|
★市民みんなで考える!エネルギーの未来★ エネルギー政策市民検討会ニュース脱原発エネルギー政策への市民提言 ☆2002.4.6 第6号☆
世話人: 篠笥憲爾 米倉正裕 清野和彦 佐々木慶子 石丸小四郎 林加奈子 佐藤和良 |
地域をどう再生するか
ーー 原発と県・立地地域の今後 ーー
講師:長谷川公一氏(東北大学教授)
と き:4月21日(第三日曜日)13時30分〜16時
ところ:富岡町 リフレ富岡
(双葉郡富岡町夜の森北一丁目)
●あと3〜5年後、家庭用も含めて電力が完全自由化されることが決まった。消費者で
ある市民が自由に電力会社を選ぶ。市民が人と環境に優しいエネルギーを選択できる時
代が来る。原子力には、放射性廃棄物という負の遺産も残される…。はたして、原子力
は生き残れるのか?
●30年間、原発の盛衰とともにあった立地地域。産業・財政ともに電力への依存度が
高く、「電力会社が風を引けば大変なことになる」まさに「企業城下町」。いま、大き
なエネルギー転換の時代に、5年後10年後の立地地域はどうなるのか?
●県に提言する「市民検討会」の第6回は、「地域をどう再生するか」をテーマに、原
発と県・立地地域の今後を考えます。
第5回検討会結果の報告コーナー
第5回エネルギー政策市民検討会は、県内各地から20人あまりの市民が出席されて、
開催されました。
前回に続き参加者から、感想を含めた声が寄せられていますので、
紹介します。

伊達郡から出席された斎藤さんの声です。
斎藤です。
先週の内容またしても例のMLに載せたものです
福島の「エネルギー政策市民検討会」今月はその5回目で、
テーマは、「原発は老朽化に耐えられるか〜浜岡事故の教訓と福島原発〜」。
講師は、小村浩夫先生(静岡大学工学部教授)でした。
以下は、その内容です。
お話の大部分は、昨年11月浜岡原発1号機で起きた、配管破断事故の重大さと、電力会社
の対応の問題点についてでした。
配管破断事故は、間接的に老朽化と関連するものですが、その後見つかった放射能汚染水漏れは、
完全に老朽化の現れであり、廃炉にする以外、老朽化の対策が無いことを述べられました。
まず、配管破断事故についての要点。
この事故は、緊急炉心冷却装置(ECCS)の作動試験中に起こった。
蒸気配管が破裂した為、注水できず、本番であれば空焚きとなり、スリーマイル島の事故の様になり
かねない重大なことだ。
原因は水素爆発とされているが、はっきり判っていない。
原子炉内で水素が発生し、破断した部分に溜まることは、実験で確認した。
しかし、発火のメカニズムは、はっきりしない。
とりあえず結論付けられたのは、白金が触媒になって、発火したのでは、ということ。
このことは、実験で確認したが、破断部分から検出した白金濃度の100倍程度の白金を塗布して初め
て発火した。(圧力、温度は同じ条件を再現)それを結論として、破断事故を起こしたようなエルボ
配管部分に水素を放出できるように弁をつける対策をとることにした。
しかし、100倍の濃度で結論付けてしまっていることと、水素が溜まる可能性がある箇所は他にもあ
ること、溜まった水素を抜くタイミングについてなどに、問題がある。
ところで、何故、白金があったのかと言うお話。
老朽化でひび割れてきている溶接部分などに、白金と(多分)ロジウムの溶液を吹付けると効果があ
るという、方法がある。(ホントかよ、ですね)そのため、浜岡・福島・東海で、冷却水に入れてい
たことを、2月8日の原子力安全委員会で、報告されている。(勝手にやっていた)
しかし、浜岡1号機では、なぜか破断した部分のすぐ近くから入れている。そこは、目的のシュラウ
ドにはずいぶん遠い箇所である。(つまり、やった側でも半信半疑だったのでは?)
次に水漏れの件について。
配管破断事故の後の点検で、炉心制御棒ハウジングの溶接部分が応力腐食割れにより水漏れしている
ことが見つかった。電力側では、これからも使いたいので修理することにしているが、被爆覚悟の困
難な作業であり、老朽化した原発ではこれから頻繁に起こること。
本当の対策は、容器丸ごと交換する以外に対策は無いはず。つまり、廃炉ということ。
福島の原発も当初の寿命の30年をすぎてきているため、同じ事が言える。
以下は、私見です。
寿命が来ているのに、だましだまし使うと言うことは、一般的なことなら褒められることですが、
原発の場合はかなり危険を伴うこと。それが判っていながらやってしまうのは、原発の発電コストを
低く抑えたいため。それでなくとも、これから廃棄物処理で莫大な費用が掛かる原発を、他の発電方
法より安い、と偽っていくためには、原発を推進する人たちにとって当たり前のことなのでしょう。
大事故が身近で起こるまで、とりあえず今のやり方にしがみつくのでしょうか。後の世代に負の遺
産を残すだけなのに。
以上