★原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★ アサツユ☆1999/1/10 第90号☆ |
■謹賀新年。今年もみんなでネットワーク、脱原発へ一歩前進の年に■
「原発増設イエス?ノー県民投票の会」準備会
●読者の皆さま、新年明けましておめでとうございます。1989年の福島第2原発3号機再循環ポンプ破損事故から10年がたち、私たちのネットワークも11年目を迎えています。今年もヨーロッパで加速する脱原子力の流れを見据え、アジアと日本で、原子力に頼らないしなやかな社会をめざして、市民の連帯を深めていきたいと思います。
●昨年11月、知事と立地町長は第1原発3号機でのプルトニウム利用に同意しました。県民の理解や同意を得ず、説明責任も果たさぬ県民不在のごり押しに、県民多数は裏切られた思いでした。また昨年は、使用済み燃料輸送容器データ改ざん事件で、原子力産業と行政の安全性無視、秘密主義、欺瞞性という根本問題が再び露呈しました。容器が福島で使われ、県民は原子力行政への不信を強めています。
●東電の次のねらいは第一原発7、8号機の増設です。環境アセツ報告が2年間棚ざらしになっていますが、国と東電は電調審上程の準備をしています。建設需要を求める建設業界と交付金をねらいの立地調の早期増設要求も強く、“慎重姿勢の知事”は「恒久的地域振興策や使用済み燃料の県外搬出」を求めています。しかし県民はこれ以上の原発増設を望んでいるでしょうか?決して望んではいません。地元が交付金や建設需要を望むなら、東電が首都圏で採用しているように、原発から天然ガス発電所に切り替えることです。
●今年は「原発県民投票条例」の直接請求運動の年です。住民発案による直接請求は、県民投票の実施によって県民の意志を明確にするものです。これにより、県知事の増設不同意を確約させる意味を持っています。これは国民主権の憲法が、代表民主制の原則だけでは万全といえないので住民投票性という直接民主制の制度として地方自治法74条で保障しています。
●直接請求の効果は直接的なので覚悟と配慮が必要です。著名獲得と全有権者の3割程度を目標にした県内全域にわたる運動展開をめざしていくことが大事です。昨年10月から4回の準備で、『目的は、原発の賛否ではなく増設の是非を問う県民投票条例の直接請求。』『運動と組織は、思想・信条・党派を超えて目的で一致するすべての県民の自主的連帯と開かれた結合による運動と対等平等な運動組織運営。』等を確認し、4月まで準備会活動、5月正式に会の発足、7月直接請求運動スタート、10月署名収集、年内請求というスケジュールをたてています。みんなで手をつなぎ、県民の意志を明確にし県政に反映させるため、県民投票を実現していきましょう。
●1月31日、郡山で「県民投票の会」準備会発足に、声を掛け合って参加しましょう。
「原発増設イエス?ノー県民投票の会準備会」発足総会1月31日(日)午後1時〜4時、郡山市、郡山労働福祉会館記念講演「住民投票と脱原子力の選択」長谷川公一(東北大教授) |
進むヨーロッパの脱原子力と日本〜ヨーロッパの脱原子力最新事情〜 マイケル・シュナイダーさんの講演から (1998年12月14日 いわき市民会館) |
1)最新の国際的な原子力発電の傾向
(西ヨーロッパ・アメリカを中心に)
原子力発電を利用しているのは世界中に200以上ある国の内たった31カ国であり、比率にするとわずか15%である。また、原子力の7割を占めているのはたった5カ国である。その5カ国はどこかというとアメリカ、フランス、日本、ドイツ、ロシアである。つまり、ほんの一握りの国が多くの原子炉を稼働させているというのが世界の原子力発電の実情である。
原子力の稼働開始は1970年代と1980年代に大きな波があった、1990年代になると世界中の原子炉のうちわずか4%が新たに稼働されたにすぎなく、新規稼働した原子炉より廃炉になった原子炉の数の方が多くなっている。1989年以降原子炉の数は減少している。
イタリア
1987年国民投票で脱原発を決定した。チェルノプイリ事故の時点(1986年)で原発を廃止していたのはイタリアだけである。火力発電が多くの部分をしているので、用意に分散型エネルギーに移行できている。
オランダ
一基の小さな原発が稼働されているが遅くとも2004年までに廃炉の予定。新たに原発を稼働する予定話。
フィンランド
4基の原発が稼働している。この10年間あと1基増設の計画はあったが、結局は建設されなかった。今後も増設の予定はない。
スイス
5基原発が稼働されているが、長い期間これ以上増設しないと言う凍結状態になっている。一時期もう1基増やすという計画があったが正式に撤回された。スイスでは原発反対の市民運動が活発なのでこれ以上増えることは考えられない。
ベルギー
7基の原発が稼働されている。西ヨーロッパではフランスに次いで原発による発電の比率が多い国である。
脱原発福島ネットワーク 99年新年交流合宿のお知らせ
もんじゅ事故、配管溶接データねつ造事件、東海再処理工場爆発事故・・・・。日本の原子力産業と行政が大きな転換期にある今日、わたしたちは昨年来、プルトニウム利用をやめさせようとみんなで力を合わせた1年でした。
脱原発の流れは、ドイツで脱原発政権が誕生しとどめようのない大きな流れです。日本でも原子力に頼らないエネルギーへの転換がいろいろな形で取り組まれています。21世紀に向かって、私たちの構想とネットワークを広げます。皆さまのご参加をお待ちしております。
●日時 :1999年1月9日(土)午後6時30分〜10日(日)正午
●場所 :双葉郡楢葉町、楢葉町サイクリングターミナル
●内容 :9日〜懇談会、10日〜身体ほぐし、だつげんプレーンストーミング。
●参加費:8000円(1泊2食付き)
●申込締切:12月28日
インフォメーション
■県民投票を実現する会第3回準備会
12月13日(日)午後12時〜
郡山市 郡山教組会館
■マイケルシュナイダー講演会
12月14日(月)午後6時30分
いわき市民会館
■100万V送電線 収用委員会6回審理
12月21日(月)午後1時〜
郡山市、ラフェーネ郡山
■脱原発福島ネットワーク99新年交流合宿
1月9日(土)午後6時半〜
楢葉町サイクリングターミナル