☆鉄兵伝説☆
電話伝説2部作


Vol.1
嘘つき留守番電話
社会人になって2年目の秋。俺は大人げないことをしてしまった。
それは、派遣先での社員旅行へ参加するか否かの事で・・・。
その旅行は希望者が参加することになったいたのだが、ほとんど強制に近かった。
当時の俺はお金がないというのもあったが、とにかく参加したくなかった。
回覧が回ってくると「欠席」と記入した。
なんなく、「欠席できるのか〜」と思い胸をなでおろしていたが、そんなに甘くはなかった。
リーダーが、「何故、参加できないのか理由を言え!」とやって来た。
俺はとっさに「じいさんの法事です。」などと見え見えの嘘をついてしまった。
するとリーダーは、「お前が出なくても法事はできる」と言ってきた。
当然、俺なんか法事に出なくても何も変わらない。これではまずいと思い、とてつもない事を言ってしまった。
「法事の司会をやらなければならないので、参加できません」と一言。
リーダーは、まったく信じていなかったのだが、呆れて「わかった」と言ってくれた。
こうして、社員旅行の参加は逃れた。
社員旅行当日、俺は一日中家にいた。
その夜、1本の電話がなった。
「はい、○○です。」といった瞬間。
電話の向こうから「なんだ、いるじゃねぇか!」という声がした。
社員旅行の旅行先からの電話だった。
俺は必死に「只今、外出しております。」と留守番電話の真似をした。
−やばい、留守番電話の最後になる "ピー"はどうしよう−
「ご用のある方は・・・」のあたりで電話は切れた。
助かった!と自分の演技力に惚れ惚れし余韻に浸っていて1時間後。
また、電話が来た。
先程の事は、まったく忘れていて。
普通に電話に出た。何も話さないので、「もしもし!」と言ってしまった。
「いやがったなぁ、この野郎!」と電話の向こうから声がした。
その瞬間、俺の努力は無情にも消えた。
リーダーが一言「月曜日覚えてろよ!」と捨てぜりふをはいた。
他のみんなは、”同情の心”なのかみんなやさしく電話で話してくれたが、リーダーが後ろの方で、「電話代もったいねぇから早く切れ」と怒鳴った。
このとき、「月曜日死ぬかも」と思った。
月曜日、会社に行くと全員が恐ろしく見えた。
昼休みに俺はリーダーに呼び出された。
いよいよか!と覚悟をして向かったが、リーダーは俺にこう言った。
「マックシェーク、買って来てくれ!土曜日の事はまぁいい!」と言ってくれた。
俺は、ダッシュしてマックシェークを買いに行った。
こうして俺の罪は、マックシェーク1つで許された。

vol.2 恐怖の電話
この話はちょっと怖い話です。
一人暮らしをしていた時のこと。
俺は、朝4時ちょうどに電話で起こされた。
「ふざけんなよ!何時だと思ってるんだ」と思ったが
この時間に来る電話は、悪い知らせとかあるので急いで出た。
電話にでると「もしもし」とばあさんの声だった。
「この声は身内ではないな」とすぐに思って。
どこかのばあさんが早起きして間違ってかけたのか!などと思って俺の方も「もしもし!」と怒り口調で話した。
すると、相手は「もしもし、もしもし」と何度も繰り返す
俺も「もしもし、なんですか」と答えた。
よく聞くとばあさんではなく、子供(3〜5歳くらい)の声であった。
その子どもは、俺の答えを全く無視し、「もしもし」と繰り返す。
俺は「はい、なんですか!」というと、その子供は後ろにいる女の子(3歳〜5歳)にこう言った。
「何も話さないよ!、どうする?」などと話している。
俺は頭に来て考えた。プッシュホンを押し、(ピッ)という音で逆探をしていると思わせ、こらしめるかと思ったが、
変なことを考えてしまった。(こういうのは頭の回転が異常に早い?)
俺が逆探に成功したから今からそっちへいくぞ!などと言って、もし、相手が幽霊で向かいに行くぞ!
と言われたら、俺、あの世に連れていかれるのかなぁ!と変なふうにとらえ言えなかった。
そんな中、子供は後ろにいる女の子に「どうする?」などと話をしていた。
女の子が「切っちゃえ!」と言った後、子供の声が急に太い声に変わり
「何かしゃべれよお前!」と言って電話を切られた。

(謎)
・子供があの時間にあんなに元気な声が出せるのはおかしい。
・間違いなく子供だったのに、切る間際の声は大人っぽい声であった。
 大人だとしても、あの時間にはっきりした声は出しずらい。
・確かに、電話で子供の声を聞くと、ばあさんのような声で聞こえるかも しかし、最後の声は「ぞくっ!とした」
・これは本当の話である。(それも、4:00ピッタリの電話)

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