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★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★ アサツユ ☆2004.08.12 第157号☆
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東京電力株式会社社長勝俣恒久殿 2004年8月12日
関西電力美浜3号配管破断事故を踏まえ
安全点検と情報公開を求める申し入れ書
8月9日、関西電力美浜原子力発電所3号機で、営業運転中に死者4名、重軽傷者7名という
日本の原子力史上初の死亡者がでる重大事故が発生しました。犠牲者に対し心から哀悼の意
を表すと共に、こうした事態を招いた関西電力と原子力行政に大きな憤りを禁じえません。
今回、口径54cm、厚さ10mmの二次系復水管が瞬時に破裂し、二次冷却材が大量噴出す
る事故により、蒸気発生器内の水位が大きく低下して原子炉は緊急停止しました。関電の内
規では10ミリの配管が減肉で4.7mmになるまでに何らかの予防措置をとることとされてい
ましたが、破裂ヶ所の厚さは1.4mmしかありませんでした。炭素鋼管の屈曲部や断面変化
部分が減肉することは常識であり、破断箇所は昨年11月、下請業者が点検の必要性を提言
したにもかかわらず、建設以来27年間いちども検査されませんでした。驚くべき事態です。
また、事故当時、運転中にもかかわらず現場には200人を超す作業員が立ち入
り、定期検査の前倒し作業をしていたことも明らかになっています。
復水管破断の原因と放置されてきた背景は何か、徹底的な調査が必要です。また、検査シ
ステムが的確に運用され業者間の情報共有が行われなかったのはなぜか、1986年米国サ
リー原発事故等内外の類似トラブルの教訓が反映されなかったのはなぜか、労働安全に
配慮した検査作業が行われてなかったのはなぜか、本件は防止可能な事故であり、
関西電力のみならず国、原子力安全・保安院が当該箇所を含む原発配管の問題点についてど
のような対応をとってきたのか重大問題です。
また、この事故では推定800トンという大量の二次冷却水が流出しました。補助給水系が
作動したものの弁の作動には問題が確認されています。冷却水喪失事故としても深刻な事故
であり、蒸気発生器や炉心の状態をふくめて事故の全体像の解明がなされるぺきです。
今回の事故で定期検査と自主検査の限界、そして電力会社も検査会社も原子力安全・保
安院も、原発の実態を把握できていないことが改めて明らかになりました。
美浜3号機の配管破断一冷却材喪失事故は、BWRにとってもゆゆしき事態です。美浜原発
はPWR、福島原発はBWRと型式が異なるものの、福島原発には主蒸気配管一給水配管が
あり、重要な配管です。美浜も福島でも炭素鋼であり、減肉が生じている危険性が懸念され
ています。
原発の寿命延長や定期検査の簡素化、維持基準の導入などが進められるなか、この事故
はおこりました。安全に反する昨今の動きへの重大な警告と見なけれぱなりません。
この際、以下申し入れます。8月18日までに文書回答されるよう要請します。
記
1、原発を停止して全面点検を行い、炭素鋼使用配管の減肉可能性箇所を徹底検査すること。
2、炭素鋼やオリフィスの調査結果と対策状況について情報を全て公開すること。
3、点検は原発を停止して行い、爆発の可能性がある運転中の原発では作業をさせないこと、
4、寿命延長や定検簡素化、維持基準など経済効率・運転優先の措置を見直すこと。
以上
いわきに風を
原発いらない いわき市民の集い
ストップ・プルトニウム・キャンペーン
脱原発ネットワーク・会津
脱原発福島ネットワーク福島
原発30キロ圏ひとの会
双葉地方原発反対同盟
8月12日東京電力緊急申し入れの報告
美浜同様のトラブルの可能性はあり、絶対大丈夫とはいえない
■日時/2004年8月12日午後4時 ■場所/東電福島第一原発サービスホール
●8月9日に関西電力美浜原子力発電所3号機械で発生した、配管破断事故をふまえ、
安全点検と情報公開を求める申し入れを行いました。
●東電側の状況としては、「11日の夕方に国から18日までの報告徴集命令が出て、そ
