しが明らかになり、福島県内の原子力発電所が相次いで運転を停止する事態に追
い込まれました。この時東京電力は原子力発電施設の運転再開にたいする地元自治体
の理解を得る為に、情報の開示を通して企業の透明性を高めるとしてきました。県は
原子力施設の運転には、安全安心が必要、として来ました。東京電力のこの時の姿勢
は何処へ行ってしまったのでしょうか?
 それとも全くのウソだったのでしょうか?「東京電力は焼け太りをしている」そん
な印象が日増しに強くなる今日この頃です。   斉藤記

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 住民パワーの勝利、ドコモが携帯鉄塔撤去へ!

 こんにちは、佐藤和良です。私の住むいわき市鹿島町久保1区は、電磁波被曝に
抗して携帯鉄塔撤去移転活動を4年間続けてきましたが、5月12日、とうとうドコ
モ側が鉄塔撤去を公表しました。
 建設後の携帯基地局鉄塔が、住民運動で撤去にいたるのは、私が知る限り、全国で2
例目の快挙です。ご支援ありがとうございました。
 この鉄塔は、いわき市鹿島町下蔵持字里屋16番2の仮称「いわき船戸基地局」といい
ます。鉄塔(地上高40.3@)周辺半径40.3@圏内の地域、及び基地局の電波が照射さ
れる鹿島町の周辺地域は、いわき市が「福祉の町」づくりを進めてきました。基地局の
450メートル以内に、総合病院、特別養護老人ホーム、公立保育園、私立保育園、幼稚
園、公立小学校、公民館が集中している住宅密集地です。基地局前の道路は児童・生徒
の通学路で、老人施設入所者の散歩道です。この地点への基地局建設は、環境的にも景
観的にも不適切で、住民や行政区の同意のない建設は許されないものでした。

 基地局がつくられて4年、基地局の稼動により発生する電磁波、低周波、振動な
とによる環境悪化、健康被害の未然防止を求め、住民が立ち上がり行政区として闘
いました。再三再四ドコモに対し、住民同意なき建設は遺憾として、十分な説明と
移転を求めました。
 鹿島町挙げての9千名の署名運動、総務省仙台通信局、いわき市などへ、いく
たびかの陳情・要請行動など、住民一丸となった結果、電波は出させませんでした。

 損害賠償の脅しや「利用者の要求」などをよそに、辛抱強く粘った甲斐がありまし
た。住民パワーの勝利です。
 まずは、ご報告とご支援へのお礼です。ありがとうございました。

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く ぬ ぎ 平 た よ り
45回 梅雨明け?

          古川眞智子 


●天気予報ってこんなものなんだろうけど、梅
雨入りしました、と、言った途端に雨が降らな
くなってしまった。おかげで夏キノコは去年に
引き続きさっぱり出ていない。でもネムノキの
淡いピンクの花が良く目立つ。この花は年によ
って花の付き、色が大きく変わるお天気花のよ
うだ。ノウゼンカツラの鮮やかなオレンジ花も
咲き始めたようだし、このまま夏に突入かな?

●・・3月にデジカメを購入した。今までも事務
所に1台あったのだが、アナログな私には無縁
なものと、手を触れようとも思わなかった。と
ころが観察に適した日々が続き始めたら、むし
ようと欲しくなってしまった。今の私には写し
たい物がワンサカある。
●花にキノコに虫。今のデジカメは性能がアッ
プしていて機械も小さくなっている。ちなみに
手に入れたのは、400万画素、3センチ接写
ができ、手の平にすっぽりと納まってしまうコ
ンパクトな代物。そして私はその魅力にすっか
りはまり込んでる。

●花や、キノコの写真は今までも結構撮ってい
た。デジカメを手にした今、1番夢中になって
いるのは虫。いろんな虫がいっぱいいるが殺し
て標本にするにはしのびない。となると、写真
で残すしかないのだ。
●なにしろ、ここは山の中の一軒家。夜になる
と光は我が家だけ、ということで、ものすごい
数の蛾がやってくる。去年までは「うわぁ、又、
来てる。」としかめ面をしていたのが、今じャ今
日は何が来ているかしらと、ワクワクして待って
いるのだから、とらえ方一つだよねぇ、それに、
漠然と過ごしていた時には毎日虫が来ているも
のだと思っていたのだが、観察を始めてからは、
日によって、全然来ない日や100匹以上びっ
しり来る日があったり、種類も、いっぱい来る
奴、1匹で来る奴、などの違いもわかるように
なった。

●色や柄(?)も千差万別。自然の作りたもう美
を満喫している。それに何事も視点を変えてみ
る大切さも実感しているこの頃だ。
●ところで、この便りが届く頃には、参議院選
挙の結果は出ているのかな?相変わらず国民の
関心の低い選挙で、投票率はどのくらいまで上
がるものやら。我が家でも、子供の関心が今一
で、どうも棄権しそうな気配。これはまずい』
先日たまたま息子が遊びに来ていたので不在者
投票を促した。でも、腰が重い。そこで一発、
下行かないならもう夕飯食わせないぞお」食
べ物効果は万点、即吹っ飛んでいった(笑)。

●理由は邪道でも、まずは選挙する事。それに
政治についても、もっともっと、親子で、家族
で、話題にする事が大切ではないかい?
●…つい先日、市役所出前講座で、「いわき市の
戦略産業について」を、聞く機会に恵まれた。
話しをしてくれたのは市の商工観光部新産業振
興室の若い(?)お兄さん。レジメにそってス
ラスラとお話してくれた。それによるといわき
の産業育成支援の目玉は「環境産業振興による
循環型社会創生プラン」だというから驚き。え
っ、なんじやいそりゃ。いわき市戦略産業育成
支援プランの中に「環境ビジネス」「観光ビジネ
ス」「健康ビジネス」「木材ビジネス」があって、
1番推し進めようとしているのが「環境ビジネ
ス」って、やぱいんじゃないのお。

●環境の後に“ビジネス”がつくって事は“商
売”にならなきゃ駄目ってことだよ。今はリサ
イクルが大切っていっても、商売にする以上、
原料(ゴミ)を持つで来る訳でしょう?まあ、当
然都市圏でしょうけど。そして最後に、何が残
るの?残った物の処分はどうするの?よそに持
っていけるわけも無し。早い話しがいわきが廃
棄物最終処分場になる訳だ。
●臭い、臭い、臭い。何かが臭う。環境ビジネ
スったって、ゴミの臭いじゃぁないよ。
う〜ん、これは金の臭いかな。

●今、いわきの市街地近くに大きな産業廃棄物
最終処分場が作られようとしている。この反対
運動がさっぱり進まない。その上、環境ビジネ
ス」の支援って。
●私たちの知らない間に何かが起きてるゾ。国
も、身近な市も、監視の目を鈍らせると、何が
起こるかわからない!

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