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 LEDフラッシャーの製作

LEDフラッシャー 応用例
クリスマスのライトアップに!

LEDフラッシャー 表面

LEDフラッシャー 表面

LEDフラッシャー 裏面

LEDフラッシャー 裏面

LEDフラッシャー 内部

LEDフラッシャー 内部
 はじめに
 最初に左のビデオを見てください。
キレイでしょう! オジサンの傑作ですヨ!
Web上にLEDフラッシャーとして多くが公開されていますが、その大半が直線的に並べたLEDを流れるように点滅させているもので、ナイトライダーなんて言っているようですが・・・・。そこでこんなものを作ってみました。左のビデオはあくまでも一例であって、LEDの配置と点滅パターンを変更すればイロイロなものが作れます。

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 仕様
LEDフラッシャー 回路図

 回路図を見ればわかるように、8×8(=64)個のLEDをDuty1/8でダイナミック点灯させるだけで、特別なことはしていません。RS232CとI2CのEEPROMを付けることで、点滅パターンをパソコンで作成しEEPROMに書き込むように構成しました。こうすることでLEDの配置と点滅パターンを変更すればイロイロなものに応用できます。
RA2〜RA0に接続したスイッチ(回路図 RDIP SWITCH 3)は負論理のロータリースイッチ。このスイッチは電源ON時に1回入力し、EEPROM内の点滅パターン(8種)を選択します。点滅パターンは最大60ステップ。このスイッチで選択した一つのパターンを繰り返しますが、パターンをつないで最大60×8(=480)ステップを繰り返すことも出来ます。このポートは入出力で使用するため10Kと1Kでプルアップしていますが、74LS145のLow入力時の入力電流はMAX-0.4mAのため1Kが実力値で限界です。これ以上大きくするとPICがLowレベルを判断できなくなります。
PIC16F88はI2Cのスレーブモードしかありませんので、ソフトI2Cといったところです。http://www5b.biglobe.ne.jp/~kuma3/などを参考にI2Cのプログラムを作成しました。RS232Cはごく標準的な回路(19200BPS)、電源は回路図には電池も書いてありますが外部電源のみとしました。回路図に常時点灯(MAX64個)のLEDが書いてありますが、応用上点滅不要なLEDはこのように接続できるということで、必ずしもこのLEDが必要なわけではありません。左のビデオの例でいえば、白い十字架(?)が常時点灯LEDです。

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 製作
LEDフラッシャー 筺体
LEDフラッシャー パターン

 ケースはタカチのYM-130。PIC温湿度計と同様に筺体加工寸法図を縮尺印刷してケースに貼り付け、ケースの穴あけを行います。ケースの足も同様にネジ止めできるものを使用しました。LED用のコネクタはD-Sub25P セントロニクス仕様のプリンタケーブルを使いました。DCジャックはPICオシロスコープで使用したものと同じもので、地元のパーツ屋さんから購入したので、秋月などで販売している標準DCジャックと同じかどうかわかりません。三端子レギュレータには小さな放熱フィンが必要でしょう。基板左上の白いものがロータリースイッチで、手持ちのテキトーなものです。相変わらず、ケース内部の配線はあまりに汚くて、参考にしないほうが・・・

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 纏め
LEDフラッシャー ソースリスト
LEDフラッシャー HEXファイル
LEDフラッシャー パターン作成(EXCEL)
EXCELファイルは、必ず右クリックしてファイルを保存してください。
Web上で実行すると、EXCELが終了しないなどの不具合が生じます。


 上記リンクは、上から順にPIC16F88のソースリスト、Microchip MPLAB IDEのアセンブラでのHEXファイル、パターン作成用のEXCELのファイルです。
EXCELのシートにはMSComm32 ActiveX Control-Version6.0を貼り付けています。VB6環境が必要です。
下にEXCELシート上のボタン、設定値の仕様、使い方を示します。


夏になったら、打ち上げ花火を描いてみようかナと思っています。

書込み:PICに点滅パターンを送信しEEPROMに書込みます。書き込み先パターン番号はPat_No欄で指定。
読込み:PICから点滅パターンを読み止します。読み止し先パターン番号はPat_No欄で指定。
コピー:各シート(パターン0からパターン7)のデータをこのシートにコピーします。
Pat_No:Pat_No欄で指定したパターン番号をPICに送信し、このパターン番号の点滅を実行させます。
K_Cyc:1ステップの動作時間(K_Cyc欄)をPICに送信します。
クリア:このシートのデータを消去します。

Pat_No欄:パターン番号の指定
Next欄:次に続くパターン番号の指定。Pat_Noと同じ番号の場合は、Pat_Noのみ動作。
    異なる番号ならPat_No終了後、この欄で指定したパターンに移る。
Stp_Max欄:パターン番号内の実行ステップ数。点滅データが30ステップなら30を指定する。
K_Cyc欄:1ステップの動作時間

流付したEXCELファイルには、シート(パターン0からパターン7)にデモビデオのデータが入っています。

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