の命令を受けた直後から原子力プラント等の検査を力を入れて調査、確認し18日まで
に報告できるように努力している」とのこと。
●「死者4名、重軽傷者7名という、日本の原子力史上初の死亡者がでてしまった事故
を重大なものと受け止めている。美浜原発(PWR)と福島原発(BWR)の原発の形式は異な
るが、同じようなトラブルが起こる可能性はあり、皆さんに絶対大丈夫だとは言えな
いが、美浜での事故の原因が明確にわかってないので、現時点では具体的に報告でき
る材料がない。」
●「現在の点検は、配管の中に流れている水の性質等を設定、設備のランク分けをし、
点検・管理している。水が撹拌されて、配管を削っていくため、配管の点検は、水が
流れて行く所を主体に、オリフィスの箇所はどのくらいの頻度で、厳しいところは毎
年、ゆるやかなところでも、2年から3年で点検、確認している。」(ただし、この確認、
状況は、HPや広報など一般的には報告されていない)
●1986年にアメリカのサリー原発事故で配管が薄くなるのがわかっていたのに、なぜ、
またこのような事故が起きてしまったのかという質問には、「こういう事故は、ある条
件が整ってしまうと起こりうる事故ではあるが、美浜での事故原因がまだはっきりし
ていないのでこれから事実関係が、わかってくれば報告できる。」また、県に対する説
明も「どういう考えで、点検をどういうところを、どういうふうに行っているかとい
うよ.うな、概略だけの説明に現在はなっている。」というものでした。
●関西電力も、東京電力も、内部規定を決めても実際は放置している。自主点検の限
界は明確になっているのではという意見に対しては「そこの部分はこれから議論して
いくということ」と逃げました。
●美浜での事故は、労働安全衛生上、違法な作業であり、他の原発でもありえること。
福島原発でもきちんとしてほしいということに対しては、「作業する準備作業等で安全
性は確保されているかどうか、福島原発はどうなっているかを今後報告していきた
い。」と述べるにとどまりました。 (戸田記)
核燃料コスト試算隠し等で公開質問書を提出
8月18日10時より第1原発サービスボールで東電交渉
東京電力株式会社 2004年7月20日
社長 勝俣恒久 様
脱原発福島ネットワーク
核燃料コスト試算隠し等の情報公開を求める公開質問書
使用済み核燃料の直接処分方式が、再処理方式に比ベコストが半分強と大幅に安くな
るとの試算を通商産業省が1994年に行い、これまで隠していた事実が発覚し、科学技術
庁が同時期に原子力委員会に提出した資料や、電気事業連合会が内部資料としてコスト
を試算したデータもあることも暴露されました。
1994年2月に開催された、第4回総合資源エネルギー調査会原子力部会核燃料サイ
クル及び国際問題ワーキンググループの会合に提出された資料は、国内再処理は2.30
円、直接処分は1.23円のため、この試算を公表すると、「サイクル事業が成り立たなくなる
ような可能性がある」と当時の貴社社長などが主張し、公表されませんでした。国と事業
者、原子力委員会は、資料の存在を10年間隠しつづけ、核燃料サイクル路線をひた走っ
てきました。何と国民を愚弄した話しでしょうか。核燃料サイクル路線の見直しを求めてき
た福島県民と福島県をまたも、だましていたのです。全く許しがたいことです。原子力行政
への信頼は再び三度、崩壊しました。東京電力は、全ての経過と責任を、国民の前に明ら
かに、謝罪しなければなりません。
福島県知事は近藤原子力委員長に、「大きな国民負担を強いることになりかねない」と
して核燃料サイクル政策の再検討を要請しています。一時的な再処理のために、膨大な
国民負担が強要されてはたまりません。大気や海や施設の放射能汚染を強行することは、
後世に禍根を残します。
この際、情報公開を求め、以下の通り質問いたします。8月11日午前10時より第一原
発サービスホールで文書回答されるよう求めます。
記
1. 核燃料サイクルに関するコスト試算隠Uこ関する全ての経過と責任を明らかにすること。
2. 当時の社長が公表に反対したことについての釈明と結果責任を明らかにすること。
3. 核燃料サイクルに関するコスト試算等、すべての資料・データを公開すること。
4. 六ヶ所再処理工場計画を撤回し、核燃料サイクル政策を転換すること。
