日本野鳥の会 郡山支部

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調査・研究

カッコウ調査

郡山市の鳥「カッコウ」の、郡山市内生息数調査を日本野鳥の会郡山支部では1994年から、市民のみなさんと共に実施しています。

その趣旨は、
郡山市の鳥がカッコウであることに因み、小・中・高等学校の児童生徒および一般市民の協力を得てカッコウ調査を行うことにより、野鳥愛護と自然保護の啓蒙を資すること。

市の鳥には指定されたが、おおよそ何羽いるかの質問に適切に応えられなかったことが取り組みのきっかけでした。以降、調査方法・調査者・結果の検討など絶えず試行錯誤しながら今日に至っています。

併せて、
仮親の生息状況・生息環境の調査・カッコウの生態調査なども支部調査研究部が中心となって実施しています。

2019年度カッコウ調査報告書
2018年度カッコウ調査報告書
2017年度カッコウ調査報告書
2016年度カッコウ調査報告書
2015年度カッコウ調査報告書
2010年度カッコウ調査報告書
2009年度カッコウ調査報告書
2008年度カッコウ調査報告書



郡山市の鳥 「カッコウ」について

最近テレビでカッコウの雛が、巣内の卵や雛を巣外に出す様子を放映されることがあるため、『何故市の鳥か?』との声がきかれます。
故・大庭虔作 副支部長が、昭和49年に決定に至った経緯を思い出し、支部報 Vol7 1994/9/20発行 に記載した内容を掲載しました。


郡山市は、昭和49年、市制50周年を記念して、市の木、市の鳥、市の花を制定することにしました。
 
その選定は市民から公募をする一方、市の鳥について当時日本野鳥の会福島県支部長であった湯浅恭一先生に諮問がありました。
その時、候補として答申したのは、カッコウ・シジュウカラ・カワラヒワでした。
 
托卵について市議会の問題となったため、先生は、『カッコウがオオヨシキリやホオジロ、モズなどの巣に卵を托卵することは本能である。
私たちに何故、鳥や魚を食うのかと聞かれても明確に返答出来ないでしょう。私達が夫婦仲が良いと思っているオシドリが、一夫多妻であったり、ツバメのペアーが毎年同じでは無く、その60%が前年と違うペアーであったり、何故鳥は渡りをするのか、また間違いなく同じところに帰ってくるのかなど、鳥の世界の不思議は沢山あるんです。カッコウの托卵もその一つです。本能を人間の常識で律することは出来ないんです。』と返答した。
 
また、
1.多くの市民、世界中の人が知っている。
2.希望に輝く、新緑を連想させる。
3.郡山市に多く生息する。
4.サクラケムシ、マツケムシを食する。
 
ことと合わせて、市の鳥と決定しました。

「シギ・チドリ」調査報告

2005年から会員有志により実施されてきた「モニタリング1000 シギ・チドリ類調査」を、2010年から会の活動として実施する事となりました。
この調査は環境省が行っている調査で、全国の干潟や水田などの内陸性湿地で4~5月、8~9月、12~2月に実施されています。


 春と秋、郡山周辺の水田にはムナグロやキアシシギを主とするシギ・チドリ類が羽を休めます。
彼らは東南アジアからオーストラリア周辺などで冬を過ごし、夏は北極のツンドラ地帯などで繁殖する為に長い渡りをします。種によっては1万キロ以上もの距離を渡るともいわれています。
そのシギ・チドリ類達にとって福島県中部の水田地帯は渡り途中の休息地の1つとなっています。

●調査結果 
 注:調査地名は22年度まで「郡山市カルチャーパーク周辺」 23年度より「福島県中部水田地帯」に変更しました。
 
 平成29年度業務  シギ・チドリ類調査冬期調査報告(2016‐2017) [1.7MB] 
 平成28年度業務  シギ・チドリ類調査秋期調査報告(2016) [2.5MB] 
 平成28年度業務  シギ・チドリ類調査春期調査報告(2016) [2.6MB] 
 平成28年度業務  シギ・チドリ類調査冬期調査報告(2015-16) [3.8MB] 
 平成28年度業務  シギ・チドリ類調査データ総括報告書(2015年度) [4.9MB] 
 平成27年度業務  シギ・チドリ類調査データ総括報告書(2014年度) [5.1MB] 
 シギ・チドリ類調査 第2期とりまとめ報告書 [32.2MB] 
 シギ・チドリ類調査第1期取りまとめ報告書(付表) [94.0MB]  
 シギ・チドリ類調査第1期取りまとめ報告書
 [11.5MB]