★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★

アサツユ

☆1998/5/8 第82号☆

4・25プルサーマルいらない双葉行動に350名

県民こぞって、

このプルトニウム利用を止めねば!

  ストップ!プルトニウム・キャンペーン代表 林加奈子

 1996年9月26日チェルノブイリ原発4号炉で事故が発生した。希望と夢の町、プリピャチは「汚染された沈黙の都市」になってしまった。人々の多くは80キロ離れたキエフに移り住んでいるが、病気がちで、発症も年々増え不安の中で暮らしているという一NHK特集「チェルノブイリ事故12周年の報告A」

 また、子ども達の安価には甲状腺異常のための手術のあとをネックレスのように描いている自画像に接して一「生きていたい!」このようなことを絶対にさせてならない、とつくづく思っている昨今である。

 さて、去る4・25集会は、ストップ!プルトニウム・キャンペーン、プルサーマル計画に反対する双葉住民会議などの共催で、何としてもプルサーマルは認めては行けない、地元の人々にもその危険性を訴えようと、大熊町文化センターを会場に開催された。年内各地、県外からの参加もあり350名が参集した。会場いっぱいに熱気があふれ、雨の中、横断幕を掲げ「プルサーマルはいらない」カード付の小さな鯉のぼりを手に、大野駅までデモ行進をした。店の前にでて声をかける人や眺めている人がいたのは様変わりの証拠だ。デモ終了後、集会で採択された「要請文」を第一原発に出向き東京電力に手渡した。政府にも届ける予定だ。

 プルサーマル計画について、国や東京電力は余剰プルトニウムを消費するために、実績があるから安全と宣伝し、強行しようとしているが、実績などないに等しく、国民を欺いているばかりか、東京電力はすでに2年前、地元の同意なしにMOX燃料を発注している。こうしたやり方は住民をないがしろにした証拠だ。私たちはもっと誇りを怒りを持たねばならないのではないか。人間の尊厳が軽んじられているのに、それに対する住民の反応が弱いのはなぜか。憲法施行51年になるがまだまだ権利意識が弱いことも原因かとも思うし、未だに“長いものには巻かれろ”が生きているように思う。

 なにより事故が起これば、私達の子供や孫達だけでなく、幾千世代もが被害を受けることになる。被害の範囲もウラン炉より4倍の広さになるという。私達大人の責任で、県民こぞって、何としても、このプルトニウム利用を止めねばならない。

みんなで参加しよう!やっぱり、プルサーマルはやめよう!

使用済み核燃料・核のゴミを考える住民シンポジウム

  ○5月30日(土)午後6時30分 双葉郡富岡町文化センター


見えてきた原子力発電の末路

 死期を早めるプルサーマル計画  東井怜

●4月23日夜、郡山市で東電のプルサーマル説明会があった。同じ日の午後、東電本社では「東電と共に脱原発をめざす会」の交渉がおこなわれた。そこできわめて重大な事実をつかんで一人郡山へ向かった。

 開会25分前。会場内は異常な熱気に包まれ、折りたたみいすをびっしりと並べたフロアの中は空席はほとんど見当たらない。入口でビラ配り。急きょ思い立って持参した「原発なくても電気は大丈夫」のリーフにストッププルトニウムの全国署名と4/25(大熊町)4/26(東京)のチラシや「福島原発市民ニュース」をはさんだもの。新幹線の中で組み込んだ約80セットあまりはどんどんはけていく。早くから席取りをしていたのは動員された方々とおぼしく、開会まぎわに駆け付けてくるのは郡山市民のようだ。

●20分くらいで配布完了。それにしてもあの満席のどこへ80人は吸収されたのだろう。立ち見もほとんどない。?!もっとも開会前に会場から出ていった人が何人もいたっけ????開会時の発表は490人。入れない人は場外のモニターテレビの前。当日「アンケート」と称して休憩時間に集められた質問が105人分。ゲスト松岡理氏の「ありのままのプルトニウム」の話の後、東電からプルサーマルの意義と安全性についてそれぞれ説明。ここまでで予定の2時間は終わってしまった。再び休憩の圧質問への回答。ゲストを含む回答者4〜5人にそれぞれセカセカと回答を急がせる。

●郡山の女性たちと分担し、私も早速新しい情報をふまえてそれとなく打診する質問を出したが、いずれも肩すかし。だた、会場から質問も受けるという。これは予告にはなかった。次々と立つ質問者はほとんど郡山市民で、プルサーマル反対の立場だった。松岡氏がチェルノブイリ事故による発ガンの増加の科学的統計的事実はないと語ったことに対して、ちょうど市役所で広川隆一氏の写真展を開催中という女性が、「写真の子供たちは皆死んでいった」と異議申し立て。思わず拍手。何というタイミング!この週の月〜金開催中なのだ。もちろんパネルはご存じ、我が家におけるチェルノブイリ写真展事務局から貸し出したもの。この後土・日にヨークベニマルで、月・火(メーデー)は労組へ回すという強力女性パワー。

●7〜8人から会場質問を受けて、最後は「プルサーマル実施へ向けて決意を聞きたい」という激励の質問者で閉め。株主総会で見慣れた幕引きだ。「9時厳守」というきびしーい会場とかで9時終了。「説明しましたー。質問に答えましたー。とにかくやりましたー。」という疾風のごとき説明会でありました。理解が得られたどころか疑問をまき散らしたこと間違いなし。

●5日後福島市で国主催の公開討論会。1300人の聴衆のうち半数は開会1時間前に入ってしまったもよう。事前に募ったご意見は、当日冊子にして配られた。選ばれないのを承知で首都圏から送った4人の意見も載っている。だた意見提出者60人中当日発表者はたった4人(トップバッターが佐藤さん)

●なにを焦ったか準備期間もろくにおかず、国・東電が短期日至近地区で一方的に開催した2つの企画は終了した。論者たちの人選も決まらぬまま広報するというあきれた運営ぶり。しかし、こうして強行しようとするまさにその計画を眺めることのよって、私達は却って原発の末路まで見透かすことができるようになった。ことらはあわてることなく、じわじわとおいつめていけばいい。

●この日、午前中に、急きょ首都圏から知事へ申し入れを行い、原子力安全対策課へ異例の特ダネを伝えた。それは、これまで多くの人が指摘してきた「トイレなきマンション」の末路を実証するものだった。(中身は、5月30日の核のゴミキャンペーンにてのお楽しみー。)


インフォメーション

■ストップ!プルトニウム・キャンペーン13回運営委員会

 5月10日(日)午後1時30分〜午後3時30分 郡山市、郡山教組会館

■100万V送電線はいらない!地権者と東京電力との交渉

 5月13日(水)午後6時30分 いわき市平、JRいわき平荘

■核のゴミキャンペーン 『考えよう?使用済み燃料・核のゴミ』

 5月30日(土)午後1時30分〜午後7時 双葉郡富岡町文化センター

  宿泊:グリンフィールド富岡(1泊2食6000円)申し込み:048-478-9068

■使用済み核燃料・核のゴミを考える住民シンポジウム

 5月30日(土)午後6時30分 双葉郡富岡町文化センター 連絡先:0246-58-5570

■高圧線・電磁波問題福島住民ネットワーク98年総会

 5月30日(日)午前1時〜3時 郡山市、郡山教組会館 福島県住民ネットワーク

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