5. ストレーナー確認実験報告の公開、及び報告の規制当局への提出状況を明らかにすること。
6. 知的財産の公開基準を明らかにすること。
7. 福島原発の各号機の核燃料発注元及ぴここ3年の搬入日時と搬入経路を明らかにすること。
●残暑お見舞い申し上げます。炎暑、酷暑、猛 暑、暑い夏の表現はいろいろあるけど、今年は 正にそんな言葉の当てはまる夏だ。昨年の今頃 は冷夏で椚平の野菜もさっぱりだったが、今年 の夏は太陽の恵みをたっぷり受けて豊作です。 キュウリ、ナス、オクラ、トマト、そしてズッ キーニ。夏野菜は毎日取らないと、ビックリす るぐらいに大きくなるので、嬉しい悲鳴を上げ ながら食べまくっている今日この頃。…そして こんな暑い夏には“熱い祭り”が良く似合う! ●8月1日、川内の模原人村の「満月祭」に行 って来た。参加するのは今年で3回目。初めて 行ったのは4年前だが、あの時の衝撃は忘れら れない。まるでタイムスリップしたみたいな異 時空間。普通人の私にはどこに居場所を置いて いいのかわからなかった。その時には正直言っ てもう2度と行かないだろうと思った。ところ がである。思い出を反芻している内に何とも言 えなし感情が沸いてきて、翌年にはまたまた出 かけてしまった。 ●獏は不思議な空間だ。国道(とはいえ、かなり の山奥)から、昔、木を伐り出すのに使った未舗 装の山道を延々と入って行く。途中対向車など 来たものなら冷や汗をかきながらやっとの思い ですれ違う。そして突然開けた谷の底に県内外 から集った車が何十台も止まっている。テント が張ってある。ステージがあって、ドームまで ある。そして茶色の鶏たちが平飼いにされてい て、何事もないかのようにのどかに餌をついば んでいる。 ●今年は延べ1000人近い人が訪れたという.。 そんなに多くの人たちが集ったというのに、そ こには“誰にも邪魔されず、誰をも邪魔せず、 自分を開放できる空間”がある。 ●今回も首にタオルを巻きリュックを背負って まるで場違いな服装にも関わらず、とっぷりと 浸たって来た。音楽用語はわからないけれど、 アフリカのあの激しいジャンベのリズム、気だ |
るいレゲエのリズム。そのリズムに身体をゆだ ね開放された私がいた。 ●…そんな暑さが続く7日、今度は森の案内人 の仲間と会津下郷に“ソバ蒔き”に行って来た。 いわきからは4人乗り合せて朝5時30分出発。 御斉所峠を通り、石川、須賀川、羽島湖を抜け 福島県を横断する。 ●下郷もまた暑い暑い夏だった。私たちに与え られた畑は1反2畝。もう耕してあり蒔くばか りなのだがこれがけっこう広い。ソバの種は1 反に5升、という事で棒を立ててもらい各々が 分担して種を蒔いた。ここで性格が出る。あっ という間に巻き終わる人(私)。丁寧に蒔く人 計算違いで足りなくなる人(私)。余る人。蒔き 終わったら熊手でならして1段落。この時点で 汗びっしょりだ。でも早く終わったので、近く を案内してもらう事にした。 ●まず訪れたのが中山風穴。これがまた不思議。 山の中の窪地に三方が石に囲まれた空間がある。 ところが足を踏み入れるとスッと汗が引いでい く。嘘みたい。胸の辺りにスゥッとした風が当 たる。良く見ると岩が四角く割れていてそれが ランダムに積み重なって山が出来ているらしい。 所々風穴が開いていて冷たい風が吹き付けてく る為、この山には3000メートル級の高山に 生える植物が生育しているとか。 ●…その次に訪れたのが大川の川原。ここには なんと温泉が涌き出ている。でも対岸では鮎釣 りの人が釣竿を垂れている。お風呂のように囲 われた水溜りに手を入れると、なるほどほんわ 力暖かい。もっと川岸の岩の間からは熱いくら いのお湯が涌き出ている。「よっしゃあ、入ろう、 入ろう」と男性陣7人はいきなり服を脱ぎ出し てまるで子供みた〜い! まっ、会そのものが子 供の心のままに大人になった人達の集まりだか ら…。でも対岸の釣り人は目のやり場がなかっ たろうなあ。 ●戻って昼飯を食べていると雲行きが怪しくな ってきてスコールのような雨がやってきた。激 しい雨と雷を眺めながら、「これで、ソバの発 芽は100パーセントだ!」 ●…9日にはしっかり「いわき踊り」も踊った し、今年の夏ももうひと頑張りだ。暑い夏なん かに負けてはいられないんだぞ! |