☆鉄兵伝説☆
子供の頃の話


小さい時はいろいろな事をやったなぁ!
トムソーヤに憧れて、崖っぷちに家らしきものを建てたりして近所のSくんと遊んだ(1つ年上の兄ちゃんと)
そのSくんは今思うと面白いことをやってくれた。

近所の家での出来事は、Sくんにとってはトラウマとなってしまったかもしれないことであったが、俺は笑ってしまった。

近所にすげぇでっかい犬がいて、なかなか人になつかない。
ある日、野球をやっているとボールが犬のいる所より奥にいってしまった。俺が取りに行こうとするとSくんが、「俺が取ってくるから」といって犬の前を通ろうとした。
すると、予想通り犬が吠えた。

犬がいる場所と壁との間は非常に狭く、タイミングを逃すと犬が襲ってくる。
Sくんは慎重に通ろうとしていた。
ダッシュの準備をしていたが、犬がずっとこちらを見ている。
なかなか、行けずにいるとSくんが名案?を出した。

「後ろ向きで行けば全然怖くないぞ!」と俺に言った。
Sくんは後ろ向きで犬の前を通ったとき、「ガブッ!」とSくんのお尻に噛みついた。

「イテェ〜!」と絶叫するSくん。なんとか犬を振り払い俺の所に戻って来た時には泣いていた。
そんな状況にも関わらず、俺は笑い堪えることができなくて笑ってしまった。
なんて男だろ、俺って!

スズメバチ襲来事件もすごかった。

家の近くには坂があり、その丁度中間地点にスズメバチが巣を作っていた。
子供の頃というのはなぜかこういうのは放っておけない。
Sくんと俺はスズメバチの巣を壊そうと計画を立てた。
計画を実行したのは、俺とSくんとSくんの友達Yくんであった。
俺は1番下っぱだったので、危ないということで坂の下で待っていた。坂の下からは現場を見る事ができた。
SくんとYくんは大きな石を持って現場へと向かった。
現場へ着くと、Sくんは巣めがけて石を投げ入れた。
その途端、Sくんは「あ〜!あ〜!」と大声を上げて走って来た。
もちろん、Yくんも一緒だった。
坂の下には道路が交差しており、一時停止しなければならないのに
SくんとYくんは止まらずに俺の前へ来たと思ったら、通り過ぎてしまった。通り過ぎた時Sくんは一言絶叫した。
「背中にハチ入った〜!」とどこまでも走り続けた。
俺は、「あ〜!あ〜!」の絶叫で笑ってしまい、笑いながら後を追った。Sくんは自分の家の庭にYくんといた。
SくんはTシャツを脱いでいた。
俺が行くとSくんは言った「これ見ろよ!」と死んだスズメバチを俺に見せた。「これが背中に入ったんだ、よかった刺されなくて!」とホッとした表情で言った。
俺は、どうしても「あ〜!あ〜!」の絶叫が忘れられず、顔を見る度に笑ってしまった。
今、この文章を書いているときも、思い出して笑ってしまった。
あの時の情景は、今でも鮮明に俺の中に残っている。
数日後、この場所でスズメバチに刺されて入院した人が出て、町の職員が退治したらしい。
Sくんと俺のスズメバチ撃退計画は失敗に終わった。
入院した人が出たと聞いた時は、「失敗だったか!」と思ったがよく考えると、あの石を投げた1撃で、スズメバチが怒りだしたのかも

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